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レース結果・ニュース

ヤマハ発動機は新たな「レース」の場で、新たなチャレンジに取組みます。舞台は電気自動車のF1とも称される「フォーミュラE」

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2025年4月12日

シーズン11 第5戦 マイアミ(USA)
ホームステッド・スピードウェイ

タイムスケジュール(現地時間)

4/11(金)

16:30 - 17:25 フリープラクティス1

4/12(土)

07:30 - 08:25 フリープラクティス2
09:40 - 11:03 予選
14:05 - 15:00 決勝レース

フリープラクティス

ホームステッド・スピードウェイでのフォーミュラEは初開催であり、4月11日(金)のシェイクダウン(テスト走行)は出力110kW制限で行う予定としていたが、セッション直前に大雨が降り始め、コースには多くの水たまりができてしまい、中止。シェイクダウンを行うことはできなかった。

その後、雨は上がり、フリープラクティス1からのスタート。路面状況はほぼドライまで回復。#11ルーカス・ディ・グラッシは早めに350kWのプッシュラップを実施。#22ゼイン・マロニーのマシンはフィーリングが良くない状況で、セットアップを繰り返す。実際のレースを想定したシナリオでエネルギーマネージメント走行も実施。特に実車でしかチェックできない部分について、ドライバーとエンジニアで入念に確認。この日を終えた。

翌4月12日(土)、フリープラクティス2を開始。早朝で路面とタイヤ温度が低いうえに、路面もほこりっぽくスリッピーな状況。ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームだけでなく、どのチームもマシンのセットアップに苦戦しているようであった。


予選

#22ゼイン・マロニーは予選グループA。フリープラクティスでマシンのセッティングが出せず、結果20番グリッドとなった。#11ルーカス・ディ・グラッシは予選グループB。同グループ2番手のタイムを叩き出し、初のデュエル進出。残念ながらデュエル1回戦で敗退となったが、最終的に7番グリッドを獲得。過去最高ポジションからのレーススタートとなった。



決勝レース

ホームステッド・スピードウェイはエネルギー消費の厳しいサーキットであり、エネルギーマネージメントが鍵となる。

#11ルーカス・ディ・グラッシはエネルギーをセーブした走行で15位まで順位を落としたものの、14周目に1回目のアタックモードを使用し、5位まで回復。アタックモードの1回目・2回目の時間配分は4分・4分とした。

2回・計8分の使用が義務となっているアタックモード。ライバルチームの多くは時間配分を2分・6分として、ギリギリまで引っ張る展開。

この状況で20周目にシケインで3台が絡むクラッシュが発生。セーフティカーが出動し、レースは赤旗中断。あらためて22周目から再スタートとなった。2回目のアタックモードを6分としたチームは残り周回で、この6分を消化できない見込みとなった。

#11ルーカス・ディ・グラッシは6位でチェッカーフラッグを受けたものの、上位勢がアタックモードの時間を消化できずにペナルティを受けたため、順位が繰り上げ。結果、2位でフィニッシュとなり、ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームに初ポイントと初表彰台をもたらした。

#22ゼイン・マロニーは、レース前半、エネルギーセーブに徹した。レース後半からポジションアップに成功し、10位入賞が期待された。24周目のシケインで走行ラインをふさがれてしまい、やむなくコース外を走行。コースに復帰する際、最後尾に合流しなかったと判断され、ペナルティ。19位フィニッシュとなった。




サーキットから

ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームにとって初のポイントに加え、2位表彰台を獲得した素晴らしい週末でした。第4戦ジェッダから第5戦マイアミまでの1か月のインターバル、チームは非常に多くの時間を共にし、改善を重ねてきました。ヤマハのエンジニアもチームの拠点で共に作業し、また日本にいるエンジニアも遠く離れた日本からバックアップを続けてきました。今回の結果は、その賜物だと感じています。

今回、ルーカスはフリープラクティスや予選を通し、マシンの競争力に自信を持っており、決勝でのポイント獲得に向けてとても集中していました。決勝レースでは予選上位陣が似た戦略を取る事、またサーキットの特性上、荒れた展開になる可能性がある事を予想しており、ルーカスはチームの戦略を信頼し、完遂してくれました。レース戦略、パフォーマンスが全てかみ合った週末でした。

ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームは、異なる国、異なる文化の3つの会社が協働している非常に稀有なチームです。お互いの強みを活かしながら、シナジーを発揮。チームメンバーが互いをリスペクトし、いつもポジティブでシンプルな思考で取り組んでいます。Keep it simple!これが私たちの合言葉です。

次戦に向けて、また良い準備を進めて行きます!

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