技術賞受賞履歴
ヤマハ発動機の技術ストーリーをご紹介します。
IBEX/ IMTEC Innovation Award
米国の国際マリントレードショー(IBEX/ IMTEC)において、「既存の製品に比べて革新的であること」「マリン業界、および消費者に恩恵をもたらす製品であること」「実用的であること」「費用効率が高いこと」が認められた製品に授与される。
2020 IBEX Innovation Award
- 受賞対象
- Helm Master EX
- 離着岸などで必要となる、横へのスライド、前後・左右・斜め方向への移動、360度回転などを、直感的な操作が可能なジョイスティックによってサポートする操船制御システム。初の自社開発によるオートパイロット機能や完全電動ステアリングを採用。
- 受賞対象
- Phase Angle Control Charging System(高出力オルタネーターシステム)
- ジャイロスタビライザー、空調や音響システム、コンソール周辺の電子機器などを、発電機なしでも使用可能にする、アイドリング状態においても最大96アンペア(1機あたり・ネット値)の電力を供給する船外機用の高出力オルタネーターシステム。
2018 IBEX Innovation Award
- 受賞対象
- F425A
- 4ストロークでは初となる、燃料を高圧、かつ高精度に各燃焼室に直接噴霧する「ダイレクトフューエルインジェクション」とケーブルや油圧装置を廃した「内蔵型電動ステアリング」を採用した排気量5,559cm3・V型8気筒・425馬力の船外機。
2017 IBEX Innovation Award
- 受賞対象
- F25G
- 当社既存モデルとの比較で約20kgの重量減、4ストロークとしては25馬力クラス最高レベルの軽量化を達成、バッテリーレス燃料噴射の採用で卓越した始動性も実現した排気量432cm³・直列2気筒の船外機。
2013 IBEX Innovation Award
- 受賞対象
- F200 および VF150 VMAX SHO
- F200
クラス最軽量(*2013年2月時点)を達成し、米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2008年度規制値における最高基準値もクリアした排気量2,785cm³・直列4気筒・200馬力の4ストローク船外機。 - VF150 VMAX SHO
4バルブ・DOHC・VCT(可変式カムシャフトタイミング)・電子制御燃料噴射などを採用し、2ストロークに匹敵する最高速度・加速性能と軽量設計を実現した排気量2,785cm³・直列4気筒・150馬力の4ストローク船外機。
- 受賞対象
- VF250 VMAX SHO
- 溶射技術の投入によって軽量化と耐熱・耐摩耗性を高める大口径スリーブレスシリンダーを船外機として初めて採用した、排気量4,169cm³・V型6気筒・250馬力の4ストローク船外機。
2007 IBEX Innovation Award
- 受賞対象
- F350
- 市販船外機で初となるV型8気筒を採用、世界最大(*2007年2月時点)となる排気量5,330cm³をもち、最高出力は350psを発揮した4ストローク船外機。複数搭載(3基まで)時にエンジン回転数を同調させるシンクロ機構なども採用。
2005 IBEX Innovation Award
- 受賞対象
- マルチファンクション・ティラーハンドル
- スターターキー、エンジンストップスイッチ、PTT(パワートリム・チルト)スイッチ、操作性に優れたスロットルグリップやシフトレバー、警告ランプを装備した、船外機用の多機能ハンドル。
- 受賞対象
- HPDI(High Pressure Direct Injection:高圧筒内直接噴射)
- 従来の直噴(20気圧程度)に比べて、50気圧という高圧での噴射を可能にした船外機用燃料噴射システム。より微粒子化された燃料噴射を可能にすることで燃焼効率の向上(低燃費と排ガス浄化)を実現した。
1992 IMTEC Innovation Award
- 受賞対象
- Hydra Drive
- 油圧式クラッチの採用などによって、画期的に滑らかなギア・シフト操作を実現したスターンドライブ(船内外機)用のドライブユニット。