過去の活動事例
地域社会における人材育成に貢献する過去の活動事例をご紹介します。
将来を担う人たちの育成
※記事の内容は掲載年時点の情報です。
目次
- 地元小学校で体験型授業「電動のりもの講座」を実施
- 電気を「知る・体感する」授業を地元小学校で実施
- 女子中高生の進路選択を応援
- 台湾で第11回ヤマハカップ決勝大会
- ヤマハ(株)と共同で子ども「モノづくり講座」を開催
- ヤマハモーター台湾が5年連続で体育推手賞を受賞 サステナビリティレポート2017
- 夏期インターン受け入れでABEイニシアチブを実践 サステナビリティレポート2017
- ABEイニシアティブ研修生のインターン受入 サステナビリティレポート2016
- 実務訓練学生(インターンシップ)の受け入れ(日本) サステナビリティレポート2016
- 女性の社会進出を支援する取り組み サステナビリティレポート2015
- オーストラリアで「バラエティ・ザ・チルドレンズ・チャリティ」に協力 サステナビリティレポート2014
- メキシコの「キッザニア」にワークショップの職業体験パビリオン サステナビリティレポート2013
- 国営職業訓練校のメカニック育成をサポート サステナビリティレポート2012
- 事業で培った技術や知識を活用した講座を実施 サステナビリティレポート2012
- モノ創りとの関わりを志す学生のインターン研修をサポート サステナビリティレポート2011
- 「パワーアシストつなひき」を浜松科学館に寄贈 サステナビリティレポート2010
- 「The 1st YAMAHA ASEAN CUP U-13 FOOTBALL VIETNAM 2008」の開催をサポート サステナビリティレポート2009
- ヤマハジュビロサッカースクール サステナビリティレポート2008
- ベトナムで「YAMAHA CUP 2007」開催 サステナビリティレポート2008
- 地域社会へのタグラグビー普及活動 サステナビリティレポート2008
- 大学で「企業講座」サステナビリティレポート2008
- 「学生フォーミュラ」支援 サステナビリティレポート2008
- 「ECOエネルギー・スクール」の開催に協力 サステナビリティレポート2008
- 当社会長が静岡産業大学で特別講話 サステナビリティレポート2008
- ヤマハ発動機スポーツ振興財団の設立 サステナビリティレポート2007
- 水のノウハウで地域の人々の健康維持・増進 サステナビリティレポート2007
- タグラグビー地域普及 サステナビリティレポート2007
- ヤマハジュビロサッカースクール サステナビリティレポート2007
- 第18回「水辺の風景画コンテスト」を支援 サステナビリティレポート2007
- 学生フォーミュラ活動のチーム支援 サステナビリティレポート2007
- 学生のための技術訓練・コンテスト サステナビリティレポート2007
- 職業訓練の場「マイ・ファースト・ジョブ・プログラム」 サステナビリティレポート2007
- モノづくりの学びの場を提供 サステナビリティレポート2007
- 浜松市立飯田小学校での講演会開催に協力 サステナビリティレポート2007
- 浜松市立都田南小学校で国際交流 サステナビリティレポート2007
- 「第13回JMPFジュニアチャンピオンレガッタ」を支援 サステナビリティレポート2006
- サッカーの国際親善試合に日本人学校の生徒を招待 サステナビリティレポート2006
- 静岡県西部で小・中学校へのラグビー指導を展開 サステナビリティレポート2006
- 静岡産業大学、静岡理工科大学、東京工業大学で「企業講座」を開催 サステナビリティレポート2006
地元小学校で体験型授業「電動のりもの講座」を実施
本社のある静岡県磐田市の東部小学校の6年生に向けて、2010年から出前講座を実施しています。2016年からは6年生の授業に電気の単元があることから当社社員が講師を務める体験型授業「電動のりもの講座」を行い、今年は6年生141人に科学やモノづくりの楽しさを感じてもらいました。
