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東京国際ボートショーにコンセプトボートを展示 ヤマハブース「テーマゾーン」

2001年02月09日発表

「F225A」… クリーンでコンパクト。世界最大馬力の4ストローク船外機


 外洋を無人で自動航行し、気象観測とデータ収集をおこなう世界初の無人観測艇(全長7.99m)です。(スケールモデル展示)
  科学技術振興事業団の発注により、ヤマハ発動機がセーリングクルーザー「Y-26S」をベースに設計・建造したもので、主として大気中のエアロゾルや海洋の水質を観測し、地球温暖化など気候変動研究のためのデータを収集します。
 地上局からの指令によりGPSを利用して自動航行し、目的地点では半径50m前後で定点を保持、気象観測とデータ収集をおこないます。データはリアルタイムで地上局へ送られます。1航海で約1ヶ月の連続航行が可能。これまでの観測ブイ方式では不可能だった定点の移動が可能になり、新しい観測手法として注目されています。
 すでに観測実験と外洋航行テスト、エンジン耐久テストは大部分終了しており、今春からは、八丈島を基地として周辺海域で実際の観測業務をスタートします。


 4月発売予定の「F225A」は、世界で初めてとなる、吸気と排気のレイアウトを反転させた独自の小型化技術「インバンク・エキゾースト・システム」を採用した軽量 ・コンパクトな4ストローク船外機です。225馬力は4ストローク船外機として世界最大になります。
 独自のエレクトロニック・フューエル・インジェクションの採用により低燃費、クリーンな排気、静粛性といった4ストロークの利点をさらに強化し、EPA(米国環境保護局)および日本舟艇工業会が設定している2006年規制値(排気ガス系の規制)を大幅にクリアしました。
 2000年9月には、米国フロリダ州オーランドで開催されたマリントレードショー「Boating Week2000」においてイノベーションアワード(技術革新賞)を受賞しました。

世界最大馬力の4ストローク船外機
ヤマハ「F225A」



東京国際ボートショーに展示するコンセプトボート


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