人々が心に抱くモノ:立体駐車場と同じく、世界有数の人口密度をもつ日本の都市部で自動車を使う人には馴染みのある駐車場。2000年代に急速に普及が進み、それ以前は駐車場のある施設か事前に確認して出かけるか、駐車違反の切符覚悟で路上駐車するのが当たり前だった都市部のユーザー意識・道路環境を一変させた。 つづきを読む
「バブル期」には地上げ屋の暴れた跡を連想させるモノだったが、普及が進んだ「失われた10年」以降は繁華街には必ず見つかる便利なモノとして、都会の自動車ユーザーの常識となった。 自販機と同じく、発券機・精算機の機能(領収書の発行ができ、クレジットカードが使用できるものもある)、街角のいたるところに散見され、壊れているものがまずないことに「日本のモノづくり・サービス」が表れているし、その在りように「治安の良さ」を感じる海外からの観光客も多い。
概要:駐車スペースの不足が恒常化した日本の都市部に普及した、1台の駐車スペースを100円単位で使う駐車場で、24時間365日、無人で営業している。地面に埋め込まれたフラップ板等を用いたロック方式と敷地の出入口に発券機・精算機があるゲート方式の2つに大別される。