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楽しむための知識を少し
MotoGP初心者の私、レース観戦をより楽しむために少し勉強してきました。マシンは各メーカーがレース用に開発し、排気量により3クラスに分けられる。今年は、世界各地で全18戦が開催。そのひとつが、今回訪れたフランスで行われているわけ。
さて、もうちょっと詳しく・・・。MotoGPは排気量800ccの車両で行われる2輪ロードレースの最高峰。4輪に置き換えるとF1(フォーミュラ・ワン)ということになる。ただ4輪と違うのは、最高峰のMotoGPと同時に、250cc、125ccクラスのレースも行なわれるってこと(アメリカGPはMotoGPクラスのみ開催)。MotoGPにおける登竜門的存在である125ccクラスは、マシンも軽量で、コーナリングスピードが速く、各コーナーで順位が入れ替わるレース展開がとても面白い。
また、中間的な位置づけの250ccクラスは、125ccからステップアップしてきたライダーたちが、激しいデッドヒートを繰り広げている。125ccと比べマシンもパワフルで、最高速も速くなり、コーナリングも迫力満点。最高峰のMotoGPクラスへのステップアップを狙う若いライダー達によって、エキサイティングなレース展開になることが多いクラスだ。
そして最高速が300kmをゆうに超えるMotoGPクラス(排気量800cc、4ストローク)だ。ここにもヤマハをはじめ、各メーカーが技術の粋を集めて参戦。独特の排気音を轟かせるパワフルなマシンをコントロールし、地面すれすれまでバイクを倒し込んで曲がってゆく姿は、4輪にはない美しさと迫力がある!まさにメーカーの意地とプライドを賭けた熱い戦いが繰り広げられるのだ!ポイント獲得圏内となるのは15位まで。全クラスでライダーとメーカーのタイトルを争うほか、MotoGPクラスのみチームタイトルも存在している。
各レースの順位によってライダーに与えられるチャンピオンシップポイントは次の通り。
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MotoGP裏方も本気です
メーカーのプライドはハードの部分だけではない。まさにMotoGPの舞台裏、欧州ラウンドの特色でもある、色とりどりの各チームのホスピタリティブースでは、レースを支えるスタッフへのケアでも競い合いが見られた。ヤマハのホスピタリティブースを私も利用したが、そこはスポンサーやチームスタッフもちろん、ゲストの接待や取材対応、MotoGPの王者V・ロッシを含むライダーが、食事やミーティングを行う憩いの場所だった。
料理はイタリアンで、食器やランチョンマットまでヤマハブルーに統一されて明るくカジュアルな雰囲気にしてあり、またサービスのクオリティはもの凄く高い。スタッフの素晴らしいサービスと笑顔は、過酷なレースをこなすライダーやチームスタッフを癒してくれるのだと感じることができた。ヤマハが世界一のタイトルを目指すべく戦う環境が整っているわけだ。流石だね。ヤマハブルーの色鮮やかな専用トレーラーが、気の利いたレストランへと変貌する設営風景を見たいものだ。しかしながらホスピタリティーブースの競い合い。私にはレース同様、他のチームより一歩ヤマハがリードしているように思えたが・・・?