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「個」と「社会」へ両立する研究開発

2001年 企画展 Vol. 1

2001 企画展 Vol.1
「個」と「社会」へ両立する研究開発

開催期間:2001年2月10日・24日 3月10日


姿勢制御技術の世界 もうひとつの動力物語
現在のモビリティーのエンジンや車両コントロールでは制御技術は必須の要素です。とりわけ不安定さを楽しむような製品の多いヤマハ発動機の製品群では姿勢制御の技術は重要です。古典制御から現代制御へ制御理論も発達し、またコンピュータの発達によりファジー制御に代表される新しい考え方の制御も使われるようになり制御技術は大きく進化しています。かつては複雑で高価だったシステムもチップの進化によりシンプルで安価なものでもコントロールできるようになっています。また限定的であれば人間の能力を超えた制御もできるようになっています。今後「安全」、「Fun To Ride」、「公共交通」への応用などに大きな夢がふくらみます。

制御の基礎問題
倒立振子(しんし)。3段式まで立たせることができる

電磁力で鉄の玉を浮かせる
摩擦のない保持方式

自立式自転車
重心/慣性力コントロールにより静止状態でも立つ

レスキューロボット
制御技術と若者たちの工夫の融合

展示協力/ 長岡技術科学大/福井大学工学部
川谷研究室
「環境によりやさしい」といわれる電気自動車ですが、現実にはなかなか普及していません。価格も高く、航続距離も短く、充電に時間がかかるなど欠点も多いためです。エネルギという視点で見たときには「ガソリン」は想像以上に高密度で、扱いやすく、「電気」が見劣りしてしまうのです。
でも、「電気」はその優しさが人間相手にはぴったりマッチ。大きな車には難しくても、小さな人間サイズの移動具には大きな可能性があります。小さな移動は、「もう一つの動力で」それがヤマハの提案です。

電池の進歩とガソリンとの比較
急速にエネルギ密度は上がっているが、ガソリンには遠く及ばない

車体重量とバッテリーサイズ比較
重い車は大きな電池が必要。軽い車なら小さい電池

キャパシタ
エネルギ密度は低いが急速充放電が可能。電池との組み合わせ有効

フライホイール
大きいと安全性確保が難しいが小さい車両には可能性あり

燃料電池
各社で研究進む。コストダウンと小型化の技術競争

電動車の周辺技術
ヤマハは電動車と相性がよい技術を保有

展示協力/ (フライホイール)雪ヶ谷研究

軽量材料の飛躍 広がる高分子材料世界 小さく安くなったフューエルインジェクタ フューエルインジェクタ急速に進化する触媒技術 姿勢制御技術の世界
もうひとつの動力物語 情報技術の応用 バイクサウンドの秘密 視覚情報としての立体視 ヒトと機械とのコミュニケーション技術
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