理科室ではジャパンラグビーリーグワンの2022年シーズンを終えた静岡ブルーレヴズの河田和大選手が講師を務め、地球温暖化がもたらす影響について伝えながら、1円玉と10円玉、食塩水、キッチンペーパーなど身近なものを使って電気をつくる実験や、電磁石の力で回転を生み出すモーターの仕組みなどを学んでもらいました。
体育館では電動車いすと電動アシスト自転車の体験試乗を行いました。学んだばかりの電気やモーターが、人びとの暮らしにどのように役立てられているのかを全員が体感すると、「スイッチをオンにするとアシストで風みたいに走れてすごかった」、「電動車いすは動きが細かくてびっくりした」といった声が聞かれました。
地球温暖化の原因やその影響、二酸化炭素を削減するための社会のさまざまな取り組み、またそうした中で高まる電気やモーター技術への期待などを感じてもらえる講座となりました。
電気を「知る・体感する」授業を地元小学校で実施
袋井市(静岡県)の小学校で、当社グループ社員が講師を務める体験型授業「電動乗りもの教室」を開催し、同校の6年生児童たちは、身近なものを使って電気を作る実験や電磁石の力で回転を生み出すモーターのしくみなどを学びました。その後児童たちは体育館に移動して電動車いすと電動アシスト自転車の体験試乗も行い、学んだばかりの電気やモーターが人々の暮らしにどのように役立てられているのかを体感しました。担任の教諭からは、「新型コロナ感染防止対策で、子どもたちの学校生活も大きな影響を受けてリアルなモノに触れる機会も少なっている今、こうした実体験を伴う活動はたいへん貴重です」とのコメントをいただきました。
女子中高生の進路選択を応援
NPO法人「浜松男女共同参画推進協会」が企画した、女子中高生が技術系の仕事の魅力に触れるキャリアイベントに当社が協力しました。当日は、浜松市の女子中高生14人がコミュニケーションプラザでマリン、コミューター・ビークル、製造に関わる当社若手女性技術者3人を囲んでフリートークを行いました。参加者からは進路選択や学生時代の過ごし方、仕事のやりがいなど多くの質問が飛び交い、「ヤマハの女性社員はとてもいきいきとしていて仕事が楽しいのだなと思った」「将来どんなことをしてみたいか考えてみようと思うきっかけになった」といった声が寄せられました。
台湾で第11回ヤマハカップ決勝大会
ヤマハモーター台湾(YMT)では、スポーツによる青少年の健全な育成を目的とした小学生のサッカー普及活動「ヤマハカップ」を継続的に開催しています。11回目となる今大会は地区予選段階から大変な盛り上がりを見せ、183チームが参加。12月21日には全国の各予選を勝ち上がった計8チームによる決勝大会が台中市の朝馬サッカー競技場で開催されました。
「ヤマハカップ」にはこれまで延べ2万9,000人もの子どもたちが出場し、台湾のサッカー界でも広く認知され話題となっています。YMTのスポーツの振興を通じて社会に貢献する姿勢は台湾政府教育部からも高く評価され、體育推手獎を7年連続で受賞しています。
ヤマハ(株)と共同で子ども「モノづくり講座」を開催
同じブランドを使用する楽器のヤマハ(株)とヤマハ発動機(株)は、「ふたつのヤマハ。ひとつの思い。」のテーマを実現するイベントとして子ども向け「モノづくり講座」を共同で開催しました。
楽器の製造工程で出る端材・廃材を使ってアフリカ民族楽器を作り、音の出る仕組みを学ぶヤマハ(株)の「♪親指ピアノ『カリンバ』を作ろう」と、釘が磁石になる電磁石の実験やモーターコア部にニクロム線を巻いてモーターを作り模型自動車に取り付けて電気自動車を走らせる当社の「モーター工作教室」をヤマハコミュニケーションプラザで開催しました。
ヤマハモーター台湾が5年連続で体育推手賞を受賞 サステナビリティレポート2017
ヤマハモーター台湾は2017年9月、体育推手賞※の銀賞を教育部体育署から受賞しました。体育推手賞は5年連続、銀賞は昨年に続き2度目の受賞です。
