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フォーミュラEとは

ヤマハ発動機は新たな「レース」の場で、新たなチャレンジに取組みます。舞台は電気自動車のF1とも称される「フォーミュラE」

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FIA主催の
フォーミュラカーレース
通称 「電気自動車のF1」

サステナビリティを
理念として置いており
環境負荷を最小化
(電力の回生、再生可能な部品など)

スタートアップ文化
(積極的な新しい取組み)

2014年9月に初開催
最新はシーズン11
(2024/2025年)

基本的な
車体や諸元性能は
各チーム共通の
ワンメイクレース

各チームのマシンの違いは
パワートレインや
ソフトウェア
リアサスペンション

レース開始時の
バッテリー残量は50%
足りない50%は
回生エネルギーで
まかなう

Formula E

F1やWEC(世界耐久選手権)、WRC(世界ラリー選手権)を主催するFIA(国際自動車連盟)が、2014年から開催しているバッテリー電気自動車のフォーミュラカーによるレースシリーズです。通称はE-Prix(Eプリ)。

基本的な車体や諸元性能は各チーム共通のワンメイクレース。共通部品の使用により、レースの公平性が保たれ、各チームは他の技術や戦略に集中することが求められます。

フロントとリアの駆動用モーターは、ブレーキング時の回生により電力を発生させ、足りないエネルギーをまかないます。大きく電力を消費する代わりに、マシンの最大パフォーマンスを発揮する「アタックモード」の存在など、エネルギーマネジメントもレースの重要な要素となります。

開催時期・場所

毎年12月に開幕し、翌年7月までシーズンが続く。
現在はシーズン11(2024/2025年)。
世界各地の大都市の市街地コースで多くのレースが行われ、都市部の大気汚染対策や電気自動車の普及促進も目指しています。静かな走行音。ピット内でも小声で会話ができるほど静かで、ヘッドセットも必要ありません。
日本開催は2024年3月(シーズン10)が初。2025年は二度目の開催となります。会場は東京ストリートサーキット。東京国際展示場(東京ビッグサイト)の敷地と周辺道路を用いた仮設サーキットで、本格的な公道自動車レースにあたります。

World Map

開催時期・場所

毎年12月に開幕し、翌年7月までシーズンが続く。
現在はシーズン11(2024/2025年)。
世界各地の大都市の市街地コースで多くのレースが行われ、都市部の大気汚染対策や電気自動車の普及促進も目指しています。
日本開催は2024年3月(シーズン10)が初。2025年は二度目の開催となります。会場は東京ストリートサーキット。東京国際展示場(東京ビッグサイト)の敷地と周辺道路を用いた仮設サーキットで、本格的な公道自動車レースにあたります。

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共通マシン

特徴01:
シャシーやボディ、バッテリー、回生用モーター、フロントプレーキ、フロントサスペンション、タイヤが共通で、世代ごとに機能や性能が変更します。
GEN1(第1世代):
シーズン1(2014/2015)~シーズン4(2017/2018)
GEN2(第2世代):
シーズン5(2018/2019)~シーズン8(2021/2022)
GEN3(第3世代):
シーズン9(2022/2023)~シーズン10(2023/2024)
各チームが関与できるパーツはパワートレイン(動力ユニット)やソフトウェア、リアサスペンションに限られます。

特徴02:
シーズン11(2024/2025年)、GEN3 EVO投入。システム出力350kW・四輪駆動※の使用時、0-60 mph(0-96.5 km/h)加速をわずか1.82秒で達成。現行F1マシンを上回る怒涛の加速。

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GEN1 GEN2 GEN3 GEN3 EVO
最高速度 140mph (225km/h) 174mph (280km/h) 200mph (322km/h)
最大出力 190kW (255馬力) 250kW (335馬力) 350kW (469馬力)
最小重量*1 920kg 900kg 840kg 859kg
駆動方式 リアのみ リアのみ フロント&リア 四輪駆動*2
バッテリー Half Full Fast charging
*1
最小重量:ドライバー含む
*2
四輪駆動:「デュエルス(予選の一部)」「レーススタート」「アタックモード」のみで使用可能。詳細は下記「シーズン11の見どころ」にて。

シーズン11の見どころ

怒涛の加速
GEN3 EVOは、四輪駆動使用時*、0-60 mph(0-96.5 km/h)加速をわずか1.82秒で達成。現行F1マシンを上回る怒涛の加速。

*
シーズン9・10のフロントモーターは回生のみで使用されていたため、四輪駆動として使用されることはできませんでした。

予選の見どころ
予選は、ドライバーランキングに応じて2組に分かれたグループステージと、各グループステージのタイムで上位4台のみ進めるノックアウト方式の「デュエルス」により、決勝のグリッドを決定します。グループステージでは、システム出力300kW・リア駆動に制限。一方「デュエルス」では、システム出力350kW・四輪駆動というマシンの最大パフォーマンスを使用可能。マシンに求められるセッティングも異なるため、フリープラクティスでの車両セッティングが大切。予選がよりエキサイティングで戦略的なものとなるため、観客にとっても見応えのあるイベントとなっています。

決勝の見どころ
「アタックモード」と「アタックチャージ」の存在が、ただ早いだけでなく、各チームに戦略を求める要素となっています。

- 「アタックモード」
決勝レースは「システム出力300kW・リア駆動」に制限されていますが、コース中の「アクティベーションゾーン」を通過する事で、一定時間、「システム出力350kW・四輪駆動」を使用可能となります。「アクティベーションゾーン」は通常のレーシングラインから外れているため、通過にはリスクが伴いますが、成功すればドライバーはオーバーテイク(追い越し)するチャンスが増えます。アタックモードが使える時間と回数は決められており、使わないとペナルティが科されることもあり、どのタイミングで使うかはバッテリーの状況(温度など)や他チームの動向を考慮した戦略立案がカギとなります。

- 「アタックチャージ」
シーズン11より導入。レースに必要なエネルギーはスタート時の電力と回生でまかなうのが基本ですが、レース中にピットストップし、急速充電(600kW・30秒間)を受けることでレース後半により多くのエネルギーを使用することができます。ピットストップによるタイムロスの代わりに、競争力が増大しますが、バッテリー自体への負荷も高く、より緻密なエネルギーマネジメントが求められます。このシステムは、レース戦略に新たな要素を加え、観客にとってもよりエキサイティングなレース展開を提供します。

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