ヤマハ4ストローク船外機「F350A」 米国舟艇工業会のイノベーションアワードを受賞
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2007年11月6日発表 |
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ヤマハ発動機株式会社の4ストローク船外機「F350A」(国内未発売)が、2007年10月10日から12日にかけて米国フロリダ州マイアミビーチで開催された国際マリントレードショー「The International Boat Builders’Exhibition & Conference(IBEX2007)」において、米国舟艇工業会(NMMA: National Marine Manufacturers Association)の「イノベーションアワード」を受賞しました。 |
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「F350A」は市販船外機としては初めてV型8気筒エンジンを採用。5,330cm3の排気量から最高出力 257.4kW(350ps)を発揮する世界最大の船外機として2007年2月に発表、同年7月からアメリカで発売されています。 |
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ヤマハ4ストローク船外機「F350A」 |
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4ストローク船外機「F350A」について |
「F350A」は船外機としては初めてのV型8気筒エンジンを採用。5,330cm3の排気量から最高出力257.4kW(350ps)を発揮する世界最大の船外機です。
排気干渉を抑え出力を向上する「インバンク排気別体サージタンク付マニホールド」、低中速域のトルク性能を大幅に向上させる「可変バルブタイミング機構」、イオンの発生を検知し、燃焼状況を適正に保つ「イオン燃焼センサー」などの独自技術を投入。卓越したパワーとトルクを発揮するほか、優れた耐久性、信頼性を実現しています。
また、新開発の「電子リモコン」のほか、アイドリング回転数を調整可能な「トローリング調整機構」、複数(3基まで)の船外機のエンジン回転数を同調させる「シンクロ機構」、モーターウェルの形状に合わせ、チルトアップの角度を任意に設定できる「チルトリミッター」などを採用し、操作性を大幅に向上しています。
さらに、環境対応の面では、世界で最も厳しいと言われている米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2008年度規制における最高基準値(スリースター)をクリアしています。 |
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この度の受賞は、「F350A」がこれら技術の先進性、高性能、環境性能を兼ね備えた船外機であることはもちろん、大型オフショアボートのパワーユニットとして、船外機の新たな領域を開拓する当社の取り組みが、マリン先進国アメリカで高く評価されたものと考えています。 |
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NMMAイノベーションアワードについて |
NMMAのイノベーションアワードは、NMMAが毎年開催している国際マリントレードショーにおいて審査、発表されているもの。今年は79の新製品がイノベーションアワードにエントリーし、「船舶製造技術/素材部門」「メカニカルシステム部門」「船内機部門」「船外機部門」「環境部門」など9部門において合計10製品が受賞しました。
審査は専門知識に秀でたボーティングライターズインターナショナル(BWI)のメンバーから選出された審査員によって厳選されるもの。審査基準は「既存の製品に比べて革新的であること」「マリン業界、および消費者に恩恵をもたらす製品であること」「費用効率が高いこと」「受賞から60日以内に消費者が入手可能であること」などとなっています。 |
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