事業領域:二輪車
ヤマハ発動機のランドモビリティ:二輪車をご紹介します。
製品プロフィール
二輪車は実用的なコミューティングの手段として、また趣味やスポーツのパートナーとして幅広く世界の人々に親しまれています。主に通勤・通学や買い物、業務など日常の移動手段として使用される「スクーター」、市街地走行から郊外のツーリングまで幅広い用途に応える「モーターサイクル」、さらには競技専用の「コンペティションモデル」など、当社では多彩な製品をラインアップしてさまざまなニーズに応えています。
事業の歩み
当社創立の母体である日本楽器製造株式会社(現・ヤマハ株式会社)では、第2次世界大戦中、楽器製造の技術を応用して航空機用のプロペラを生産していました。戦後、それらの工作機械の平和利用を模索・検討し、複数の候補の中から二輪車事業への参入を決断しました。当時、日本には約200社もの二輪車メーカーが林立し、当社はその最後発でしたが、第1号製品「YA-1」(1955年)が国内最大級のレースで連勝を飾ったことで、その性能や品質の高さを販売網やモーターサイクルファンに強くアピールしました。また、1958年のメキシコを足掛かりに海外市場にも進出。「世界で通用しないものは商品ではない」という創業者の言葉を具現化するように、次々に各国の市場にお客様を拡げていきました。
市場の現況
日本
日本市場では、付加価値の高い趣味財のスポーツモデルから実用のスクーターまでカテゴリーは幅広く、また、オートマチック(AT)車に限定した運転免許があることが特徴です。近年は趣味性の高い大型車と、実用性の高い125ccクラスのスクーターが人気を高めています。
日本の二輪車の種類と運転免許等の関係
| 排気量区分 | ~50cc以下 | 50cc超~125cc以下 | 125cc超~250cc以下 | 250cc超~400cc以下 | 400cc超~ | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 最大出力 4.0kW以下 |
||||||
| 道路交通法の車種区分 | 原動機付自転車 | 普通自動二輪車 | 大型自動二輪車 | |||
| 道路運送車両法の車種区分 | 原付1種 | 原付2種 | 軽二輪自動車 | 小型二輪自動車 | ||
| 運転免許 | 原付免許 | 小型限定免許 | 普通二輪免許 | 大型二輪免許 | ||
| 一般道最高速度 | 30km/h | 60km/h(生活道路では30km/h) | ||||
| 法定乗車人数 | 1人 | 2人(後部座席のないものを除く) | ||||
| 高速道路走行 | 禁止 | 可能 | ||||
| 二段階右折 | 義務あり | 原則禁止 | ||||
| 第一通行帯通行義務 | 義務あり | 義務なし | ||||
| 車検 | 制度なし | 必要 | ||||
欧州
モーターサイクル発祥の地・欧州には、人々の暮らしに二輪車文化が深く根ざしています。市街地での近距離移動はもちろん、時には国境をまたぐようなダイナミックなツーリング、さらにはサーキット等でのスポーツ走行まで、趣味の対象として年齢・性別を問わず幅広い層に親しまれています。モータースポーツが盛んな地域でもあり、二輪車レースの最高峰MotoGPシリーズの約半数は欧州各国で開催されています。
北米
趣味やレジャーの対象として二輪車が親しまれています。長距離の走行に適したツアラーや、未舗装路や山間地、砂漠などの走行を楽しむためのオフロードモデルの需要が高く、モータースポーツも盛んです。
アセアン地域
通勤・通学や生活や業務における重要な移動手段として、二輪車が交通インフラの一部を担っています。需要の中心は実用性の高い125cc前後の二輪車ですが、近年、趣味性の高いスポーツモデルの需要も増加しています。当社はこの市場にいち早くオートマチック(AT)モデルを導入するなど、先進的かつスポーティなブランドイメージを築いています。
インド
インドは世界最大の二輪車市場です。近年はスクーターの伸長が著しく、全体の約3分の1を占めています。インドのモータリゼーションは拡大発展期に入り、都市部の若年層を中心に高い支持を得ている当社では、スポーツモデルの販売にも注力しています。
電動化への取り組み
EV二輪「Passol(パッソル)」(2002年)の発売以来、電動コミューターのパイオニアとしてさまざまな製品を市場に送り出し、同時にEVの普及活動を推進しています。欧州ではバッテリー着脱式スクーター「NEO’S(ネオス)」を発売。台湾ではGogoroエナジーネットワーク社のバッテリー交換ステーションを利用できる「EC-05」および「EMF」を発売、また、「AEROX E(アエロックスイー)」と、インドのRiver Mobility Private Limited社との協業による電動スクーター「EC-06(イーシー ゼロシックス)」の2モデルを、2025年11月にインドで発表するなど、各地域の最適なEVの在り方を想定しながら全方位の開発を進めています。
主な生産拠点
| 国/地域名 | 名称 | |
|---|---|---|
| 日本 | ヤマハ発動機(株) 磐田本社工場 | |
| フランス | Yamaha Motor Manufacturing Europe S.A.S. | |
| アジア | インドネシア | PT. Yamaha Indonesia Motor Manufacturing |
| タイ | Thai Yamaha Motor Co., Ltd. | |
| ベトナム | Yamaha Motor Vietnam Co., Ltd. | |
| フィリピン | Yamaha Motor Philippines, Inc. | |
| マレーシア | Hong Leong Yamaha Motor Sdn.Bhd. | |
| 台湾 | Yamaha Motor Taiwan Co., Ltd. | |
| 中国 | Chongqing Jianshe Yamaha Motor Co., Ltd. | |
| Zhuzhou CF Yamaha Motor Co., Ltd. | ||
| インド | India Yamaha Motor Pvt. Ltd. | |
| パキスタン | Yamaha Motor Pakistan Private Ltd. | |
| 中南米 | ブラジル | Yamaha Motor da Amazonia Ltda. |
| メキシコ | Yamaha Motor de Mexico, S.A. de C.V. | |
| コロンビア | Industria Colombiana de Motocicletas Yamaha S.A. | |
| アルゼンチン | Yamaha Motor Argentina S.A. | |
| ナイジェリア | CFAO Yamaha Motor Nigeria Ltd. | |
事業領域