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レース結果・ニュース

ヤマハ発動機は新たな「レース」の場で、新たなチャレンジに取組みます。舞台は電気自動車のF1とも称される「フォーミュラE」

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2025年2月15日

シーズン11 第4戦 ジェッダ(サウジアラビア)
ジェッダ・コーニッシュ・サーキット

タイムスケジュール(現地時間)

2/15(土)

13:00 - 13:55 フリープラクティス3
15:20 - 16:43 予選
20:05 - 21:00 決勝レース

ヤマハ発動機からチームに帯同している
エンジニアのNorickです。
フォーミュラEの現地レポートをお届けします。

今シーズン初のダブルヘッダー開催

2月14日の第3戦に続き、連続で第4戦を開催。前日同様、ナイトレース。前日の第3戦はピットブーストありの設定だったが、第4戦は無しのレースフォーマットとなった。エンジニアは前日のレース結果の解析に加え、前日と異なるレースフォーマットに対応するため、深夜まで作業を行った。


予選

フリープラクティスにおいて、前日のレースから得た改善点を車両セットアップに織り込み、予選に臨む。#11ルーカス・ディ・グラッシはマシンのポテンシャルを感じつつも、いくつかのコーナーでミスしてしまい、16番グリッド。#22ゼイン・マロニーはタイヤのピークを捕まえることができないまま予選を終了。20番グリッドからのスタートとなった。


決勝レース

マシンの仕上がりに自信を持つ#11ルーカス・ディ・グラッシは、レース序盤からアタックモードを使い、積極的にポジションを取りに行く戦略。一方、#22ゼイン・マロニーは、後半にアクシデントの発生やセーフティカーが入ることを想定し、前半はエネルギーをセーブする戦略でレースに臨む。

#11ルーカス・ディ・グラッシは3周目でアタックモードを使用、一気にポジションアップ。一時は2位を走る積極的な展開。エネルギーをセーブしながらも、ポジションもキープすべく、全力でバトル。レース終盤にさしかかり、どのチームも2回目のアタックモードに入るタイミングを模索。#11ルーカス・ディ・グラッシは、レース終盤のライバルチームのペースアップに備え、上位陣より早めに2回目のアタックモード。レース終盤、大きな混乱はなく、終盤まで温存したアタックモードを使いペースアップするライバルチームを相手にポジションをキープできず、残念ながら16位まで後退し、上位入賞とはならなかった。

#22ゼイン・マロニーは戦略を完遂。エネルギーをセーブした走りに徹したが、想定していたレース終盤のアクシデントは発生せず、後方での単独走行が続き、18位でフィニッシュ。

結果は16位、18位であったが、両者ともエネルギー残量ゼロ%でフィニッシュすることができた。これは、異なるレース戦略においてエネルギーマネジメントに成功したことを意味する。ドライバーにとって、そしてチームにとって価値ある成果となった。




サーキットから

2月15日は、#11ルーカス・ディ・グラッシのレースエンジニアの誕生日でした。予選後、チームの連絡用チャットで「エマージェンシー!全クルー、すぐにピット裏に集まるように!」との連絡。彼が外に飛び出したところで、チーム全員で「ハッピーバースデー」の歌と共に誕生日ケーキをサプライズ贈呈。みんなで分けて食べました。ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームの絆を感じた瞬間でした。

今回のジェッダ戦はナイトレースに加え、ダブルヘッダーの開催。ドライバーにもエンジニアにも実にタフなレースイベントでした。次戦マイアミまで約1か月のインターバル。チームは休むことなくパフォーマンス改善に取り組みます!

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