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全日本モトクロス後半戦に向けBLU CRU走行会を開催、高い意識と明確な目標を持ったライダーたちが切磋琢磨

レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

2026年9月11日

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 8月下旬、全日本モトクロス選手権の後半戦最初の近畿大会が行われる奈良県の名阪スポーツランドで、3月に続き2回目となるBLU CRU走行会を開催しました。今回はIA1に参戦する「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」のジェイ・ウィルソン選手と大城魁之輔選手を筆頭に、ジュニア・ユース世代まで、幅広い年代のライダーと保護者の皆さんが集まりました。



 全日本はサマーブレイクの真っ只中。各ライダーは前半戦の疲れを癒すとともに、設定した目標に対しての達成度を評価し、また連戦の中で溜め込んできた「課題」と向き合い、その改善のために練習やトレーニング方法を変更するなど取り組んでいます。



 今回は、マシンのセットアップやコースへの習熟など近畿大会に向けての備えをしながら、同クラスのライダーと一緒に走り、またトップライダーの走りを目の前で確認し、課題を克服できているか、成長できているか、新しい課題はないかなど、それぞれが明確な目的を持って参加してくれました。



 練習は、ジェイ選手や大城選手が普段から自身を鍛え上げるために取り組んでいるメニューを採用しました。この2日間は好天に恵まれるも、気温が上昇し厳しいコンディションへ。その中でジェイ選手は走行会のテーマとして「量より質」を掲げ、全員がそれを意識して取り組みました。



 内容は、短い時間で実戦さながら心拍数をしっかりと上げ切るタフなものばかりですが、最後まで走り込みます。休憩時間には身体を休めながらも、世代を超えライダー同士で情報交換を行うなど、2日間、無駄にすることなく時間を有効に活用しました。



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 また通常は、全日本のIA、IB、レディースのライダーが参加するこの走行会ですが、今回は10月2-4日、フランスでの「モトクロス・オブ・ネイションズ」に併催される「2026 YZ BLU CRU FIM Europe Cup SuperFinale」に招待する伊良皆龍翔選手と齋藤輪選手をはじめとする若手ライダーたちも参加しました。



 このSuperFinaleへの招待は、「BLU CRU」活動の一環としてヤマハ発動機販売とヤマハ発動機が協力して行っている取り組みです。日本の若手ライダーに国際舞台でチャレンジできるチャンスを提供し、刺激し、将来、全日本や世界のレースで活躍できる日本を代表するライダーになってもらい、国内モトクロス界を牽引してほしいという願いを込めています。



 YZ125クラスに出場する伊良皆選手は、IBに参戦中の先輩ライダーに混じってがむしゃらに若さいっぱいの走りを見せてくれました。一方YZ85クラスに出場する齋藤選手は、レディース&ジュニアライダーたちと切磋琢磨しヘトヘトになるまで走り込み、ともにSuperFinaleに向けた強い意気込みを見せたのです。



 また今回は走行の前後、中間に、アップ、ダウン(ストレッチ)の方法をファクトリーチームでトレーナーを務める小泉雅文さんがレクチャー。柔軟性を高めるだけでなくレースに向けて身体を整え、レース後には疲労回復につなげるなど、座学も含めてその重要性について学びました。



 最後のメニューはスタート練習です。ここではジェイ選手、大城選手がポジション、姿勢など、自身が持つスタートのノウハウを惜しみなく若手ライダーたちに提供。まさに手取り足取りの指導を行って、2日間にわたる走行会を締め括りました。



 9月、シーズンが再開し、この走行会を含めサマーブレイクの中で考え、実践してきたことへの答え合わせがはじまります。ヤマハライダーたちの後半戦にご注目ください。



参加ライダーのコメント



IA1:#7 浅井亮太選手(BLU CRU YSP浜松 BOSS)


「前半6戦を終えてランキングは7位と、目標としていた表彰台には届きませんでした。ホールショットを奪うなど、スタートで前に出る力を見せる場面はあったのですが、一番はトップとのスピード差が大きく、順位キープできずに落ちていくっていう展開がありました。もちろん常にベストを尽くしましたが、この前半は連戦だったので課題を見つめ直す時間を十分に取ることができなかったこともありましたし、悔しさの残る前半となりました。
インターバルではマシンのセットアップ、体力、ライディングなど、前半戦で出た課題を改めて見直しました。まずマシンでは、サスペンションやマップなど、いろんな方向性を試しながらマッチングを進めてきました。体力面もトレーニングの仕方を少し変えて自転車を多く取り入れるなど、徐々に良くなってきてると思ってます。
後半戦は名阪スポーツランドからスタートしますが、表彰台を目指してずっとやってきているので、後半は一つでも多くの表彰台を獲得することが目標です。まずは名阪で表彰台を目指します」



IA2:#55 田中淳也選手(YAMAHA BLU CRU RACING TEAM YSP浜松 BOSS)


「前半戦は開幕戦のいなべ、第3戦のオフビ、そして第4戦のSUGOと3回優勝しています。ライバルのチーム体制が強化されているので簡単ではないと思っていましたが、自分としてはもっと勝てると思っていたので、想像以上にライバルが手強く、思い描いていた結果とは少し異なる前半戦となりました。
それでも、昨年から成長を感じられた部分もあります。30分のレースで勝ち切った経験がなかったのですが、SUGOでは最後まで後ろからプレッシャーを受けながらも抜かれず、トップを守り切ることができました。シーズンオフにニュージーランドで取り組んできたことが結果につながり、そこは良かったと思います。ただ振り返ると、スタートで遅れたり、スタート直後に転倒したりするレースもあり、気持ちをうまくコントロールできなかったことが大きな課題です。
この夏は日本でトレーニングを続け、これまで課題だった“もう少し大きく走る”ことを意識して、YZ450Fにも乗ってきました。体力面の強化に加えて、将来450へ乗り換えることも見据えたトレーニングです。
後半戦に向けては、ちょっと疲れもあったのでしっかり回復して、身体も含めかなり良い感覚がありますし、残るすべてのレースで優勝を目指します。現在はランキング2位ですが、今年こうしてヤマハにはいい環境を与えてもらっているからこそ、その期待に応えたいし、自分自身のためにも、支えてくれるヤマハへの恩返しのためにも、チャンピオンは最後まで諦めるつもりはありません」



