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トップメッセージ

持続可能な社会の実現のために

取締役会長 兼 代表取締役社長 渡部 克明

取締役会長 兼 代表取締役社長渡部 克明

ヤマハ発動機グループは、「感動創造企業-世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する」を企業目的とし、「顧客の期待を超える価値の創造」、「仕事をする自分に誇りがもてる企業風土の実現」、「社会的責任のグローバルな遂行」の3つを経営理念に掲げています。そしてこの理念の下、常に新しいことに挑戦することで、市場を切り開き、個性的な製品を生み出し、幅広い事業を育んできました。現在の私たちの姿は、こうした歴史の上に成り立っているものです。

一方で時代は今、大きな変革期を迎えています。2020年から全世界に感染が広がった新型コロナウイルスCOVID-19は地球規模であらゆる活動に影響を与え、私たちの生活様式や価値観にも大きな変化をもたらしました。気候変動問題に関しては、カーボンニュートラルに向けた世界各国の取り組みが加速しています。人権についても、欧州での法制化の動きをはじめとして企業にはサプライチェーン全体での対応が求められています。

こうした中で当社は、2030年を見据えた長期ビジョン「Art for Human Possibilities」の中でRethinking Solutionをテーマの一つに掲げ、ヤマハらしい形で社会課題の解決を目指すべく、これまで培ってきた技術や知⾒、パートナーとの共創活動によって新たな価値創造を進め、SDGs達成に貢献する事業開発に取り組んでいます。さらに、2022年からの中期経営計画では、経営の重要な柱としてこれまで以上にサステナビリティ対応を強化していくことを表明しています。

「社会的責任のグローバルな遂行」を経営理念の1つに掲げる当社は、サステナビリティにおいても国際的合意事項との連携が大切だと考えています。この考えの下、当社は2017年、「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」についての10原則「国連グローバル・コンパクト」にグループとして署名し、現在それに則った活動をさまざまな形で実施しています。今後も私たちは、地域・社会・地球環境との調和を大切にしながら、ステークホルダーから信頼される企業を目指して持続可能な社会の実現のために活動を推進していきます。

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