先進安全技術を搭載した二輪車の研究車両 「ヤマハASV-2」について 2000年11月06日発表 5)衝突時の二輪運転者への衝撃を低減する"エアバッグ"システム 【研究開発の狙い】 四輪車ではシートベルトの補助装置として既に普及していますが、運転者が車両に拘束されない二輪車の場合、保護効果を得るには四輪車に比べて容積の大きなバッグを必要とするなど、二輪車独自のシステムの開発が求められています。そこで本システムの研究においては、二輪車の特性を考慮し、前方衝突の際に二輪運転者の負傷を低減するとともに、衝撃による二輪運転者の飛び出しで生じる2次災害低減も視野に入れることを狙いとしました。 【システムの特徴】 衝撃感知性能を向上するフロントセンシングバンパー、車体の衝撃と車速の関連から衝突を判断するECU、エアバッグを展開するインフレータ、そしてエアバッグで構成されます。 ECUは衝撃を感知すると、それが衝突によるものかを短時間で判断し、インフレータへ点火信号を送信。点火されたインフレータから発生するガスで、運転者の前面にエアバッグを展開します。 ●ヤマハ「ASV-2」1号車に搭載の安全技術 ●ヤマハ「ASV-2」2号車に搭載の安全技術 |BACK|