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社長インタビュー - アニュアルレポート2016

社長インタビューに関する基本的な考え方をご覧いただけます。

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INTERVIEW WITH THE PRESIDENT

ひとまわり・ふたまわり大きな『個性的な会社』へ

ヤマハ発動機グループは、2016年に新たな中期経営計画をスタートしました。
新たな成長に向けて、『Revs your Heart』のスローガンにふさわしい、
ひとまわり・ふたまわり大きな『個性的な会社』を目指していきます。

柳 弘之

ヤマハ発動機株式会社
代表取締役社長
社長執行役員

以下項目について社長インタビューをしました。

Q12016年の業績を総括してください。

為替影響を受けながらも、安定的利益を確保しました。

 2016年の売上高は1兆5,028億円(前期比1,283億円・7.9%減少)、営業利益は1,086億円(同217億円・16.7%減少)となりました。為替影響を除くと、売上高は増収(前期比293億円・1.8%増加)、営業利益は増益(同221億円・16.9%増加)となります。高価格商品の販売増加、プラットフォーム・グローバルモデル等の開発手法や理論値生産等の製造手法によるコストダウンなどが収益性の改善に貢献しています。

※年間の為替換算レートは、1米ドル109円(前期比12円の円高)、1ユーロ120円(同14円の円高)となっています。

売上高・営業利益・営業利益率

(億円)

グラフ

Q2中期経営計画の進捗について教えてください。

ヤマハらしい新商品の提供、ヤマハらしいビジネスモデルの構築に取り組んでいます。

 二輪車事業は、アセアンにおいて「スポーツコミューター」という新たな市場の開拓に成功しています。また、日本やアセアンで生産したスポーツコミューター商品、レーシング商品を欧米などで展開することで、より収益性の高いビジネスモデルを構築するとともに、ヤマハらしい新商品を世界にお届けしています。
 マリン事業は、2016年に「世界3兆円市場への挑戦」に向けて、本格的に舵を切りました。操船制御などのシステム商品拡充とともに、ボートビルダーとのアライアンス強化により、「エンジン・サプライヤー」から「システム・サプライヤー」へと変貌を遂げていきます。
 特機・その他の事業では、「個性的なビジネスモデルを創る」ことを目標とし、商品の差別化、高付加価値を徹底した商品開発を進めております。

日本、アセアンで生産した商品をグローバル展開し、より収益性の高いビジネスモデルを構築するとともに、ヤマハらしい新商品を世界にお届け。
2017年も安定的な利益創出と財務基盤の安定を目指しながら、中期経営計画実現のための機動的な成長投資に備えます。

財務の安定性を高めながら
ROE15%水準を目指します。

Q3財務戦略について教えてください。

財務の安定性を高めながらROE15%水準を目指します。

 当社は、当中期経営計画において、ROEを重要指標として位置づけています。2016年のROEは12.3%となりました。2017年は、前期比1.2ポイント増加の13.5%を予想しております。今後も、財務の安定性を高めながらROE15%水準を目指してまいります。
 また、キャッシュ・フロー経営については、2016年は、中期経営計画に掲げた各種施策を推し進め、在庫などの運転資金を圧縮したことで、安定的利益を確保しました。この結果、キャッシュ・フローは大幅な黒字となりました。2017年も、安定的利益を確保し、機動的な成長投資に備えていきます。

自己資本は5,000億円超を達成、ROEは15%の水準を目指す。

ROE

(%)

グラフ

当期純利益率

(%)

グラフ

総資産回転率

(回)

グラフ

自己資本・自己資本比率

(億円)

グラフ

Q4設備投資、R&Dについてお聞かせください。

成長戦略の具現化に向けて、積極的な設備投資と研究開発費の投入を行っていきます。

 当中期経営計画においては、新規成長戦略に対する機動的な投資に備え、3年間で1,300億円を枠取りしています。
 設備投資は、既存事業には前中期経営計画と同レベルの1,800億円、これに成長戦略のための投資600億円を加え、合計2,400億円を投じます。研究開発費は、既存事業に2,800億円、成長戦略に700億円、合計3,500億円を投入し、成長戦略を実行していきます。

Q5株主還元についてお聞かせください。

配当性向30%を目安としています。

 当中期経営計画において、配当方針は、連結当期利益の配当性向30%を目安としております。2016年につきましては、この方針に従い、期末の1株当たり配当を30円とさせていただきました。中間配当30円とあわせて、年間60円、配当性向は33%、4期連続の増配となります。

株主還元策

配当性向30%、5期連続の増配へ
2016年:60円実施、2017年:65円予想

当期利益・年間配当

(億円/円)

グラフ
ヤマハらしい新商品を世界の人々にお届けし、皆さまとさまざまな感動体験を共有していきたいと考えています。

ヤマハらしい新商品を世界の人々にお届けし、
皆さまとさまざまな感動体験を
共有していきたいと考えています。

Q6ガバナンスやCSRの考え方について教えてください。

株主・投資家をはじめ、ステークホルダーの皆さまへの責任を果たしていきます。

 当社取締役会は、将来への成長戦略を確実に実行するため、経営陣の適切なリスクテイクや果断な意思決定を支援する環境整備を行うとともに、株主・投資家の皆さまをはじめとするさまざまなステークホルダーに対する責任の観点から、経営戦略の実行に伴う課題・リスクについて多面的に把握し適切に監督しています。
 また、社会からより信頼される企業として、国内外の法令ならびにその精神を遵守するとともに、ステークホルダーの皆さまとのコミュニケーションを大切にし、企業理念に基づく事業活動を通じて、社会の持続可能な発展に貢献します。

Q7ステークホルダーの皆さまへのメッセージをお願いします。

ステークホルダーの皆さまと感動体験を共有していきたいと考えています。

 私たちは、「感動創造企業:世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する」ことを企業目的として、「モノ創り」を通じて多様な価値の創造に努めてきました。ヤマハ発動機グループ社員1人1人が、中期経営計画の実現に向けて「挑戦するこころ」で臨むことで、ひとまわり・ふたまわり大きな『個性的な会社』を実現し、ブランドスローガン『Revs your Heart』にふさわしい、心躍る豊かな瞬間・最高の感動体験をステークホルダーの皆さまと共有していきたいと考えています。皆さまの変わらぬご支援をよろしくお願いします。

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