人事 DE&I推進
「人事 DE&I推進」を担当する社員の仕事内容を紹介します。
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ダイバーシティを専任担当として推進。
「私だからこそ、という価値の感じられる仕事に取り組めています」と話すリ。その仕事とは、ダイバーシティの推進だ。海外拠点も含めたヤマハ発動機グループ全体を対象に、より多様な人材が活躍できる会社にするための取り組みを専任担当として進めている。
リは中国出身。大学で日本語を専攻し、卒業後、グローバル採用(※)を行っていたヤマハ発動機に入社した。
「自由闊達な風土が自分に合っていそう、と興味を持ちました。入社した決め手は海外売上比率が約9割を占めるほど世界中に展開していること。世界をフィールドに活躍できるチャンスが多い点に魅力を感じました」
グローバル企業であり、さらに製品も多様に展開しているヤマハ発動機において、ダイバーシティは重要な意味を持つ。多様なお客さまの思いに応えていくためには、社内の人材も多様であることが重要だ。
リがダイバーシティ推進の仕事について「私だからこそ」と感じているのは、彼女が海外出身であること、女性であることだけが理由ではない。リが自他共に認めるアイデアパーソンであることも大きな理由だ。
※「日本に留学中の外国籍学生」「海外の大学を卒業予定の外国籍学生」の方を対象とした採用。
アイデアを活かしてくれる環境もヤマハ発動機の魅力。
「私の上司はチャレンジ精神が強く、思い付いたアイデアについて相談すると大抵『やってごらん』と言ってくれます。『こんな突拍子もないアイデアは言えない』と萎縮することはまったくありません」
実際にリは数々のアイデアを生み出し、実現してきた。例えば国際女性デーに開催された社内イベントでは、女性の社外取締役を招待し、ジェンダー平等やダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包括性)について社員たちと共に語り合う座談会を企画した。
「どうしたらより多くの社員にジェンダー平等やダイバーシティ&インクルージョンに関心を持ってもらえるかを考え、企画しました。座談会の模様は社内イントラネットで配信。初めて自分で企画したイベントだったのでアイデアを実現できたことがうれしかったですね。自信になりました」
障がい者週間の企画では、発達障がいについて啓発するためのアニメを作成した。
「普段YouTubeでよく見ている教育チャネルがあり、アニメーションの形で難しい内容でも分かりやすくしてくれているところからインスパイアされて『発達障がいとは何か、アニメーションなら分かりやすく伝えられそう』と思い付きました。依頼したのは、若いアニメーターの方。休日にアートのワークショップに参加した時、講師をされていたことが縁で知り合いました。アイデアの実現にプライベートのつながりが活きたのです」
アジア最大級のLGBTQ関連イベント「東京レインボープライド」にはヤマハ株式会社と共同出展した。
「実は、食事の席での会話がきっかけで始まった企画です。ヤマハとヤマハ発動機の人事部メンバーが集まって活動していたワーキンググループがあり、その打ち上げで『一緒に出展したら面白そうだね』という話が出て、本当に実現しました。両ヤマハで共同出展したブースでは、ヤマハは自由に弾けるピアノ、ヤマハ発動機はデコレーション体験ができる車椅子とスクーターを用意し、大人も子どもも楽しんで盛り上がっていました」
DE&Iをグループ全体の“当たり前”に。
リは現在、DE&Iの推進に注力している。DE&Iとはダイバーシティ&インクルージョンにEquity(公平性)を加えた考え方だ。公平な機会のもと、さまざまなバックグラウンドを持つ多様な人材が互いに尊重し合いながら力を発揮できる環境を実現していく取り組みを指す。近年、多くの企業で推進されている。
「DE&Iを戦略的に進めていくために、まずはヤマハ発動機グループの『DE&I方針』を策定しました。グループが一体となってDE&Iの取り組みを加速させる上で、大きな一歩を踏み出すことができたと思います。次はこの方針のもと、経営層やグループ会社の拠点長も参加する委員会を立ち上げるなど、推進体制を整えていきます」
リが目指しているのは、誰もが自分のままで活躍できる環境づくりだという。
「例えばLGBTQについて学ぶ中で、当事者が悩んでいるのは、本当の自分でいられないことだと知りました。私はDE&I推進担当として、誰もが自分のままで輝いてほしい、という願いを持っています。年齢、性別、性的指向、性自認、障がい、国籍、人種、宗教、文化……あらゆる側面から少数派の人も当たり前のように受け入れられ、尊重し合える環境づくりをリードしていきたい。多様な人が活躍することは、ヤマハらしいイノベーションの創出にもつながるはずですから」
映画が好き。休日はミニシアターなどへ行きます。東京国際映画祭でボランティアもしていました。映画のための旅をすることもあります。名古屋に行き、3日間連続で半日以上を映画館で過ごしたりもします。
※所属部署、記事内容は、取材当時のものです。