レース結果・ニュース
ヤマハ発動機は新たな「レース」の場で、新たなチャレンジに取組みます。舞台は電気自動車のF1とも称される「フォーミュラE」


2025年5月31日
シーズン11 第10戦 上海(中国)
ローラ・ヤマハ ABTフォーミュラEチーム、中国での初レースは好調なペースと厳しい課題が印象に残る展開となった
フリープラクティスでは好調なペースを示していたものの、決勝レースでは苦戦を強いられローラ・ヤマハ ABTフォーミュラEチームは上海でポイントを獲得できませんでした。
リザルト
R1 | R2 | R3 | R4 | R5 | R6 | R7 | R8 | R9 | R10 | R11 | R12 | R13 | R14 | R15 | R16 | |
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#11 Lucas di Grassi | ||||||||||||||||
Grid | 14 | 17 | 21 | 16 | 7 | 17 | 11 | 18 | 6 | 19 | ||||||
Race | DNF | 20 | DSQ | 16 | 2 | 13 | DNF | 17 | 5 | 18 | ||||||
#22 Zane Maloney | ||||||||||||||||
Grid | 19 | 9 | 20 | 20 | 20 | 22 | 9 | 16 | 15 | 18 | ||||||
Race | 12 | 15 | 16 | 18 | 19 | 21 | 14 | 16 | 14 | 19 |
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- DNF: Did Not Finish リタイア
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- DSQ: Disqualified 失格
キーポイント
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ABB FIA フォーミュラ E 世界選手権 第10戦が、上海国際サーキットで開催されました
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非常に激しい予選セッションにおいて、好調なペースを結果に結びつけることができず、#11ルーカス・ディ・グラッシは僅差でデュエル出場を逃しました
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#22ゼイン・マロニーは18番グリッド、#11ルーカス・ディ・グラッシは19番グリッドからスタート。ペースと効率があがらず、ゼインは19位、ルーカスは18位でフィニッシュしました
フリープラクティスでは好調なペースを示していたものの、決勝レースでは苦戦を強いられローラ・ヤマハ ABTフォーミュラEチームは上海でポイントを獲得できませんでした。
ドライバー同士が0.6 秒の間にひしめき合う、接戦のグループ予選。#11ルーカス・ディ・グラッシは予選グループB、#22ゼイン・マロニーは予選グループAに出場。二人はそれぞれのグループで10位となりました。#9ミッチ・エヴァンス(ジャガーTCSレーシング)のペナルティにより、最終的にゼインが18番グリッド、ルーカスが19番グリッドからスタートとなりました。
決勝レースで挽回すべく、両ドライバーで異なる戦略を選択。#11ルーカス・ディ・グラッシはピット・ブースト前に2回のアタックモードを使用し、2番手まで順位を上げました。一方、#22ゼイン・マロニーは序盤にエネルギーを節約。ピット・ブーストの後、2回のアタックモードを使用し、9番手まで順位を上げました。
しかし、ペースと効率があがらないことに加え、レース終盤にアタックモードを残していた後続のライバルたちに追い抜かれ、2人は順位を落としました。#11ルーカス・ディ・グラッシは18位、#22ゼイン・マロニーは19位でレースを終えました。
「予選ではデュエル進出まであとわずかのタイムでしたが、残念ながら届かず、最終的には19番グリッドからのスタートとなりました。レースではさらに困難な状況となりました。スタート直後から2位まで順位を上げていきましたが、ペースや効率性が不足し、ポジションを維持できず、最終的にポイント圏外でのフィニッシュとなってしまいました。しかし、ポテンシャルを示せた点は評価できると思います。今日の結果を分析し、教訓を活かし、明日が全く異なるレースとなるよう、最大限の努力で改善に努めます。」
#11 ルーカス・ディ・グラッシ
「フリープラクティス1と2では非常にポジティブな展開でしたが、予選ではそのポテンシャルを最大限に引き出すことができませんでした。とはいえ、今週末のペースは全体的に非常に良かったので、その点は評価できます。後方からのスタートはポジションアップが難しいので、予選でポテンシャルを発揮し、良い結果を出せるよう頑張ります。明日は雨の予報ですし、全ドライバーにとって厳しいレースになるでしょう。これまでのウェットセッションで良いポテンシャルを示してきましたので、この条件下でマシンを走らせることを楽しみにしています。」
#22 ゼイン・マロニー
「今日は予選が非常に接戦で、予選グループA/Bともにわずか0.6秒の間で競り合いました。私たちは18番グリッドと19番グリッドからスタートでしたが、両ドライバーで異なる戦略を採用してポジションを挽回できるかどうかを試しました。レースでは両ドライバーが要所でポジションを上げるなど、非常に興奮する展開でしたが、残念ながらポイント圏内でフィニッシュすることができませんでした。明日の雨のレースに備え、すべてのデータを分析し、改善点を見出せるよう努めます。」
ローラ・カーズ・モータースポーツ・ディレクター、マーク・プレストン
「フリープラクティスで良いパフォーマンスを発揮したものの、予選はかなり接戦となりました。タイヤのコンディションを最適な状態に調整できず、結果、後方グリッドからのスタートが余儀なくなりました。フォーミュラEでは、後方スタートから良いポイントを獲得するのは非常に困難です。両ドライバーで異なる戦略を試みましたが、残念ながら成果にはつながりませんでした。明日は新たな一日です。ポイント獲得に向け、新たな希望とモチベーションを持って臨みます。」
ABT CEO、トーマス・ビアマイヤー