本文へ進みます

第3回Yamaha YZ125 BLU CRU Cup フルグリッド達成! 世代と国境を越えた熱戦、若手とベテランが表彰台を争う

レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

2026年10月19日

image

 「Yamaha YZ125 BLU CRU Cup」は、一般社団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)とヤマハ発動機株式会社、ヤマハ発動機販売株式会社がタイアップし、将来のモトクロス界を担う若手ライダーの育成を目的に2024年からスタートした、2ストロークマシン「YZ125」によるワンメイクレースです。


 3年目を迎えた2026年は、昨年の3大会から4大会へと規模を拡大。若いライダーたちにより多くのレース経験を積んでもらい、地方選手権、全日本選手権、さらには世界へとステップアップしてほしいという願いのもと開催されています。6月のスポーツランドSUGO、9月の名阪スポーツランドに続く第3戦の舞台となったのは、10月10日、埼玉県のオフロードヴィレッジで開催された「D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2026 第8戦 TOKIO INKARAMI Super Motocross」。その大会に併設する形で、「Yamaha YZ125 BLU CRU Cup」も行われました。



 今大会には過去最多、定員一杯、フルグリッドとなる30名のYZ125ユーザーがエントリー。その中に、10月2-4日、フランスでの「モトクロス・オブ・ネイションズ」に併催された「2026 YZ BLU CRU FIM Europe Cup SuperFinale」に日本代表として出場した伊良皆龍翔選手と齋藤輪選手も加わり、この2名を含めた16名が10代の若手ライダーで、最年少は13歳でした。一方、40代以上のベテラン勢も11名が参戦。年齢やキャリアの異なるライダーたちが、同じYZ125で一つのグリッドに並びました。



image

 決勝レースを前に、今大会でもヤマハのトップライダーたちが参加者のもとを訪れました。「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の大城魁之輔選手、「YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松 BOSS」の田中淳也選手がライダーたちと交流し、それぞれの経験をもとにアドバイスや激励の言葉を送りました。トップライダーから直接声をかけてもらった参加者たちは、その言葉を力に変え、決勝レースへと向かいました。



 迎えた決勝では、日本の若手ライダー、海外から参戦した若手ライダー、そしてかつてA級の舞台で戦ったベテランが上位争いを展開。世代もキャリアも異なるライダーたちによる熱戦となりました。スタートからレースを牽引したのは、#66永澤匠真選手と、タイから参戦した#163 KITTIPITH PRAWANRAM選手。1周目はPRAWANRAM選手がわずか0.3秒ほどのリードで先頭に立ったものの、永澤選手もすぐさま反撃に転じ、2周目には逆転してトップへ。その後も両者の差はほとんど開かず、一進一退の攻防を繰り広げながら周回を重ねていきます。


 終盤に入ってもPRAWANRAM選手が永澤選手を追走し、勝負の行方は最後まで分からない状態でしたが永澤選手が首位を守り切り、トップでフィニッシュ。激しい優勝争いを演じたPRAWANRAM選手が2位に入りました。


 3位には、かつてA級ライダーとして戦っていた#128君山竜選手。若手2人が激しいトップ争いを展開する中、豊富な経験を生かし安定感のある走りで上位をキープし、ベテランの存在感を示す表彰台獲得となりました。


 最後は、日本とタイの若手ライダーが優勝を争い、そこに経験豊富なベテランが続く結果となった今大会。世代やキャリア、国籍を越えて同じYZ125で競い合う、「Yamaha YZ125 BLU CRU Cup」ならではのレースとなりました。



image

 レース後は表彰セレモニーが行われ、上位入賞者たちに各賞典が贈られました。決勝1~3位にはBLU CRU賞としてBLU CRUクーポン、4~6位にはYAMALUBE賞としてワイズギアグッズのヤマハレーシングパラソルを贈呈。さらに、優勝した永澤匠真選手にはD.I.D賞として「Dirt Star ST-X」YZ125用前後リム1セットが贈られ、その走りをたたえました。


 表彰セレモニーの後には参加ライダーへ記念品も手渡され、レースを終えた選手たちが世代を越えて交流する姿も見られました。最後は参加者全員で記念撮影。コース上で繰り広げられた熱戦から一転、笑顔の輪が広がる中で第3戦は締めくくられました。


