事業領域:ゴルフカー
ヤマハ発動機のその他:ゴルフカーをご紹介します。

製品プロフィール
近年のゴルフ場では、省力化・セルフ化・キャディーの負担軽減、そして円滑なプレーを可能にする乗用タイプのゴルフカーが主流になっています。市場や顧客(ゴルフ場)のニーズにより、乗車定員(2名/5名)、動力(エンジン/電動モーター)、運転方式(電磁誘導/マニュアル)などが異なった仕様があります。
事業の歩み
日本楽器製造(現在のヤマハ株式会社)が運営するリゾート施設で使用するためのランドカー開発に1972年に着手したことが発端となってゴルフカーの開発に取り組み、1975年に最初の製品「YG292」を発売しています。その後、事業拡大に伴い、国内の生産工場に加えて1988年には米国で、2015年にはタイで生産を開始し、累計生産台数は100万台を超えています。
当社や市場の現況
国内ではキャディーも乗車可能な5人乗りモデル、セルフプレーが主流なアメリカでは2人乗りモデルがメインとなっています。また、1996年には地中に埋めた電線を車体のセンサーが感知することで自動走行し、リモコン操作も可能な電磁誘導モデル を導入、2000年には環境負荷が少なく静粛性も高い電動モデル、2018年には走路記憶型の運転支援システムを搭載したシリーズを導入するなど、よりお客様に高い価値を提供するための進化を続けています。
自動運転レベル4への取り組み
2014年には日本でランドカーの公道走行が認められるなど、グリーンスローモビリティ(GSM)※を利活用しようという気運が官公庁や自治体などで高まっています。
1996年に電磁誘導式自動走行ゴルフカーを実用化するなど、以前から自動運転の開発に向けた素地がある当社では、ランドカーをベースとした低速自動車両の開発に積極的に取り組んでいます。現在、日本の各地で地域の交通課題の解決に寄与する移動手段として実証実験が進められるなど自動運転の社会実装に向けた政府の取り組みが強化されており、当社もその活動に積極的に参画し、公道での自動運転レベル4実現に寄与しています。
※ グリーンスローモビリティ(GSM) 時速20km未満で公道を走行する4人乗り以上の電動モビリティ。国土交通省や環境省が、利便性の高い周遊手段や高齢者の移動手段の確保として普及を推進。
主な生産拠点
名称 | 所在地 |
---|---|
ヤマハモーターパワープロダクツ(株) | 静岡県掛川市 |
Yamaha Motor Manufacturing Corporation of America(YMMC) | 米国 ジョージア州 |
Thai Yamaha Motor Co., Ltd | タイ バンコク |
地域別内訳(当社調べ)
企業情報