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ヤマハ発動機は新たな「レース」の場で、新たなチャレンジに取組みます。舞台は電気自動車のF1とも称される「フォーミュラE」
2026年4月30日News
ルーカス・ディ・グラッシ、引退を発表
キーポイント
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元フォーミュラEチャンピオンのルーカス・ディ・グラッシは、今シーズン12を最後に、現役を退く
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引退後もローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームと共に、GEN4マシン開発に携わる予定
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ルーカスの今後の計画は近日中に発表予定
元フォーミュラEチャンピオンのルーカス・ディ・グラッシが、今シーズンをもってプロレーシングドライバーとしてのキャリアに終止符を打つことを発表しました。
フォーミュラE創設時、最初に参戦を表明したドライバーであるルーカスは、GEN1マシンのコンセプト実証用プロトタイプ開発にも深く関わり、シリーズの礎を築いた一人です。
2014年の開幕戦・北京E-Prixで初勝利を挙げて以降、ルーカスは13勝、41回の表彰台、4回のポールポジション、ドライバーズタイトル、そして通算1,077ポイントを獲得し、シリーズ屈指の成功を収めたドライバーとなりました。フォーミュラE以外でも、F2世界選手権のランキング2位、F1参戦、WEC(世界耐久選手権)でのランキング2位、ル・マン24時間レースでの複数回の表彰台など輝かしい実績を残しています。
「人生のすべてをレースに捧げてきましたが、2026年がプロレーシングドライバーとしての最後のシーズンであり、同時に新たな章の始まりになります。
物心ついた頃から、モータースポーツは常に私の人生の中心にありました。なぜ必要なのかも分からないうちから、規律や粘り強さを教えてくれ、先が見えず迷う時には進む意味を与えてくれました。サンパウロ郊外からモナコに至るまで、レースは想像もできなかった形で私の人生をつくり上げてきました。ドライバーとしてだけでなく、一人の人間として、父としても、私を大きく成長させてくれたのです。私はこのスポーツに持てるすべてを注いできましたが、そのかわりに夢を超える素晴らしい人生を与えてもらいました。
家族には心から感謝しています。レース人生の最初の日から、すべての犠牲、決断、勝利、敗北を支えてくれました。彼らの愛と忍耐、信じる心がなければ、何一つ成し遂げられなかったでしょう。この決断は、特に素晴らしい妻と子どもたちと共に下したものです。
そして、過去14年間を過ごしてきたフォーミュラEにも、特別な感謝を伝えたいと思います。ナプキンにアイデアを書き留めるところから始まり、今では私にとって「帰る場所」と呼べるほど素晴らしいチャンピオンシップを築き上げた、特別な人たちに囲まれてきました。この決断にはさまざまな思いがありますが、同時に穏やかな気持ちでもあります。どんな素晴らしいレースにも最終ラップがあります。私自身の最後のラップも、ここへ導いてくれた情熱、覚悟、そして愛をもって走り切りたいと思います。最後のレースまで全力を尽くしますし、この先に待つ明るい未来について、近いうちにまた皆さんにお伝えします。」
ルーカス・ディ・グラッシ
「ルーカスが、プロキャリアの最後を我々のチームで迎えることを誇りに思います。彼のフォーミュラEへの貢献は比類なく、ローラがトップカテゴリーに復帰する上でも欠かせない存在でした。このシリーズにおいても、そしてその先でも、彼が次にどんな挑戦をしていくのかを楽しみにしています。」
ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチーム代表、マーク・プレストン
「ルーカスはABTのフォーミュラEプロジェクトを初日から形作ってきた存在で、まさに家族の一員です。彼の経験とビジョンは、チームの体制づくりや成長に大きく貢献しました。2017年のチャンピオン獲得は、彼の歩みの中でも特に印象的な成果であり、チームの歴史に残る瞬間でした。ルーカスは単なるドライバーではありませんでした。リーダーとして、そして最後まであきらめない闘志を持つチームプレーヤーとして、私たちの成功に大きな影響を与えてくれました。これからも、ルーカスはABTの大切な仲間であり、友人であり続けます。共に成し遂げてきたすべてに心から感謝するとともに、今後の活躍を心より願っています。」
ABT CEO、トーマス・ビアマイヤー
「ルーカスは単なるドライバーではなく、フォーミュラEファミリーの一員です。シリーズ創設時から関わり、初レースとなる2014年の北京E-Prixから今日まで、彼は強力な競争者であり、シリーズ成長の中心的存在でした。彼が電動レースに注いできた情熱は、このシリーズにとってかけがえのないものでした。ハンドルを握る彼の姿がもう見られなくなるのは寂しいですが、世界チャンピオンとしての功績と、持続可能な未来を切り開こうとする思いは、これからもフォーミュラEの中で生き続けていきます。新たなステージでの活躍を心から願うとともに、今後もモータースポーツの未来を前に進める存在であり続けてくれると確信しています。」
フォーミュラE共同創設者・会長 アレハンドロ・アガグ
「ルーカスは、フォーミュラEが始まった当初から、このシリーズを象徴する存在でした。彼はただレースをしてきただけではなく、電動モビリティというフォーミュラEの理念を最初から信じ、その強い闘争心でシリーズを現在の姿へと押し上げてきました。今シーズンの終わりは、ドライバーとしての素晴らしい章に別れを告げることになりますが、今後もルーカスがチャンピオンシップに深く関わり続けてくれると私たちは確信しています。彼がこのスポーツに与えた影響は、これから先も長く残り続けるでしょう。すべてのレースに注いできた情熱と献身に、心から感謝します。彼は、私たちが築こうとしているものを体現する素晴らしい存在でしたし、最終戦の最後の最後まで、全力を尽くしてくれると信じています。」
フォーミュラE CEO ジェフ・ドッズ
ルーカスは 、ABB FIA フォーミュラE世界選手権において、ローラ・ヤマハABTフォーミュラEチームのドライバーとして最後のシーズンを戦いながら、引き続きチームと共にGEN4マシンの開発にも携わります。