ヤマハモーター台湾は、社会貢献の理念に基づいて健全な青少年育成を図るため「ヤマハカップ 少年サッカー大会」を2009年から8年連続で開催していて、昨年の予選は313チームの約5,000人が参加。今では台湾最大級の少年サッカー大会となっています。
※体育推手賞:台湾行政院教育部がスポーツ振興活動に貢献した団体を表彰するもの
夏期インターン受け入れでABEイニシアチブを実践 サステナビリティレポート2017
2013年6月の「第5回アフリカ開発会議(TICAD V)」で表明された「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアチブ(African Business Education Initiative for Youth:通称「ABEイニシアチブ」)」に基づいて当社は2017年8月、夏期インターンシップを受け入れました。当社としては2016年に続き2度目で、7カ国11人のアフリカ留学生たちは工場見学やボートの試乗を通じて当社を身近に感じた後、「クリーンウォーターサプライシステム」の展開やアフリカ市場向けモーターサイクルのアクセサリーをテーマにグループディスカッションを実施。当社ビジネスの一端に触れる機会となりました。
ABEイニシアティブ研修生のインターン受入 サステナビリティレポート2016
ABEイニシアティブ」研修生として2016年9月に来日した大学生を短期インターンで受け入れました。
「ABEイニシアティブ」は、官民一体となってアフリカの経済成長を支援する政策として2013年のアフリカ開発会議(TICAD V)で示されたもので、アフリカの若者に対し日本の大学や大学院での教育に加え、日本企業でのインターンシップの機会を提供しています。
今回ヤマハ発動機では、アフリカ5カ国から5人の研修生を受け入れ、「村落向け小型浄水装置ヤマハクリーンウォーターシステムを自国で販売するためのビジネスプランの提示」をテーマにワークショップを行いました。
各研修生は、自国の水の課題とクリーンウォーターシステムで解決したいこと、関係機関や顧客となり得る人々などを具体的に提示し、販売拡大に必要な取り組みやヤマハブランドのアフリカにおける訴求について活発な意見交換を行いました。
実務訓練学生(インターンシップ)の受け入れ(日本) サステナビリティレポート2016
ヤマハ発動機グループでは、さまざまな企業活動を通じて、各国地域の将来を担う人たちの育成に向けた取り組みを行っています。
ヤマハ発動機本社では、産業保健研修講座として、近隣の医療関連の大学や専門学校の学生を年間約10数名、20年以上継続して受け入れています。
また日本のYEC※では、 2015年で技術者を目指す学生のインターンシップ受け入れが10年目となり、累計32名となりました。
※YEC:YAMAHA MOTOR ENGINEERING CO., LTD.
女性の社会進出を支援する取り組み サステナビリティレポート2015
インドの女性の地位向上と就業率向上を図るため、IYM※は2012年9月にインド北部にあるウッタル・プラデーシュ州政府と提携し、女性向けの職業研修プログラムを立ち上げました。同州スラジプールの工場で女性160名が、研修生としてスクーター製造ラインでエンジンや車体組立といった職業訓練を受けています。
研修中は職業研修プログラムに従って賃金が支払われるだけでなく、従業員と同様の昼食や医療、通勤手当などの福利厚生も受けられるようになっています。
このプログラムを通じて3年間の実地研修(OJT)を終え、試験に合格すると産業訓練研究所の資格証明書が取得でき、就職活動が有利となります。優秀な研修生は、IYMの従業員として登用されることもあります。
IYMでは、家族を養う賃金を得る機会を与えるだけでなく、研修生に対し「自分は社会に貢献できる存在である」という自信を養うこのような取り組みを通して、女性の地位向上に貢献しています。
※IYM: India Yamaha Motor Pvt. Ltd.
