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東京国際ボートショーにコンセプトボートを展示 ヤマハブース「テーマゾーン」

2001年02月09日発表

 ヤマハ発動機株式会社では、提案型のコンセプトボート「フリー&ホイール」と「シー・パス」を第40回東京国際ボートショー(2月9日~12日 東京ビッグサイト)のヤマハブース「テーマゾーン」に参考展示します。あわせて、世界初の無人海洋大気観測艇「環ちゃん」のスケールモデルと世界最大馬力の4ストローク船外機「F225A」を展示します。

「フリー&ホイール」… トレーラーと一体。陸上も水上も走れるモーターボート
15フィートのモーターボートに車輪をつけて、陸上ではトレーラーとして自動車で牽引します。水上で車輪を揚げれば、そのままモーターボートとして走ります。陸上と水上を自在に、そして気軽に移動し、いろいろな湖や海でアウトドアライフの新しい楽しみ方を発見するためのツールです。スポーティーなスタイリングに加えてマリーナ不要・トレーラー不要という簡便性が魅力となります。


水上でボートとして走行
陸上で自動車に牽引

水上でボートとして走行します

陸上で自動車に牽引できます



開発者のコメント 永海義博 (舟艇事業部製品開発室)

 例えばフィッシングボートというような単機能のボートではなく、いろいろな場所でいろいろに使えて、そのためにも、どこへでも手軽に持っていけるボートが欲しかったのです。トレーラーは乗せたり降ろしたりするのが厄介。それなら一体化したら手軽だろう…というのが、この企画の出発点でした。
 トレーラーだとボートを降ろしたあと、引いてきた車と2台分の駐車スペースが必要ですが、「フリー&ホイール」なら車1台分で済む。日本の狭いマリーナ向きですね。機構的な面白さとしては、車輪を揚げ降ろしする部分と前部デッキに折りたためるヒッチメンバーでしょうか。素材は完全リサイクルが可能な熱可塑材を使い、艇体に発泡材を充填して不沈性能と剛性強化を達成したい。
使い方はオーナー次第ですが、釣り・ハンティング・クルージング・ウェイクボード・バードウォッチング、あるいはパーティー。単なるドライブ以上の楽しみ方が見つかるはずです。イメージに合った艇体グラフィックを用意したいですね。




「フリー&ホイール」主要諸元(計画)

艇体全長

4.52m(牽引時5.115m)

全幅

1.99m(車輪含む)

完成質量

460kg(25馬力船外機搭載時)



東京国際ボートショーに展示するコンセプトボート



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