事業領域:電動車椅子
ヤマハ発動機のランドモビリティ:電動車椅子をご紹介します。

製品プロフィール
障がいのある人や高齢者の移動をサポートする車椅子は、手動式と電動式の2つに大別されます。当社では、手動式の軽さや機動性を、電動式ならではの利便性で補う電動ユニットを製造・販売しています。電動ユニットには、手動車椅子を電動化する「車椅子用電動ユニット」と電動アシストの力で車椅子の操作をラクにする「車椅子用電動アシストユニット」があります。
<電動タイプ>
折り畳めて持ち運びが便利であるなど、手動車椅子のメリットをそのままに、手動車椅子を電動化します。ジョイスティックレバーを採用した操作部、モーターやクラッチ機構を内蔵したホイール、小型軽量バッテリーから構成されています。
いろいろな種類の車椅子に取り付け可能で、ジョイスティック1本の簡単操作でなめらかに走行できます。

車椅子用電動ユニット「JWX-1PLUS+」と取り付けイメージ
<アシストタイプ>
手動車椅子のハンドリムを漕ぐ力を電気の力で補助します。仕組みは、電動アシスト自転車PASに使われている「パワー・アシスト・システム」を応用したものです。軸部にモーター等を内蔵した車輪と、ハンドリム型のトルクセンサー、小型軽量バッテリーから構成されています。
横に傾斜している道でも真っ直ぐに走行可能な「片流れ制御」や、ひと漕ぎあたりのアシスト走行距離をより長く、あるいはより短く調整できる「アシスト距離制御」などの機能を搭載。専用ソフト「JW Smart Tune(ジェイダブリュ スマート チューン)」で使用者の身体の状態や使用環境に合わせて設定可能です。また手動車椅子と同じ操作を行うので、残存機能の活用に役立つと評価されています。

車椅子用電動アシストユニット「JWX-2」と取り付けイメージ
事業の歩み
健康・福祉分野への貢献や高齢化社会対応への一環として、当社独自の制御技術や駆動技術などを応用し、手動車椅子を電動化するユニットを1995年に地域限定で販売開始しました(全国発売は1996年)。
以来、独自の高度な制御技術や駆動技術などを応用し、使用者の快適性・利便性に加え、介助者の負担軽減などを追求した電動車椅子製品を提供しています。
市場の現況
主に障がいのある人が補装具の認定品として使用するケースと、高齢者が介護保険制度を使ってレンタル利用するケースがあります。
主な生産拠点
名称 | 所在地 |
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ヤマハ発動機(株) 本社工場 | 静岡県磐田市 |
事業領域