オーストラリアで「バラエティ・ザ・チルドレンズ・チャリティ」に協力 サステナビリティレポート2014
オーストラリアのYMA※では、病気やその他の恵まれない状況に置かれた子どもたちや、特別なニーズを抱える子どもたちの、生活や健康、学習を支援するための資金集めの活動を毎年行っています。「バラエティ・ザ・チルドレンズ・チャリティ」と協力し、さまざまな景勝地をヤマハのウォータービークルで回るツーリングイベント「ヤマハ・バラエティ・ジェット・トレック」を開催しています。イベントの参加費をチャリティ募金とし、ツーリングでの絶景を楽しむとともにチャリティを行うこのイベントは2013年の開催で8回目となりました。60台ものウォータービークルが集結し、11の町を訪れ、総移動距離は667km、総額12万5,000ドルを集め寄付しました。
※YMA:Yamaha Motor Australia Pty Limited
メキシコの「キッザニア」にワークショップの職業体験パビリオン サステナビリティレポート2013
日本でも子どもたちに人気の職業体験テーマパーク「キッザニア」。その発祥の地メキシコの「キッザニア・クイクルコ」に2012年10月、ヤマハワークショップが誕生しました。これは、幼児期からの交通安全教育によって事故の削減を目指す、世界で初めての交通版キッザニアです。当社の現地法人YMMEX※の協賛によるヤマハワークショップでは、交通安全教育およびミニバイクの運転ライセンスを取得するコースと、実際に工具を使って5項目の整備を行うコースの2コースを開催しています。オープンから12月末までの2カ月半で、バイク整備の職業体験に約15,000名が参加しました。
※YMMEX: Yamaha Motor de Mexico, S.A. de C.V.
国営職業訓練校のメカニック育成をサポート サステナビリティレポート2012
2020年までに先進工業国となることを目標に国を挙げて職業訓練の規模拡大と質の向上に取り組んでいるベトナムでは、二輪車の製造・販売会社YMVN※が国営の職業訓練校への支援として、二輪車の整備や接客・販売について学ぶヤマハコースの開設に協力しています。
ヤマハコースがある職業訓練校は、経済の中心であるホーチミン近郊のロンスエン(2008年開設)、首都ハノイ近郊のハイフォン(同2010年)、そしてベトナム中部の古都フエ(同2011年11月)の3校となっていて、講習期間は3ヶ月、2011年実績は3校で延べ7コース・101名となっています。YMVNからは一ヵ月につき1週間(延べ3週間)、サービスマンが訓練校に赴任して、サービスマンに必要な知識・技術・接客の心得などの講習を行うほか、職業訓練所のヤマハコースを担当する教師を対象としたコース開設前の指導、新製品の発売があった際には新たに採用された機構・技術についてのオリエンテーションなどのサポートを行っています。
2012年度にはホーチミン近郊のカントーと中部のダナンにある2校でヤマハコース開設を予定しています。
※ YMVN: Yamaha Motor Vietnam Co., Ltd
2011年度に国営職業訓練校のヤマハコースを受講した卒業生101名のうち約半数の53名がヤマハ製品を扱うディーラーに就職
事業で培った技術や知識を活用した講座を実施 サステナビリティレポート2012
ヤマハ発動機では、二輪車、マリンなどの事業やモノ創りで培った知識と技術を活用した、子どもたちの「モノ創りの心」を育む活動に継続的に取り組んでいます。
『ボートふしぎ発見講座』は、船が浮く仕組みや船形の違いによるスピードの違いを分かりやすく解説する実演や、クリアファイルを使ったボートの模型作りを体験してもらう講座で、主に小学生を対象とした活動です。
