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レース結果・ニュース

ヤマハ発動機は新たな「レース」の場で、新たなチャレンジに取組みます。舞台は電気自動車のF1とも称される「フォーミュラE」

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2025年7月13日

シーズン11 第14戦 ベルリン(ドイツ)

ベルリン二戦目のローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム、ペース改善とスーパーヒーローメカニクス

リザルト

R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 R9 R10 R11 R12 R13 R14 R15 R16
#11 Lucas di Grassi
Grid 14 17 21 16 7 17 11 18 6 19 4 20 15 22    
Race DNF 20 DSQ 16 2 13 DNF 17 5 18 9 13 17 12    
#22 Zane Maloney
Grid 19 9 20 20 20 22 9 16 15 18 11 19 18 14    
Race 12 15 16 18 19 21 14 16 14 19 11 18 16 18    
 *
DNF: Did Not Finish リタイア
 *
DSQ: Disqualified 失格

キーポイント

  • #11ルーカス・ディ・グラッシがフリープラクティス3で大きなクラッシュを喫したにもかかわらず、ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームはスーパーマン並みのパフォーマンスを発揮し、マシンを修復。決勝レースのスタートに間に合わせた

  • 今日のペースは好調で、#22ゼイン・マロニーはグループ予選7位。デュエル進出まで、わずか4百分の一秒差であった

  • 両ドライバーは一時トップ10圏内で走行していたものの、ルーカスはインシデントにより12位、ゼインはテクニカル・トラブルにより18位でのフィニッシュとなった

ベルリン二日目のレースは波乱の展開となった。チームメカニックのスーパーヒーロー級の活躍にもかかわらず、コース上のトラブルにより、ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームはポイント獲得を逃した。

フリープラクティス3は、雨で滑りやすく、厳しいコンディションで行われたが、ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームは前日より大幅にペースを向上させていた。残念なことに#11ルーカス・ディ・グラッシはブレーキング時にハイドロプレーニング現象が起きてしまい、コースサイドのバリアに衝突。マシンに重大な損傷を受け、大規模な修理とシャシー交換が必要となり、予選への出場が不可能となった。

#22ゼイン・マロニーは予選で速いペースを見せていたが、セッションが赤旗で一時中断。400分の1秒差でデュエル出場を逃し、14番グリッドからのスタートとなった。一方、メカニックたちは素晴らしいパフォーマンスを発揮し、フリープラクティスでクラッシュした11号車を修復し、レーススタートに間に合わせた。

レースでは2 台とも強力なペースを発揮し続け、トップ 10 内を走行していたが、#11ルーカス・ディ・グラッシは#17セルジオ・セッテ・カマラ(日産)と接触し、ポイント圏内から脱落、12位でレースを終えた。#22ゼイン・マロニーはMCU(モーターコントロールユニット)のトラブルにより18位となった。

「まず最初に、メカニックたちは今日のレース準備にあたり素晴らしい仕事をしてくれました。ウェットコンディションのフリープラクティス3で、ハイドロプレーニング現象により、コースウォールへ衝突し、マシンに重大な損傷を負いましたが、メカニックたちがマシンを修復してくれました。最後尾からスタートし、一時、6位まで順位を上げるなど、良いレース展開ができました。ポイント獲得に非常に近い位置にいたものの、最終ラップの2周前で発生したインシデントにより、最終的なポイント圏内を逃してしまいました。全体として良いレースでした。ロンドンでのシーズン最終戦で、今回得た教訓を生かして、また頑張ります。」

#11 ルーカス・ディ・グラッシ

「最終的に厳しい結果となりました。ペースは昨日よりも格段にあがり、ウェットコンディションでの対応も非常に改善されました。予選での赤旗中断がなく、もう少し前からスタートすることができれば、もっと上位でフィニッシュできたかもしれません。また、まさに集団戦のようなレースでポイント獲得の可能性があるポジションまで持ち込むことはできたと思いますが、技術的な問題が発生しました。この結果は受け入れがたいものですが、改善すべき点は明確で、チームは引き続き改善を続けています。時間はかかるでしょうが、可能な限りの進歩を遂げています。ロンドンでの再挑戦を楽しみにしています。」

#22 ゼイン・マロニー

「今日のフリープラクティスでは、セッティング変更により、昨日と比べてパフォーマンス向上が見られました。残念ながらルーカスが重大なクラッシュを喫しましたが、スーパーヒーロー級のメカニックたちが即座にマシンの修復を開始し、決勝レースに間に合わせました。予選ではゼインが非常に競争力のある展開を見せていましたが、事故による赤旗中断で予選ラップを完了できず、デュエル進出とはなりませんでした。決勝レースでは両ドライバーが異なる戦略を選択。ゼインは14番手スタートで先頭集団に食らいつき、ルーカスは最後尾スタートでエネルギーを節約。終盤、両ドライバーはポイント圏内(トップ10位以内)にいたものの、ゼインは最終ラップのMCUトラブルで18位、ルーカスはライバル車との接触で順位を落とし12位でのフィニッシュとなりました。」

ローラ・カーズ・モータースポーツ・ディレクター、マーク・プレストン

「この日は非常に前向きなスタートを切りました。フリープラクティス3では両マシンとも昨日と比べて大幅にパフォーマンスが向上していましたが、不運にもルーカスがクラッシュしてしまいました。ただ、その後のチームの対応は信じられないほど素晴らしく、マシンを修復し、決勝レースのグリッドからスタートできるようにしてくれました。ルーカスはポイント獲得を目指して戦っていましたが、#17セルジオ・セッテ・カマラ(日産)とのインシデントにより、ポイント獲得のチャンスを失ってしまいました。とはいえ、昨日の結果や今日のクラッシュからの復活を考えると、総合的に見れば良い復調だったと思います。今はロンドンに向けて前向きに準備を進めています。」

ABT CEO、トーマス・ビアマイヤー

ABB FIA フォーミュラE世界選手権は7月26日・27日にロンドンでダブルヘッダーにて開催し、今シーズンを締めくくります。

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