ヤマハ発動機株式会社

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2000-20054ストロークエンジン化が進むマリン事業

4ストローク船外機「F225」(2001年)

小型から大型までの幅広いラインアップを取り揃え、世界一の船外機メーカーの地位を築き上げてきたヤマハにとって、さらなる飛躍となったのが2001年4月に生産を開始した225馬力の船外機「F225」だった。ヤマハが4ストローク船外機の開発に取り組み始めたのは1980年。1984年には232cc・9.9馬力の「F9.9A」の生産を立ち上げ、さらに1990年代に入ると環境保全へ向けて具体的な排気ガス規制の方向性が明確になってきたことからアメリカのブランズウィック社との共同開発を開始し、翌年には4ストローク船外機(9.9/15馬力、25馬力、40馬力、50馬力の計4機種)を製品化した。

続いて、1998年にはDOHC技術を活かした軽量・低燃費の「F100」、加えてEFI(電子制御燃料噴射装置)搭載の「F115」を開発。さらに市場のトレンドは大型化・4ストローク化へと向かい、この分野への新製品として投入したのが「F200」「F225」だった。

F225は、大型4ストローク船外機ながら、同馬力の2ストローク並みに小型・軽量化が図られ、さらに低燃費、排ガスのクリーン性、静粛性など4ストロークならではの利点も強化した設計で、EPA(環境保護庁)や日本舟艇工業会の定めた2006年排ガス自主規制値を大幅にクリアした。F225は世界最大のマリントレードショー「Boating Week 2000」で「イノベーションアワード(技術革新賞)」を受賞した。この賞は、技術・性能面ばかりでなく、業界への貢献度や独創性、実用性なども含めた総合的な判断により贈られるもので、F225がマリン先進国のアメリカで高い評価を受けたことの証となった。

「F225A」がアメリカで「イノベーションアワード」を受賞(2000年9月)

ヤマハは、船外機以外の分野でも4サイクル化を加速させ、2002年、世界初の4ストロークエンジン搭載PWC(パーソナル・ウォーター・クラフト)「FX140」を発売した。低燃費、排ガスのクリーン性、静粛性などの環境特性を飛躍的に向上させるとともに、スムーズでダイナミックな走行フィーリングも実現する4ストロークPWCは、スポーツ用途からクルージング用途までラインナップを広げている。

4ストロークエンジン搭載「FX140」(2002年)

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