また、ヤマハ発動機では学術的なモノの見方や考え方だけでなく、実務経験に基づいた捉え方を学生に身につけてもらうために、実務経験が豊富な従業員を大学に講師として派遣する「企業講座」についても継続的に取り組んでいます。
ボートふしぎ発見講座 | 大学講座 | |||
---|---|---|---|---|
参加人数 | 講座回数 | 参加延べ人数 | 講座回数 | |
2011年 | 978人 | 51回 | 3,172人 | 45回 |
2010年 | 1,245人 | 64回 | 2,845人 | 38回 |
2009年 | 540人 | 32回 | 2,243人 | 43回 |
モノ創りとの関わりを志す学生のインターン研修をサポート サステナビリティレポート2011
独立行政法人国立高等専門学校機構が技術者の育成を目的に2008年からスタートしている海外インターンシップ研修に日本企業5社とともに協力しました。販売会社TYMが中心となったタイのグループ会社4社で日本からの研修生4名を受け入れ、マーケティング、企画・開発、製造、生産管理、品質管理、出荷、セールス、サービスなど、モノ創りの現場やさまざまな仕事の流れについての体験をしてもらい、販売店や安全運転普及活動の現場も訪れて3週間にわたる研修を終えました。
日本のグループ会社エルム・デザインでは、米国のArt Center Design of Collegeの学生を約2ヵ月間受け入れ、デザイン業務の体験学習を実施、同じく日本のヤマハモーターエンジニアリングでは豊橋技術科学大学の学生にCAE構造解析などの研修を実施、ヤマハモーターエレクトロニクスや東洋ベスクでは、職業体験をとおして「働くこと」の意義や適性、自己の可能性を探る機会を提供する工場現場研修を地元の中学・高校7校を対象に行いました。
「パワーアシストつなひき」を浜松科学館に寄贈 サステナビリティレポート2010
ヤマハ発動機グループの多くが所在する静岡県西部の中核都市である浜松市の科学館は、古くからものづくりが盛んな地域性を反映し、近隣の製造系企業から寄贈を受けたさまざまな遊具や教育用に制作された機器類が展示されていることが特徴となっています。
ヤマハ発動機が寄贈したディンギーヨットのシミュレーションゲームも20年以上にわたって多くの子どもたちに親しまれてきましたが、ここ数年急速に普及が進んだ電動アシスト自転車の動力ユニットを使った「パワーアシストつなひき」を新たに制作して寄贈をしました。 この体験型機器は、動力ユニットが納められた中央から延びる2本のロープのうち1本は人力のみ、もう1本には電動アシストが加わるもので、親子や友達同士で綱を引き合いながら「力の原理」や「技術」について学習してもらえるようになっています。
「The 1st YAMAHA ASEAN CUP U-13 FOOTBALL VIETNAM 2008」の開催をサポート サステナビリティレポート2009
ヤマハ発動機グループは、主要市場の1つであるアセアン地域の青少年を対象としたスポーツ振興に取り組んでいます。2003年から毎年開催している「YAMAHA ASEAN CUP RACE」(モーターサイクルレース)と並ぶスポーツ振興活動として、サッカーの普及・振興活動を位置づけ、2005年からはアジアサッカー連盟の公式スポンサーとしてサポートしています。
2008年には、インドネシア、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポールの13歳以下の代表チームによる国際少年サッカー大会がベトナムで開催され、ヤマハ発動機はグループの現地法人YMVN※と共に運営サポートを行いました。
※ YMVN= Yamaha Motor Vietnam Co., Ltd.
