事業領域:産業用無人航空機
ヤマハ発動機のロボティクス:産業用無人航空機をご紹介します。
製品プロフィール
産業用無人ヘリコプターは、薬剤散布など主に農業分野で活躍する製品です。就農人口の減少や高齢化が課題とされる農業の省力化・効率化に貢献してきました。2019年に、より小規模なエリアで機動力を発揮する産業用マルチローター(ドローン)「YMR-08」を発売、2020年には自動航行が可能な「YMR-08AP」を発売しました。
2023年には、新型散布専用アプリケーション(agFMS-II)を搭載した2モデルを発売、ユーザーニーズとして要望の高い自動航行の標準化を 目指します。
また、産業用無人ヘリコプターには障害物検知を搭載し安全機能の取組みも強化しています。産業用無人航空機は今や観測や運搬など衛星通信自動航行システムにより様々な分野で活用されています。
<農業分野>
自治体や全農・経済連・農業協同組合・防除組織・農業生産者などが主なユーザーで、薬剤散布が主な用途となっています。
農業用無人ヘリコプターは作業の効率化による労働負荷軽減と生産性向上に貢献しています。
<ソリューション分野>
衛星通信を用いた遠隔操作や、周辺機器との組み合わせにより、送電線の点検・物資の運搬・森林の計測・警備や防災のための観測および調査など、さまざまなソリューションを提供しています。
事業の歩み
1980年代のはじめに、農地への薬剤散布を簡単に行える無人ヘリコプターの開発を政府団体から委託されたことが発端となっ
て、1987年に世界初となる産業用無人ヘリコプター「R-50」を実用化、1989年に本格的な販売を開始しました。
以来、リーディングカンパニーとして、日本国内では農業の近代化への貢献や測量・観測業務の拡大をはかるとともに、近年は海外における農業市場での利用推進にも努めています。
主な生産拠点
名称 | 所在地 |
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ヤマハ発動機(株)袋井工場 | 静岡県袋井市 |
事業領域