第2回Yamaha YZ125 BLU CRU Cup 若手ライダーの伊良皆選手が2連勝、ベテランライダーが2・3位で若手を凌駕
レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。
2026年9月25日

「Yamaha YZ125 BLU CRU Cup」は、一般社団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)とヤマハ発動機株式会社、ヤマハ発動機販売株式会社がタイアップし、将来のモトクロス界を担う若手ライダーの育成を目的に、2024年からスタートした2ストロークマシン「YZ125(YZ125X)」によるワンメイクレースです。
3年目を迎えた2026年は、昨年の3大会から全4大会へと規模を拡大。6月6日のスポーツランドSUGO(宮城)で開幕し、今回の名阪スポーツランド(奈良)、10月10日のオフロードヴィレッジ(埼玉)、10月31日のスポーツランドSUGO(宮城)で開催されます。
本レースは、若いライダーたちが少しでも多くのレース経験を積み上げ実力を蓄えてほしいという願いが込められています。また近年は、全日本選手権を目指す若い世代のライダーが減少。互いに切磋琢磨する機会が少なくなっていることから、MFJとヤマハは参加しやすいワンメイクレースを通じて、ライダーたちがレースの楽しさや技術向上の手応えを感じてもらって競技を継続し、地方選手権、全日本選手権、さらには世界へとステップアップしてほしいという願いを込めています。
また、身体が成長段階にあるライダーにとって2ストロークマシン「YZ125(YZ125X)」は、軽量で基礎的なライディングスキルを身につけるのに最適であり、当社とヤマハ発動機販売が行っている若手育成活動「BLU CRU」の一環として実施し、競技を続ける若者たちの成長を後押ししています。

その第2戦が、9月12日に名阪スポーツランドで開催されたD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ2026 第7戦 近畿大会MRAカップに併催されました。今回は12名のYZ125ユーザーがエントリー。そのうち10代が8名を占め、最年少は13歳。一方、40代以上のライダーも4名が名を連ね、今回も世代を超えたライダーたちがYZ125で同じグリッドに集まりました。




また、決勝レースには「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」のジェイ・ウィルソン選手、大城魁之輔選手、そして「YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松 BOSS」の田中淳也選手、「BLU CRU YSP浜松 BOSS」浅井亮太選手が激励に訪れました。4選手は参加ライダーたちと交流しながらアドバイスを送り、レースを前にした選手たちを力強く後押し。その後、決勝の舞台へと送り出しました。


迎えた決勝では、若手ライダーから経験豊富なベテランまでが同じグリッドに並び、世代を超えたバトルが繰り広げられました。

スタートからレースをリードしたのは、中日本選手権NAクラスに参戦する#33伊良皆龍翔選手。抜群のスタートからトップに立つと、序盤から持ち前のスピードを発揮して後続との差を広げていきます。その後も一度も首位を譲ることなく周回を重ね、最終的には2位に約30秒もの大差をつけてトップでフィニッシュ。圧倒的な走りで前回のSUGO大会に続き2連覇を達成しました。


その伊良皆選手に続いたのは、かつて国際A級の舞台で戦った経験を持つベテランライダーたち。YSP浜北大橋レーシングの#5大泉拓也選手が2位、チームモトスペースの#平岡正悟選手が3位に入り、豊富な経験を感じさせる走りで表彰台を獲得しました。
10代の若手ライダーが勢いあふれる走りを見せる一方、今大会では経験を重ねてきたベテランライダーもその実力を発揮。同じマシンで世代やキャリアを越えて競い合えることも、YZ125 BLU CRU Cupならではの魅力です。ベテランの活躍はステップアップを目指す若手には刺激となり、レースを長く楽しむライダーにとっても挑戦できる舞台であることを感じさせる大会となりました。

レース終了後には表彰セレモニーを行い、上位入賞者へ各賞典が贈呈されました。決勝1~3位のライダーには、BLU CRU賞としてBLU CRUクーポンを贈呈。4~6位にはYAMALUBE賞として、ワイズギアグッズのヤマハレーシングパラソルが贈られました。さらに、2位を獲得した大泉選手にはD.I.D賞として「Dirt Star ST-X」YZ125用前後リム1セットが贈られ、力走をたたえました。※D.I.D賞は優勝した選手が対象ですが、受賞歴のある選手は除外となるため、第1回大会でD.I.D賞を受賞した伊良皆選手ではなく、大泉選手が受賞となりました。
表彰後には参加者へ記念品も配布され、ライダー同士の交流も続くなど、会場はレース中とはまた違った和やかな雰囲気に。最後は参加者全員がそろって記念撮影を行い、熱いレースと笑顔に彩られた大会は幕を閉じました。なお、第3戦は埼玉県のオフロードヴィレッジでの第8戦TOKIO INKARAMI Super Motocrossに併催され、10月10日(土)に決勝が行われます。
参加ライダーのコメント(トップ3)
優勝:#25 伊良皆龍翔選手