ヤマハジュビロサッカースクール サステナビリティレポート2008
ヤマハジュビロサッカースクールは、1974年から34年間続いている、全国でも有数の長い歴史を誇るサッカースクールです。現在は静岡県の磐田、浜松、掛川の3地区6会場で活動しており、小・中学生を含めたスクール生は約1,600名を数えています。
スクールでは、サッカーの技術向上と、サッカーを通じた人材育成という両面から子どもたちを指導しています。サッカーの技術向上という面においては、有資格指導者が子どもたち一人ひとりに丁寧に指導をするとともに、サッカーの楽しさも伝えています。子どもたちに楽しさを伝えることで、子どもたちがサッカーを好きになり、そしてより積極的に取り組むという、良いスパイラルを実践しています。
サッカーを通じた人材育成という面においては、グラウンドでの挨拶を徹底することから始まり、トレーニングや試合は一緒にプレーする仲間を大切にする気持ちを持たせることで、周囲の人々を大切にできる人間性を醸成しています。
ベトナムで「YAMAHA CUP 2007」開催 サステナビリティレポート2008
サッカーを通じた地域社会とのコミュニケーションをめざして、YMVNでは小学生サッカー全国大会(13歳以下、11歳以上)の単独スポンサーを3年間に渡って引き受ける契約を同国スポーツ局との間で交わし、2007年7月に「YAMAHA CUP 2007」がハノイ市で開催されました。
この大会では、同国64省の直轄都市の各代表チームによる予選を勝ち抜いた16チームが参加して、決勝ラウンドが行われダナン代表チームが優勝を果たしました。なお、優勝したダナン代表チームは、8月に日本に招聘されヤマハジュビロFC掛川やジュビロ磐田jrユースと親善試合も行い、国境を越えたサッカーによる親睦が交わされました。
地域社会へのタグラグビー普及活動 サステナビリティレポート2008
磐田市ラグビーフットボール協会とヤマハ発動機ラグビー部の選手たちが中心となって、タグラグビーの普及活動を展開しています。2007年度は、磐田市内の小・中学校6校を対象に継続型の教室を開催し、164名の生徒にタグラグビー指導を実施。また、5月から11月にかけては近隣の小・中学校の生徒や先生、保護者を対象に体験教室を実施しています。
さらに12月には、タグラグビーを通して仲間と助け合い、自ら考えて道を切り開くラグビースピリットを身につけるとともに、タグラグビー普及をめざした「ジュビロカップラグビー大会」をヤマハスタジアムや磐田市のスポーツ交流の里ゆめりあを会場として開催。磐田市や浜松市など静岡県西部を中心に、小学生クラス32チーム(278名)、中学生クラス18チーム(137名)を迎えて熱戦が繰り広げられました。
大学で「企業講座」 サステナビリティレポート2008
ヤマハ発動機は、モーターサイクルやマリン・その他事業製品のモノづくりで培った技術やノウハウを広く社会や地域に役立ててもらおうと、静岡理工科大学・静岡産業大学・東京工業大学の各大学に、実務経験豊富な従業員を講師として派遣しています。
学術的なモノの見方、考え方だけでなく『生きた技術』としての捉え方や、技術者として企業や社会の中で責任を果たして行くための基礎的要素を身に付けることを目的に講座を行っており、2007年度は約400名の学生が受講しています。
「学生フォーミュラ」支援 サステナビリティレポート2008
『全日本学生フォーミュラ大会』は、モノづくりの未来の担い手を育成する場として、毎年9月にエコパ(小笠山総合運動場:掛川市)で開催されていますが、ヤマハ発動機は2003年の第1回大会から支援しています。
2007年は国内8大学・海外2大学チームにエンジンやパーツ供給・事前壮行会のハード面支援と、エンジン・電装・車体設計・カウルなどの技術的アドバイスといったソフト面の支援も行いました。特に、カウル製作に必要となるFRP製造技術の講習会では、長年舟艇・プールで培ってきた当社FRP技術の講習会とあって、支援チームを含む18大学47名が参加し熱心にメモを取っていました。
ヤマハ発動機は、具体的かつ実践的な支援活動と大会を陰から支える大会運営支援を行いながら学生フォーミュラを盛り上げています。なお、支援大学チームが2年連続で全日本総合優勝しているほか、3位・6位入賞を果たしました。
