職種紹介
各職種の役割・仕事内容をご紹介します。
採用コンテンツメニュー
下の図は、ヤマハ発動機の職種をモノ創りの流れに当てはめたものです。
モノ創りは研究、市場調査から始まり、企画、開発、製造という流れで進み、営業が販売活動を行います。
その中でさまざまな職種が連携しています。
コーポレート部門は、モノ創りの流れ全体を支える部門です。
興味のある職種や、自分に合いそうな職種を見つけるときの参考にしてください。
研究
10年後の目玉商品を生むために。
すぐに製品化されるものというよりは、5年後、10年後のヤマハ発動機の目玉となる製品を生むための技術開発に取り組んでいます。現在のヤマハ製品に使用されているコア技術の向上を目指す研究から、まったく新しい分野を切り開くことを目的とした研究まで、その内容はさまざまです。
プロジェクトの最初から最後まで関わることができ、研究開発だけでなくマーケティングをすることもあり、一人ひとりの業務範囲が非常に広いという特徴があります。
設計
さまざまな制約を考慮し、コンセプトを図面として起こす。
商品企画で決定されたコンセプトにあったものを図面化するのが設計の仕事です。
新たなモノを生み出すには、さまざまな制約がつきものです。例えば、デザイン、外観、機能、強度、コスト、製造要件……これらの制約一つひとつについて、社内外の関係各所と打合せをしながら検討し、それらを達成する図面を仕上げるのです。
製図、強度計算といったデスクワーク以外にも、組み付け性の確認や簡単な実験なども行います。
エンジン設計では、エンジン全般、動力伝達系の設計を、車体設計では、ハンドル、フレーム、サスペンション、外装品、電装品などの設計を行っています。
実験
最先端の計測技術を駆使し人間の感性を数値化。
製品の機能・性能・信頼性に関わる実験を行います。
エンジン実験では、ベンチ(試験台)での性能開発を、車体実験ではユーザーの事故・怪我の防止を目的とした走行実験や各機能・信頼性の評価を行います。
その他にも、強度評価、車輌の挙動解析、新しい評価方法の開発などを行っています。最先端の計測技術を駆使し、得られたデータから現象を解析し、設計部門・製造部門にフィードバックしています。
開発段階でもっとも多く製品にふれる職種であり、ユーザーの視点に立った製品開発に大きく貢献しています。
製造技術
新製品の量産化に向けて、幅広い仕事を担当。
製品を構成する部品について、まず設計部門で作成された図面を基に製品化する上で必要な品質とコストを検討します。次に生産での工程設計を行い、試作を重ねながら必要な生産型・治工具の開発をしていく仕事です。
一口に製造技術といっても、エンジンの心臓部を収めるクランクケースなどの鋳造技術の開発、ギアなどの鍛造技術の開発、それらを量産するための生産設備(金型など)の開発、不良のない組立技術の開発と、扱う種類が多岐にわたっています。
開発は「材料のリサーチ」に始まり、「設計部門との擦り合わせ」「実際の開発とテスト」、そして「現場への指導」といった流れで進めます。こういった部品のデザインから開発、コスト、製造に至るすべてのことに携わるため、仕事の幅も広く多くのスキルが要求されます。他にも新機種の生産準備などの仕事もあります。一枚の図面から、品質やコストをあれこれ考え工程設計し、必要な設備を開発し、ラインを構築していきます。図面通りの完成品がラインから生み出されていく瞬間は感激を覚えます。
商品企画
市場ニーズを先取りした製品コンセプトを立案。
今後市場に投入していく製品を企画する職種です。
まず、お客さま、競合状況、自社技術に関する情報を収集し、それらを分析することで、市場のニーズ・ウォンツに合う製品コンセプトを考えます。そのコンセプトを基に、開発部門、デザイナー、営業などの関係各署と話し合いを進め、機能、性能、デザインを具体的な形にしていきます。
情報システム
システム構築を通して業務プロセス改革を推進。
ITを活用した業務プロセスの改革を推し進める職種です。
ネットワーク、データベース、ウェブ、CADなどのシステムを有機的に結びつけ、ビジネスに役立つ企画提案、開発からフォローまでを手がけています。いわば全社横断のコーポレート部門で、グローバルに展開しています。
自社開発のシステムも多いですが、システム構築だけをしているわけではなく、各部門と協力しながらよりよい業務プロセスを実現するという、非常に幅広い仕事を経験することができます。
調達
原材料・部品を購買し、社内外に供給。
製品は、材料や部品がなくては成り立ちません。製品を作るために必要となる原材料や部品を、国内外のメーカーから購買し、社内外に供給するのが調達の仕事です。最高の製品を作るために、品質・価格・納期といった総合的な観点から、原材料や部品をレイアウトしていきます。