「YZ125 BLU CRU Cupの決勝前にも別のレースに出場していましたが、体力的なきつさはそこまでありませんでした。むしろ一度走ったことで体が温まっていたので、いい状態でレースに入ることができたと思います。今回は久しぶりにホールショットも取ることができて、序盤はトップで自分の走りができました。ただ、途中から腕上がりが出てきて、思うように走れない場面もありました。最後は足もつってしまい、少しペースを落としてしまったのは悔しかったです。普段から125ccにも乗っていることで、基礎技術の部分でも前回からの成長をすごく感じています。また、夏のインターバル期間には大城選手と一緒に練習をさせていただき、ライディングについていろいろなことを教えていただきました。自分の走りを改めて見つめ直すきっかけにもなりましたし、もっと上を目指していきたいという気持ちも強くなりました。今後は、まず選んでいただいた2026 YZ bLU cRU FIM Europe Cup SuperFinaleでいい結果を残すことが目標です。そして来年はEMXにも挑戦できたらと思っています」
2位:#5 大泉拓也選手(YSP浜北大橋レーシング)

「今大会は友人のみんなが出ると聞いていたので、自分も参加してみようと思ったのがきっかけです。普段から2ストロークの125ccに乗っていて、自分は4ストロークとはまた違う、このバイクならではの面白さが好きなんです。しっかり回転を使いながら自分で走らせていく感覚がありますし、年齢的には大変な部分もありますけど(笑)、そこも含めて125ccの魅力だと思っています。昔はA級でレースをしていましたが、今は当時と比べると競技人口が少なくなっていると感じます。自分は昔のレースを知っているので、ライダー同士がもっと競い合うような熱さがあるところがレースの魅力のひとつだと思っています。実は一度バイクを降りて、15年くらい乗っていない時期がありました。それでもずっと『また乗りたい』という気持ちがあって、再びバイクを買って乗り始めました。小さい頃からずっと乗ってきたので、もう生活の一部みたいなものなのかもしれません。見るのもいいですけど、やっぱり自分で乗る方が楽しいですね。125ccは、基礎がしっかりしていないとなかなか乗りこなせないバイクだと思っています。だから若いうちに125ccをしっかり乗ることで、バイクを扱うための基礎が身につく。そのうえで250Fなどにステップアップしても、きちんとマシンを扱えるようになると思います。基礎づくりという意味では、本当にいいバイクだと思います。これからも、大きなケガをしない限りは乗り続けたいですね。ただ、家族も心配すると思うので、無理をしすぎないようにしながら、これからもバイクと関わっていきたいと思っています」
3位:#39 平岡正悟(チームモトスペース)

「今回で3回目の参加になります。全日本で使われているコースを走りたいという気持ちがあり参加しました。普段は地方選手権を走っていますが、125ccにはまた違った面白さがありますし、賞品やクーポンなどもモチベーションの一つになっています。125ccは車体が軽く、しっかりスピードに乗せないと速く走れないので、スピードを落とさずに走ることや、バイクを自分で扱う練習になります。自分も以前はA級で走っていて、その頃から2ストロークの125ccに乗って基礎を身につけてきました。そういう経験があるので、若いうちに125ccで練習することは、その後のライディングにもプラスになると思っています。もちろん必ず125ccに乗らなければいけないということではありませんが、バイクを扱う技術を身につけるうえでは、すごくいい経験になると思います。もう年齢も年齢なので、これからは地方選手権などで若い子たちに遊んでもらいながら(笑)、長くモトクロスを楽しんでいけたらと思っています。そういう意味でも、ヤマハさんがこうして参加できるイベントを作ってくれるのはすごく魅力的です。大会の趣旨とは少し違うかもしれませんが、若いライダーだけでなく、いろいろな年代の人が一緒に楽しめるイベントとして、もっと参加者が増えていったらいいですね」」
先頭へ