地域社会
地域社会への取り組み姿勢や方針についてご紹介します。
企業と地域社会との共存共栄
ヤマハ発動機グループの活動拠点は世界各地に所在し、地域社会の人々に支えられて事業活動を行っています。また、私たちの製品が世界各地の人々に利用され、より豊かな生活に役立つよう願っています。私たちは企業と地域社会との共存共栄を図り、持続可能な関係が重要であるとの認識に立ち、そのためには地域のステークホルダーの皆さまと日常的なコミュニケーションを通じて信頼関係を維持・向上することが大切であると考えています。ヤマハ発動機グループは、「将来を担う人たちの育成」「地球環境の保全」「交通安全普及」「地域社会の課題解決」の4分野を重点領域として定め、社会価値と共に企業価値の向上につながるよう、当社の強みを生かし、事業戦略と連動させながら社会貢献活動を推進しています。
グローバル課題 | ローカル課題 | |||
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取り組みテーマ (2023年事例) |
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活動内容 | ||||
SDGsとの関連 |
スポーツを通じた心身の育成
- スポーツ体験促進事業 (ヤマハ発動機スポーツ振興財団)
- ラグビー普及活動 (静岡ブルーレヴズ)
モノ創りを通じた創造性の育成、など
- おもしろエンジンラボ
- 子どもたちに本物の機械と触れ合ってもらい、実際に作って、試して、失敗し、遊ぶことを通して、機械やモノ作りの夢や楽しさを知ってもらうことを目的に社内有志とOBでボランティアとして活動しています。活動は主にコミュニケーションプラザ、浜松科学館で休日に「ウインドカー工作教室」や「エンジン分解組立教室」等を実施しています。
- ボート不思議発見教室
- 船の不思議に迫るべく、船が浮くこと、動くことの原理を日用品を使ったり、手作りボートでレースをしながら紐解き学習します。想像力と工作の楽しさを養うことを目的とした教室です。
- ジュニア プログラミング教室
- パソコン上でスクラッチを使用してプログラミングし、ロボットカーを実際に動かすことができる体験型のプログラミング教室です。子どもたちが、バーチャルの世界だけでなく、実物を手に取り試行錯誤する過程を経験してもらう中で、“プログラミングでものを動かす楽しさ” を学んでもらうことを目的としています。
地域社会への環境教育
- 電動のりもの教室
- 当社は、近隣市町の小学校の要請に応じて「電動のりもの教室」を実施しています。特に、本社からすぐ近くの磐田市東部小学校では毎年、6年生を対象とした出張授業として開催します。そこでは、電動アシスト自転車「PAS」や電動車いすを体験してもらった後、地球温暖化がもたらす影響や電気を作るしくみなども学んでもらっています。将来を担う子どもたちが地球環境の大切さを感じ、日々の生活の中でも意識してもらえるように願っています。
- 地元の大学での冠講座の開催
- 当社は、地元の大学の要請に応じて講義を行っています。その中でクリーンウォーターを題材に、環境に関する問題点と、環境が影響する社会問題について講義を行っています。当社の取り組みを通じて、グローバルな視点で環境問題を意識し、身近な取り組みについて考えるきっかけになることを願って毎年実施しています。
啓発活動、など
- 地元への交通安全啓発活動
- 本社および国内子会社の一部では全国交通安全週間などのタイミングで従業員が会社の近くでのぼりを持って立ち、付近の住民に交通安全啓発を行っています。また、ヤマハモーター熊本プロダクツ株式会社では、交通安全標識が描かれたクリアファイルを地元の小学生に寄贈し、交通安全に対する子どもたちの知識の提供と意識の高揚を図っています。
当社製品や人材、ノウハウを使った地域支援、など
- アフリカ地域への健康支援
- 当社は、健康を取り巻く環境が必ずしも良好でないアフリカ52カ国に販売・サービスネットワークを持ち、ラストワンマイルのモビリティ手段を提供することで健康支援も行っています。交通インフラの整わない地域に当社製品の機動力を活かしたHIV/AIDS、結核、マラリア等を含む薬品の配送や医療スタッフの移動、そのスタッフによる現地での医療指導などへの貢献です。また、「誰もが必要な医療にアクセスでき、世界中の人々が健康である未来を創る。」をパーパスとする、日本の民間企業が有志で結集したコミュニティ「グローバルヘルスを応援するビジネスリーダー有志一同」に参画し、「世界の人々の健康な生活を共働で支えている日本」というビジョンを掲げ、他の12社と共に活動を行っています。