 なお、第4戦は宮城県のスポーツランドSUGOで開催される「D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2026 第9戦 第64回 MFJ-GP モトクロス大会」に併催され、10月31日(土)に決勝が行われます。



参加ライダーのコメント(トップ3)


優勝:#66 永澤匠真選手(YSP浜松 with BABANASHOX)


image

「今回この大会に出場したきっかけは、父から“出てみたら”と勧められたことです。普段は海外でレースをしていて、半年ほど海外にいましたが、今は日本に戻ってきています。久しぶりの日本でのレースでしたけど、まだB級でも勝てていないので、自分としてはまだまだ実力不足だと感じています。もっと攻めることも必要ですし、トレーニングもさらに積んでいかないといけないと思いました。海外と日本では、コースの雰囲気もかなり違います。土質もそうですし、コースの広さやジャンプの大きさも全然違います。今回のコースはかなり尖ったレイアウトだと思いますけど、海外のコースを経験しているので、そこまで苦には感じませんでした。レースでは前の選手を追いかけることに意識が向きすぎてしまって、自分のラインも見えていなかったですし、自分らしい走りもできませんでした。優勝することはできましたけど、内容としては悔しさが残っています。日本ではずっとヤマハのバイクに乗っていて、現在はYZ125に乗っています。125ccに乗るようになってからは、以前よりアクセルを開けている時間が長くなったと感じています。そういう部分は、自分のライディングの成長にもつながっていると思います。
今後はもっと速くなって、さらにいい結果を残していきたいです。そして将来的には、世界でも戦えるライダーになりたいと思っています」



2位:#163 KITTIPITH PRAWANRAM


image

「昨年のYZ125Cupにも参加していて、今回が2回目の出場になります。昨年は自分のライディングミスもあって、あまり納得のいく結果を残すことができませんでした。だからこそ、次こそはという気持ちで今年も参加を決めました。この大会は、ベテランから若手まで幅広い年代のライダーが出場しているので、いろいろな選手の走りから学べることがあります。今回はヤマハのトップライダーから直接アドバイスをもらうこともできて、自分にとってすごく充実した大会になりました。レースでも、昨年に比べてトップ争いに加わることができたので、自分自身の成長を実感することができました。今後の目標は、まずタイでチャンピオンを獲得することです。そこからさらに成長を続けて、将来的には海外でも活躍できるライダーになりたいと思っています」



3位:#128 君山竜(Witch Craft)


image

「もともとはA級で走っていましたが、競技から離れてもう15年くらいになります。今は趣味でモトクロスバイクに乗る程度で、レースに出る機会はほとんどありませんでした。一方で、仕事ではオフロードヴィレッジの会場設営に関わっていて、ここ最近は毎年この大会の準備をする側として参加しています。いつも演出を見ながらすごいなと思っていて、“自分も一回くらい、あそこを走ってみたいな”と仲間にポロッと話したんです。そうしたら“じゃあ出ちゃえばいいじゃん”と言われて(笑)。それが今回出場するきっかけになりました。久しぶりのレースでしたが、やっぱり頭の中には15年前くらいの感覚が残っていて、“これくらいならいける”と思うんですけど、実際には体が全然ついてこない(笑)。思っているようには走れなかったですけど、それでもすごく楽しかったです。125ccは、若いうちに乗っておくとすごく勉強になるバイクだと思います。ヨーロッパでも125ccに乗る選手は多いですし、125ccはしっかりバイクを走らせないとジャンプも飛べなかったりするので、スピードの乗せ方やバイクの扱い方を覚えるにはすごくいいと思います。今大会はフルグリッドで、すごく盛り上がっていましたよね。今は2ストロークだけのレース自体がなかなかないですし、若い子たちはもちろん、自分たちみたいなベテラン勢も参加しやすい大会だと思います。全日本のようなレースになると、どうしてもレベルの差もありますし、なかなか出場する機会がない人もいると思うんです。だから、こういう大会が続いてくれるのは、若手にとってもベテラン勢にとってもありがたいですね」

ページ
先頭へ