それ以外に「調達する部品の品質向上を推進する業務」や「2~3年後に生産されるモデルの開発段階から、技術者とともにモデルの開発に携わる業務」などがあるため、技術的な知識も必要となります。社外との関わりも多く、取引先も全世界に及ぶことから、出張の多い部署の一つでもあります。
生産管理
まさに製造部門のコントロールタワー。
製品を世に送り出す製造部門の要として、リーダーシップを発揮する職種。まさにコントロ-ルタワーです。
一口に生産管理と言っても、さまざまな業務があります。各製品の生産台数について、工場の能率と市場要望の最適化を考えながら計画を立てる「生産計画業務」。そして新しいモデルを円滑に立ち上げるため、問題を解決しながら、プロセスの改革に取り組む「生産準備業務」。その他にも「生産システム構築」や「原価管理」など、お客さまが欲しい時に適確に製品を提供できるように日夜努力するのが、生産管理の仕事です。
海外営業
「現地拠点向け」「市場開拓営業」「海外駐在」の3種類。
世界のほぼ全地域にむかって、ヤマハ発動機製品を提案する活動を行うのが営業です。
ヤマハ発動機の海外営業は、大きく分けると3種類に分類されます。
●現地拠点のある地域向けの営業
海外の現地拠点と連携しながら、販売計画の立案・調整、セールスプロモーションの企画・展開、現地法人の経営管理を進めるなど、仕事範囲は多岐にわたります。それ以外にも、輸出手配をしたり、現地の市場動向を社内の各部署に伝えるといった要の業務もあります。各担当は製品別に担当地域を持っており、担当範囲は「バイクの欧州向け営業」「スクーターのASEAN向け営業」「スノーモビルの北米向け営業」といった仕事分担になっています。
●市場開拓営業
今までヤマハにとって未開拓だった市場へ製品を紹介・提供し、アフターセールスをフォローしながら市場を創造していく仕事。上記の現地拠点向けの営業と同様の業務はもちろんのこと、代理店設定から代理店への指導、さらには実際に市場を訪問し、お客さんと直接触れ合い、何を求めているのか、何が問題かを理解しながら、解決法を提案・供給するといった活動も行います。またODA(政府開発援助)関連の仕事もあるのが特徴です。担当国が140カ国あるため、営業一人が複数の市場を担当し、ヤマハの全製品を扱っています。
●海外拠点での営業
市場により近いところで、市場動向を調査し、販売戦略・広告戦略を立案し、日本本社と連携をとりながら実行していく仕事です。英語力は当然のことながら、製品知識、交渉力と、自分次第であらゆる能力が身に付く環境があります。
物流
最適な物流ルート・手段をコーディネート。
国内外問わず全世界をフィールドに、工場からお客さまの元へ製品をお届けする流れをマネジメントする仕事です。輸出入に伴う諸手続き、輸送に関わる手配・効率化を行い、依頼者の意向に沿えるよう、物流ルート・手段をコーディネートします。それ以外にも「早く」「きれいに」「安く」製品のお届けができるよう、新たなシステムづくりなども行います。
貿易実務の知識の習得はもちろんのこと、海外や社内外とのやり取りも多く、物流スペシャリストとして社内外のあらゆる要望に応えられるよう業務を行っています。
広報・宣伝
企画力、コーディネート力など、幅広い能力が必要。
『ヤマハ発動機』を知ったきっかけとして、コマーシャルや新聞・雑誌記事、ホームページを挙げる方は多いでしょう。社外へヤマハ発動機という会社の情報を発信したり、製品をPRする仕事、そして社内へ全社の取り組みを伝える仕事が、広報・宣伝部門の役割です。
社内のあらゆる知識から世の中の趨勢に至るまで幅広い知識が必要であり、それに加えて企画力・コーディネート力など、さまざまな能力が必要とされ、非常にやりがいのある仕事です。
財務・経理
「数字」をまとめ、分析し、事業活動に反映。
企業価値を測る重要なバロメーターの一つとして、売上高・経常利益などの数字が挙げられます。日々の数字の積み上げから、その数字を公開できるようにまとめ、分析し、今後の事業活動戦略に反映するのが、財務・経理の仕事です。日常の実務から会計知識が身に付くのはもちろん、経営環境の変化に機敏に対処するための「グループ経営の現状把握・分析・経営報告」といったマネジメントの実務を通して、グループ全体の活動内容を知ることができます。
人事・総務
会社と社員が共に成長していける制度・環境をつくる。
一口に「人事」と言っても、その仕事は多岐にわたります。皆さんがよくご存知の採用の業務をはじめ、異動配置・人事制度・教育制度・賃金制度・福利厚生などさまざまな制度の企画・運用を行います。社員がいきいきと働き、会社と社員が共に成長していけるような制度・環境を作るためには、どのようなことが必要かを考え、企画立案・実行するのが人事の仕事です。
自分で課題を見つけ出し、その解決に向けての施策を立案し、実行していく仕事が多いため、課題抽出力・論理的思考力・折衝力・行動力などを養うことができます。