「ECOエネルギー・スクール」の開催に協力 サステナビリティレポート2008
燃料電池についての理解促進・普及啓発を図るために静岡県企画部エネルギー対策室が主催している「ECOエネルギー・スクール」が、弊社協力のもと県立引佐高校で開催されました。同校の機械系の2年生75名を対象に、弊社社員が燃料電池二輪車の開発について講演。会場では燃料電池二輪車の展示説明も行われました。
当社会長が静岡産業大学で特別講話 サステナビリティレポート2008
ヤマハ発動機冠講座の最終講義で、長谷川会長(2007年当時)が特別講話としてアメリカ・ヨーロッパでの駐在経験など自らの体験を交えて講演を行いました。当日は通常の受講生の他に、中国人留学生や一般受講者を含む約60名が熱心に聴講。受講者からは数多くの質問が飛び出し、活発な講義となりました。
ヤマハ発動機スポーツ振興財団の設立 サステナビリティレポート2007
ヤマハ発動機は、モータースポーツやマリンスポーツをはじめ、世界のメジャースポーツであるサッカーやラグビーの普及活動に積極的に取り組んできました。これらの活動で培った有形・無形の資産をさらに有効活用し、社会に貢献したいとの思いから、「財団法人 ヤマハ発動機スポーツ振興財団」を2006年12月に設立しました。財団の活動を通じて、将来を担う若い世代が夢を持てる社会づくりをめざすとともに、青少年の心に秘められたチャレンジスピリットを喚起して、逞しい精神と肉体を持つ社会にとって有用な人材の育成にも努めていきます。
水のノウハウで地域の人々の健康維持・増進 サステナビリティレポート2007
ヤマハ発動機は、プール事業で長年培ってきた水に関するノウハウを活かし“健全でたくましい子どもの育成”と“健康に年を重ねるライフスタイル提案”を主眼に人々の生活の質の向上を支えるとともに、健康スポーツへの参加機会を増やすことができる公共健康運動施設の活性化提案を各地域で行っています。これらは大変好評で、一例として、浜松市「北部水泳場」では幼児向け教室が、2006年は定員の3倍もの申し込みをいただきました。このような幅広い年代の方々の健康増進にやさしい水のノウハウを活用しながら、地域社会への貢献をめざしています。
タグラグビー地域普及 サステナビリティレポート2007
男女の性別や得手不得手に影響されず、誰でも気軽に楽しめて効果的に子ども達の体力向上を図ることを目的にした「タグラグビー普及活動」は、指導依頼が年々増え続け、2006年度は2005年度の2倍近い年間257回の授業を静岡県西部の学校で実施しました。
ヤマハジュビロサッカースクール サステナビリティレポート2007
1974年に、サッカーを通した逞しい少年の育成を目的として設立されたヤマハジュビロサッカースクールは、2006年度で33年目を迎え、幼児から中学生まで約1,800名の生徒が在籍する全国でも指折りの規模を誇るサッカースクールになりました。
第18回「水辺の風景画コンテスト」を支援 サステナビリティレポート2007
ヤマハ発動機が支援する(財)日本マリンスポーツ普及教育振興財団による「第18回水辺の風景画コンテスト」が開催され、「美しい海、働く海、楽しい海」をテーマに、幼稚園幼児や小学校児童から計3,344作品が寄せられました。
2年連続で国土交通大臣賞を受賞した
山口県田布施町の麻郷(オゴウ)幼稚園・真山園長
園児には「生き生きと生きる力に満ちた、心身ともに健やかな子どもの育ちをめざして」日頃の活動をしています。前回は、やんちゃでのびのびした絵で、今回は海に家族と行ったときの印象を描いたやさしい絵と、全く違うのに連続で受賞でき、正直驚いています。新聞やテレビニュースに出たり、園として大きな励みになります。
学生フォーミュラ活動のチーム支援 サステナビリティレポート2007
ヤマハ発動機は、02年度より始め、昨年は国内8大学・海外2大学チームを支援し、国内では、エンジン・部品供給や講習会の講師等を派遣しました。ちなみに、支援の2チームがここ2年連続で日本大会総合優勝しています。
金沢大学フォーミュラ研究会責任者(同大学院助教授)
榎本啓士さん
