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生物多様性の保全と持続的な利用

ヤマハ発動機グループの生物多様性基本取り組み姿勢を紹介します。

ヤマハ発動機生物多様性基本取り組み姿勢

背 景

 生物多様性の保全をはじめとするサスティナビリティを巡る課題への対応は重要であるとともに成長機会の取り込みに繋がるものと認識しています。
 ヤマハ発動機では、これまでに、環境負荷がより少ない小型エンジンの技術革新、電動アシスト自転車・電動二輪車といったスマートパワー技術の製品化、次世代動力源の研究開発、など企業活動の全てにおいて地球環境との調和に配慮した取り組みを進めてきました。
 これからも継続して生物多様性への取り組みを実践するため、「ヤマハ発動機生物多様性基本取り組み姿勢」を制定しました。

 

考え方

企業理念、CSR基本方針や環境計画に基づき、
「生態系や生物種、遺伝子の多様性」
「自然の恵みを補う活動」「与えた影響の最小化」
の観点でこれからも、
自主的、体系的、継続的に
生物多様性に取り組みます。

  • 地球にやさしい
    知的技術で貢献します

    当社製品フィールドである、大自然の恩恵に支えられている重要性を深く理解し、技術により、生物の多様性を目指します。

  • 地球環境との調和に
    配慮した取り組みを
    推進します

    エコマインドの醸成により、自主性を更に高め、体系的な生物多様性の活動に継続して取り組みます。

    グローバルな視点で生物多様性の危機に対し、地球環境との調和に配慮した自然を守り、育む活動を推進します。

  • 環境コミュニケーションと
    情報公開に努めます

    生物多様性への取り組みにおいて、幅広く社会との連携・協力を図るとともに情報の適切な公開に努めます。

生物多様性の取り組み


 ヤマハ発動機生物多様性基本取り組み姿勢に沿った体系的な活動を、従業員の自主性に基づき継続的に実施しています。
 美しく豊かな海を守るためのビーチクリーン作戦は1990年代初頭から国内外の海岸で取り組んでおり、エコマインドを醸成し現在も継続しています。絶滅の危機にある生き物の生息環境を守るなど、生物多様性の具体的な取り組みをご紹介します。

絶滅危惧種のアカウミガメを守る

 地域の身近な自然である遠州灘海岸には毎年、絶滅危惧種のアカウミガメの母ガメが産卵に訪れます。
 遠州灘海岸では、サンクチュアリN.P.O.との連携により1991年からビーチクリーン活動を27年継続して実施しており、従業員とその家族・友人、累計12,600名がボランティア参加をしています。 

サスティナブルビーチ作戦を主催

 絶滅危惧種のアカウミガメを守るため、産卵時の障害となるごみや誤飲してしまいそうなビニール片、ペットボトル、空き缶等を回収するクリーン活動を開催しています。また、産卵のためになくてはならない海岸の砂地そのものを修復するため、砂の詰まった麻袋を積み、風による砂の飛散から守っています。

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遠州灘海岸ビーチクリーン
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細かいビニール片も拾う
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遠州灘海岸砂地修復活動
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麻袋に砂を詰める

第28回ウェルカメクリーン作戦に参加

 浜松市主催のアカウミガメを守るための清掃活動に、従業員とその家族友人のボランティアにより中田島砂丘地点より毎年継続参加しています。

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2017年はボランティア120人が参加
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ウェルカメ海岸清掃

絶滅危惧種カワラハンミョウを守る

 川原の護岸工事などで川原から追われ、中田島砂丘にかろうじて生息している絶滅危惧種の甲虫、カワラハンミョウ。その生息環境を守るため、外来植物種の駆除を静岡県沿岸整備課との協力により2015年から年2回継続実施しています。

※外来植物種:オオフタバムグラ・コマツヨイグサ・ホソムギ・ヒメムカシヨモギ

外来植物種駆除作戦を実施

 各種の除草に効果的な時期となる5月にコマツヨイグサ、9月にオオフタバムグラを中心にボランティア参加者により外来植物種の除去作戦を実施しています。

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コマツヨイグサの駆除
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種の出る前に摘んで効果を上げる
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オオフタバムグラの駆除
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参加者全員で203kgを除草

身近な自然を守る

 「静岡県の守りたい自然」の一つである浜名湖の自然を守るための湖岸清掃を毎年2回、マリン事業部社員などにより継続実施しています。

マリンクリーン活動in浜名湖を開催

 マリン事業部社員により、水上オートバイやボートなどを活用し、陸からは行けない湖岸へも上陸し、流れ着いたごみの回収などの清掃活動を年2回、継続開催しています。

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水上オートバイが人やごみを運ぶ
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松見ヶ浦での活動
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ライフジャケットを装着し乗船
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湖上でごみを中継

サンゴ礁の保全活動に取り組み

 約360種以上のサンゴが生息すると言われる沖縄県では近年、著しくその種類や数を減らしているという報告もあります。これを危惧した地元では、サンゴ再生のための官民一体プロジェクト「チーム美らサンゴ」を発足。
 ヤマハ発動機は2007年からこれを支援し、植え付けのボランティア参加や資金援助等を行っています。

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ボランティアによるサンゴの植え付け作業

テストコースにおける希少種の保護等

 与えた影響を最小化するため、地域の自然の中にある各テストコースにおいて自然を補うための取り組みを継続実施しています。

菊川テストコースにおける希少植物種の保護

 静岡県菊川市の二輪車用テストコースでは、コースの外周に一定幅の既存植生の確保や新たな植林など、生物多様性の維持や環境保全に配慮しています。着工前となる2008年には、建設用地の環境評価を1年間実施しました。そして2013年、テストコースの運用が始まると同時に希少植物種などの保護活動を開始しました。保護活動当初は次第に株数が減少してきましたが毎月の活動の継続により3年目の2016年には株数が増加に転じる種(シラン・タコノアシ)も出てきています。現在も、社員による月度モニタリングにより、専門家の協力も得て絶滅危惧種・準絶滅危惧種のナギラン・キンラン・シラン・エビネ・タコノアシを保護しています。

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群生するタコノアシ
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豊かな谷のシラン
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残る森のナギラン
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尾根のキンラン(ピンクの目印テープは生分解性を使用)

施設の各所で自然保護活動を実施

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トレールランド浜北では、絶滅危惧種のモリアオガエルの産卵を毎年モニタリングしています

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浜岡テストコースでは、防風林となっているクロマツの松くい虫対策として防虫剤を投与したり、耐性クロマツを植林したりしています

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袋井テストコースでは、コース周囲に自生する7種類のどんぐりの冊子を作成し、従業員へ紹介しています

自然の恵みを補う活動

 浜名湖の景観の一つである丘陵地の自然を補う活動として里山づくりの開催や磐田市の地下水涵養事業への参加で、自然からの恵みを理解し補う活動に取り組んでいます。

里山づくり

 浜名湖に面したヤマハマリーナ浜名湖に隣接した丘陵地で、自然の放置により荒れた竹薮を再生し、美しい竹林化を目指しています。これと並行して、竹薮の広葉樹林への侵入を止める里山づくりの活動を2015年から毎年春と秋に継続実施しています。

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積まれた竹
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孟宗竹の間伐作業
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鳥の巣箱の設置
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間伐竹でベンチ作り

磐田市地下水涵養事業に参加

 磐田市の豊かな水源である市最北部の山林(財産区)への檜の植林や間伐作業を実施しています。

国立自然公園内の河川上流域を保護

 タイのグループ企業では、生態系のバランス維持と災害時影響低減(砂防ダム作りによる洪水対策)を目指した活動を国連環境活動と連動して展開しています。

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