レース結果・ニュース
ヤマハ発動機は新たな「レース」の場で、新たなチャレンジに取組みます。舞台は電気自動車のF1とも称される「フォーミュラE」


2025年12月7日
シーズン11 第1戦 サンパウロ(ブラジル)
サンパウロ市街地コース
タイムスケジュール(現地時間)
12/6(金) |
17:00 - 17:55 フリープラクティス1 |
12/7(土) |
07:30 - 08:25 フリープラクティス2 |

ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム参戦
レースマシンのコンストラクター「Lola」、レーシングチーム「ABT」とともに、ヤマハ発動機はフォーミュラEへの挑戦を開始する。
共通マシンの進化と「システム出力350kW・四輪駆動」の採用
今シーズンより従来のGEN3から共通マシンが進化、「GEN3 EVO」が投入された。
アタックモードでは「システム出力350kW・四輪駆動」が採用。アクティベーションゾーンの通過により、通常の「システム出力300kW・リア駆動」に対し、一定時間の間、「プラス50kW・四輪駆動」のパワーアップを図ることができるようになった。一方、バッテリーを激しく消耗するため、各チームがどのタイミングでアタックモードを使うかが見どころ。バッテリーマネジメントもこれまで以上にシビアとなり、各チーム各ドライバーに高い戦略が求められる。
予選
ベテランの#11 ルーカス・ディ・グラッシは0.15秒という僅差で「デュエル」に進めず、14番グリッド。期待の持てる結果にルーカスはポジティブ。レースでのポジションアップを狙う。
フォーミュラE初参戦の#22 ゼイン・マロニーはマシンの感触をつかみきれず、19番グリッド。
決勝レース
2周目からセーフティカーが出動。その後も二度のレッドフラッグ中断で荒れたレース展開。
#11 ルーカス・ディ・グラッシは序盤でポジションアップを狙う戦略。2周目のセーフティカーの後にアタックモードを使用したが、テクニカル・トラブルにより5周目にピットイン。そのままリタイアとなってしまった。
#22 ゼイン・マロニーは19番グリッドからのスタート。レースの状況を見ながら、後半ポジションアップを狙う戦略。この戦略がうまく運び、レース中盤では一時5位まで順位アップしたが、テクニカル・トラブルによりオーバーパワーが発生。ピットレーンのドライブスルー・ペナルティが課され、一気に最後尾となってしまう。その後の追い上げにより13位でチェッカー。他チームのドライバーのペナルティにより、最終的には12位となった。
サーキットから
開幕戦!加えてサンパウロはルーカスの地元ということもあって、大勢の観客、加えてピットにも大勢のゲストが応援に来てくれました。レース前のグリッドウォークでは、人だかりで車に近づけないほど大人気!レースの合間に、スタッフ向けレストランで休んでいると、Oh Yamaha!とダンディな紳士に声をかけられたのですが、なんとルーカスのお父さん。いつかは自分もあんな紳士になれると良いなと感じた瞬間でした。
暑く、情熱的なブラジル、Obrigado!


