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レース結果・ニュース

ヤマハ発動機は新たな「レース」の場で、新たなチャレンジに取組みます。舞台は電気自動車のF1とも称される「フォーミュラE」

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2025年6月21日

シーズン11 第12戦 ジャカルタ(インドネシア)

更なる開発がローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームの将来の可能性を拓く

上海大会2戦目、天候の影響を受けたものの、ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームは2つの貴重な結果を得て中国を後にしました。

リザルト

R1 R2 R3 R4 R5 R6 R7 R8 R9 R10 R11 R12 R13 R14 R15 R16
#11 Lucas di Grassi
Grid 14 17 21 16 7 17 11 18 6 19 4 20        
Race DNF 20 DSQ 16 2 13 DNF 17 5 18 9 13        
#22 Zane Maloney
Grid 19 9 20 20 20 22 9 16 15 18 11 19        
Race 12 15 16 18 19 21 14 16 14 19 11 18        
 *
DNF: Did Not Finish リタイア
 *
DSQ: Disqualified 失格

キーポイント

  • 本日開催されたABB FIA フォーミュラE世界選手権の第12戦ジャカルタ大会では、すべてのドライバーが過酷なコンディションと戦いながらレースを展開しました

  • 今日のレースでは両ドライバーの努力が予選順位やポイントに結びつくことはありませんでしたが、自身のレーススキルを存分に発揮し、Lola T001のポテンシャルを証明しました

ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームにとって、ジャカルタ・インターナショナルE-Prixサーキットでの週末は困難なものでしたが、同時にポジティブなペースと有望な開発を示すものとなりました。

非常にダスティなコース、高湿度のコンディション、そして高温がセッション全体を通じて課題となりました。予選では両ドライバーが有望なペースを示しましたが、グループ予選では両者ともに10位。結果、予選グリッドは#22 ゼイン・マロニーが19番手、#11 ルーカス・ディ・グラッシが20番手となりました。

両ドライバーは異なるレース戦略を採用し、リザルトの最大化を試みました。ゼインは早期にアタックモードを選択し、13番手までポジションアップ。卓越したレーシングスキルを披露し、#8サム・バード(NEOMマクラーレン)を抜き去るだけでなく、#1パスカール・ウェアライン(タグ・ホイヤー ポルシェ)のアタックモードの大半を凌ぎ切りました。残念ながらオーバーパワー(規定エネルギー量を超えた走行)と判断され、ドライブスルー・ペナルティを科せられ、最終的に18位でフィニッシュとなりました。

ルーカスはやや保守的なエネルギー節約戦略を採用。これを上手く実行し、マシンをプッシュするパワーを確保。シリーズ初期から参戦している無類の経験を活かし、ファン興奮のホイール・トゥ・ホイールのバトルを繰り広げ、ポジションを挽回し、13位でフィニッシュしました。

「ジャカルタでは厳しい一日でした。良い結果を出せず、グループ予選は10番手でフィニッシュとなりました(最終的に20番グリッド)。レースでは戦略があたり、序盤で多くのエネルギーを節約することができ、最終的に攻めるための余裕を作ることができました。結果、13位でフィニッシュ。20番グリッドから大きくポジションアップできましたが、今回はポイント獲得には至りませんでした。しかし、多くの教訓を学び、多くのデータを収集しました。これらのデータを分析し、ベルリンでのレースでより強くなって戻ってくるために活用していきます。」

#11 ルーカス・ディ・グラッシ

「全体的に見て、チームにとって良い一日で、総じて良い仕事が出来たと思います。グループ予選では、私の前を走っていた#23オリバー・ローランド(日産)がコースウォールに衝突し、多くの破片が散乱したため、そこで時間を失うという不運がありました。19番グリッドからのスタートとなりましたが、レースでは良い戦略を立て、ペースもまずまずで、私にできる最大限の力を発揮しました。純粋なペースでポルシェや日産と競り合ったのは初めてで非常に楽しい経験でした。その後、オーバーパワーでドライブスルー・ペナルティを受けてしまい、事実上、その時点でレースは終了となりましたが、チーム全体のパフォーマンスには非常に満足しています。全員が非常に努力し、モチベーションが高く、その成果がペースの向上に表れており、これが近い将来の結果に結びつくことを確信しています。」

#22 ゼイン・マロニー

「予選ではあらゆる困難が襲いかかりました。砂塵、泥、劣悪なコースコンディション、そして湿気。決勝レースでは両ドライバーがそれぞれの戦略に従って走行。ゼインは早期にアタックモードを仕掛けてポジションを上げていき、ルーカスはやや後方に位置取りながらエネルギーを温存し、24周目に予想されていたセーフティカーの出場に備えました。残念ながら今日の両戦略はポイント獲得には至りませんでしたが、ドライバーの二人はLola T001が持つポテンシャルを存分に発揮し、他のマシンと互角に戦い、堅実なレースを展開しました。」

ローラ・カーズ・モータースポーツ・ディレクター、マーク・プレストン

「厳しい週末でしたが、チーム全体の注いだ努力が多くの良い結果をもたらし、正しい方向に進んでいます。レースでは非常に良いペースを維持し、異なるマシンで2つの異なる戦略を試み、それらをとてもうまく実行しました。レースでのペナルティは残念でしたが、私たちは与えられた状況を最大限に活かし、ある意味では全てを正しく行ったと考えています。 今は分析すべきことが多く、ベルリン大会までの間に時間を確保できたことは幸いでした。この時間を利用して改善策を実装し、継続的な向上を図るために準備を整えることができます。もちろん、チーム内には不満も残っています。今週末のセッションでは、ほぼすべてのセッションで後方に位置し、私たちのポテンシャルを十分に反映していない結果でした。グループ予選でゼインは常にトップ5にいましたから、コース上のインシデントがなければ後方グリッドからスタートすることもなかったでしょう。これは彼の実力を反映した結果ではありません。とにかく、まだ4レースが残っています。この数週間の努力の成果としてポイントが獲得できることを願っています。」

ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム・ディレクター、フレッド・エスピノ

ABB FIA フォーミュラE世界選手権の次戦ベルリン大会は7月12日と13日に開催です。

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