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先進安全技術を搭載した二輪車の研究車両 「ヤマハASV-2」について

2000年11月06日発表



「 路車協調型 」システム

 

【研究開発の狙い】
  路車間通信による走行支援システムは、運輸省が推進するASVと建設省が推進する AHS(Advanced Cruise‐Assist Highway Systems/走行支援道路システム)が連携して実現する、安全で快適な自動車の走行を実現する次世代の道路交通システムです。ヤマハ「ASV-2」2号車はこの走行支援システムに対応するため、交通環境情報を活用する車両側の情報処理技術、運転者に適切な情報を提供するヒューマンインターフェイス技術などについて積極的に開発を進めました。


【システムの特徴】
 
運転者に情報提供するヒューマンインターフェイスとしては (1)受信機内蔵ヘルメットから音声で伝える「聴覚支援」と、(2)メーターパネル上のモニターにアイコンで表示する「視覚支援」があり、これらを組み合わせることで運転者の適切な認知・判断を支援するシステムを構成しています。
 具体的な機能としては路車間通信で入手した交通環境情報から、運転者に対し音声で「○○注意!!」などと適切な対応を促し、視覚情報ではアイコンの形、色、点滅などにより支援の種類、緊急度などが瞬時に判断できるようにしました。対応する走行支援項目は次の通りです。

(1) 見通しが悪いカーブでカーブ形状等の情報を車両に伝える「カーブ進入危険防止支援」
(2) カーブ手前で停止車両や落下物等の障害物を検知する「前方障害物衝突防止支援」
(3) 交差点で停止線までの距離を車両に伝える「出合い頭衝突防止支援(停止)」
(4) 交差点で交差道路の接近車両情報を伝える「出合い頭衝突防止支援(発進)」
(5) 交差点で対向車線の接近車両情報を車両に伝える「右折衝突防止支援」
(6) 交差点において横断歩道上の歩行者を検知し情報提供する
  「横断歩道歩行者衝突防止支援」などです。


路車協調型システムの構成
走行支援システム

●ヤマハ「ASV-2」1号車に搭載の安全技術

ヤマハ「ASV-2」2号車に搭載の安全技術

 

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