金沢大学フォーミュラ研究会がヤマハ発動機からいただいた支援は,単なる製品だけ,情報だけではない.社会人と同等の責任感を要求しつつも,合理的要求には迅速に対応し,不合理な要求は時間をかけて矯正する姿勢.この姿勢から学生たちが学んだこと,感じたことが,我々が得た最大の支援であった。
学生のための技術訓練・コンテスト サステナビリティレポート2007
TYM(タイ)では、地域の学生を対象として、ヤマハモーターサイクルを使った技術訓練と技術コンテストを開催しているほか、エンジンとマニュアルの寄付や奨学金制度などのさまざまな形で、教育支援活動を行っています。
職業訓練の場「マイ・ファースト・ジョブ・プログラム」 サステナビリティレポート2007
YMDB(ブラジル)は低所得層の10代の子どもたちに、就業機会を広げるための6ヵ月間の職業訓練の場を提供しています。サンパウロ州政府によるこのプログラムに2000年のスタート当初より参加し、これまで300人弱の子ども達を受け入れました。この活動が評価され、2006年に州当局から表彰を受けました。
モノづくりの学びの場を提供 サステナビリティレポート2007
ヤマハ発動機では大学の工業教育などの活性化のために、静岡理工科大学、東京工業大学、静岡産業大学で企業講座を開催し、2006年度は400名ほどの学生が受講したほか、静岡産業大の学生をインターンシップとして工場や施設に受け入れました。
浜松市立飯田小学校での講演会開催に協力 サステナビリティレポート2007
児童たちに夢や目標を持ち努力し続けることのすばらしさに気づいてもらうことを目的とした「夢を語ろう集会」が、当社協力のもと浜松市立飯田小学校で開催されました。同校では、理数大好きな子どもの育成をめざす「将来のエネルギーについて学ぼう」講座も開催され、それぞれの専門分野の従業員が講師として参加するなど、当社は運営面での協力を行いました。
浜松市立都田南小学校で国際交流 サステナビリティレポート2007
国際理解と交流を深めたいという浜松市立都田南小学校からの要請に応えて、ヤマハ発動機の従業員3名(アメリカ、中国、トンガ)が、同校の6年生120人に自国の言語や習慣、自然、衣服、食べ物、スポーツ、動物、お金、小学校などについて紹介しました。
「第13回JMPFジュニアチャンピオンレガッタ」を支援 サステナビリティレポート2006
ヤマハ発動機が支援する(財)日本マリンスポーツ普及教育振興財団では、青少年の健全育成と競技力向上を目的として、3月19日〜21日の3日間、18歳未満のジュニアセイラーを対象にしたディンギーヨットの全国大会「13回JMPFジュニアチャンピオンレガッタ」(会場:浜名湖)を開催しました。大会2日目には塩谷文部科学副大臣が来場し、海上から選手を激励しました。
サッカーの国際親善試合に日本人学校の生徒を招待 サステナビリティレポート2006
YMVN(ベトナム)では、5月28日、「ベトナム選抜対ジュビロ磐田(日本)」のサッカー国際親善試合(会場:ハノイ・ナショナル・スタジアム)を企画・開催し、この試合にハノイ日本人学校の生徒や家族、先生など、合わせて200名以上を招待しました。
静岡県西部で小・中学校へのラグビー指導を展開 サステナビリティレポート2006
2年目を迎えたヤマハ発動機ラグビー部による静岡県西部の小・中学生へのラグビー指導は、小学校11校、中学校3校まで拡大し、合計約130回の授業やクラブ活動を行いました。ヤマハ発動機ジュビロの選手やコーチらも積極的に参加して、学校や生徒から大きな反響を得ています。
静岡産業大学、静岡理工科大学、東京工業大学で「企業講座」を開催 サステナビリティレポート2006
ヤマハ発動機では、静岡理工科大で「工業経営」「自動車工学」、東工大で「機械創造基礎」の「企業講座」を行いました。また、静岡産業大学でも「製造業の基本機能とその役割」などの産官学連携寄付講座を開講しています。モーターサイクル製造企業の活動を「基本機能研究/開発」、「製造」、「販売/サービス」の3つに大別し、それぞれの専門分野の従業員が講義を担当、講座の最後には当社会長による経営全般にかかわる特別講義も行っています。2005年度は後期で115名の学生が受講しました。