事業概況:二輪車事業 - アニュアルレポート2016
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事業概況
二輪車事業
ヤマハらしいモノ創りで、「個性ある新商品」をお届けしていきます。
取締役 常務執行役員 MC事業本部長渡部 克明
売上高と営業利益
(億円)(億円)
事業環境と中期経営計画における重点取り組み分野
二輪車事業では、アセアン、インド、ブラジル・中国、先進国を重点地域と位置づけています。各市場における経済状況や需要の変化は早くなっているため、市場の変化をいち早く察知し、よりスピード感のある対応や開発が求められるようになってきています。
中期経営計画においては、商品開発の効率化、コストダウンなどを推進することで、安定的な収益を確保する事業体質づくりに取り組んでいます。商品開発においては、プラットフォームモデルを展開することにより、エンジン・車体数の集約とモデルのラインナップ拡大を同時に実現し、お客さまの多様化するニーズに対して“早く”“安く”“旬の”「個性ある新商品」をお届けしていきます。コストダウンにおいては、プラットフォームモデルの推進によるコストダウンに加えて、調達・製造・物流のコストダウンをさらに追求していきます。
2016年実績 | 2017年予想 | |
---|---|---|
売上高 | 9,301億円 | 10,200億円 |
営業利益 | 360億円 | 480億円 |
2016年 世界の総需要
(当社調べ)
2016年 当社出荷台数
2016年の活動実績の評価
2016年の販売台数は、インド、ベトナム、フィリピンなどで増加、先進国では前年並み、インドネシア、中国、ブラジルなどで減少しました。売上高は、為替影響を受けて9,301億円(前期比1,024億円・9.9%減少)となりました。営業利益は、新興国では高価格商品の販売増加やコストダウンの効果により増益となったものの、先進国での為替影響を受けて360億円(同32億円・8.1%減少)となりました。
長期的な成長に向けて
2017年は、成長市場であるインドでの積極的な販売拡大や、アセアンにおけるさらなる収益性拡大に取り組みます。一方、欧州、北米、日本などの先進国においては、魅力的な商品を投入し、「YAMAHA」という高いブランド力を発信していくとともに、安定的な収益体質を継続させていきます。
これまでに私たちは、ヤマハらしい独創性・技術・デザインで「個性ある新商品」をお届けしてきました。これらに加え、さらなる長期的な成長に向けて、ロボティクス、IoTなどの新しい基盤技術の開発に取り組むことで、イノベーションへのチャレンジを進めていきます。