IA2:#100 住友選手(YSP浜松 BOSS RACING)


「昨年はいざレースになるとやっぱ体が硬くなってしまうこともありましたが、前半戦は、自分らしい走りがレースで出せるようになりました。目指している結果にはまだ届いていませんが、入賞圏内から表彰台が見える位置で戦えるようになってきました。終盤に順位を落としてしまうことが課題として残りましたが、スタートで前に出る場面も増えたし、出遅れても追い上げて入賞圏内に入れるなど、毎戦少しずつ成長を実感できたシーズン前半となりました。
また、IA2参戦3年目を迎え、昨年のままだったら続けても無駄と、自分を追い詰めたというか、今のトップライダーの3年目と比べてやっぱ負けたくない気持ちもあって、少し縮まっただけでは満足しないし、同じように走れて初めてスタートラインという意識で、もっともっとレベルアップできるように取り組んでいます。
夏のインターバルでは、しんどくはなっていたので、いったんモトクロスから離れて気持ちをリフレッシュ。友人と過ごす時間を増やし、前向きな気持ちを取り戻したうえで、後半戦に向けたトレーニングを再開しました。筋力や瞬発力を重視していたこれまでのトレーニングも、バランスを意識した内容へと変え、新たなアプローチで課題の改善を目指しています。
後半の初戦は、地元の名阪なので本当は表彰台に登りたいですが、今の自分の実力では両ヒート入賞が目標となります。高望みしないで目の前の目標を一つずつクリアし、その先にある表彰台を目指します」



IB-OPEN:#67 清宮伊織選手(レーシングチーム鷹)


「前半戦は、調子よく走れたレースでは上位に食い込むことができています。例えばオフロードヴィレッジでは出遅れたスタートから追い上げて、2位、3位と連続で表彰台を獲得しました。逆に苦手なコースになると全然ダメで、転倒するなど順位を大きく落とすこともあり、調子よく走れている時とそうでない時の差が大きく出てます。
最大の課題はスタート。スタートがまったく決まらず、いつも追い上げばかりになっています。またコーナリングはA級のライダーと比べて遅いなって感じているので、まだまだ詰めれるなと思っています。
この夏のインターバルは、オフロードヴィレッジで走っていたので、名阪は昨年の全日本以来となります。関東にはこうしたサンドのコースがなく、1本目、2本目も本当に走れなくて、田中純也選手らにアドバイスをしてもらったりして、だんだん走れるようにはなってきました。
後半戦は、まず最低でも6位以内を目指し、安定してポイントを獲得すること。そして残る6ヒートのうち一度は優勝できればと思っていますし、IA昇格となるランキング5位以内を目指し、気持ちでライバルに負けず頑張ります」



IB-OPEN:#68 杉本大駕選手(レーシングチーム鷹)


「今年から国際B級(IB)にステップアップしました。入賞圏内に入れると思っていましたが、単純に速いライダーが増えたし、2ストロークのYZ125から4ストロークのYZ250Fに乗り換えたのですが、その扱いや乗り方が大きく変わって苦戦。上位クラスの難しさを実感した前半戦となりました。
タイムはたまに良い時もありますが、自分の体力不足だったり、ミスが多く出て順位落としてしまうことが多く、まだ入賞や優勝という結果にはつなげられていません。
夏のインターバルでは、次戦の名阪に向けた乗り込みに加え、250をうまく乗れるようにフォームの改善に取り組んでいます。今日の練習では、タイムアタックで自分のベストタイムをさらに2秒縮めることを意識してちゃんと考えて取り組んで速くなってきたので、良い練習になりました。
後半戦は、名阪の後に地元・オフロードヴィレッジ、そして得意とするSUGOなので、うまくまとめたいと思います。まずはこれまで届いていない入賞圏内に入ること。そしてその先にある表彰台を目標に、まずは250をしっかり乗りこなせるように頑張ります」



レディース:#4 穂苅愛香(BLU CRU TOMOレーシング)


「前半戦は、なかなか思うようにレースが噛み合わず、入賞したレースでもトップ4との差を大きく感じる結果となりました。昨年と比較すると川上選手や本田選手というライダーが復帰していることはありますが、スタートが決まらないことに加え、序盤の転倒が多かったことから、“1周目をミスなく終えたい”という意識が強くなり、その後は守りの走りになってしまい、どんどん離されてしまう状況でした。
この夏のインターバルでは、集中力がないこと、それは体力がないことからつながっていると考え、体力づくりを強化しました。普段のトレーニングだけでなく、ランニングなど日常生活の中でも体力をつけ、集中力を最後まで維持できる身体づくりに取り組んでいます。
また、後半戦の開幕を見据え、今回の合宿では、名阪特有のサンドでの走りも意識して乗っています。川上選手やジュニアの速いライダーの走りを観察し、ラインやアクセルを開けるポイントなどを学びました。
後半戦は、まずスタートから前方につき単独で走るのではなく、多くのライダーと競り合いながら、表彰台を狙えるポジションで走り、前半戦からの成長を結果につなげたいと思います」



レディース:#14 川上真花選手(YSP浜松 BOSS RACING)


「序盤は、思うような走りができずトップから離されるレースもありましたが、シーズンが進むにつれてライバルとの差を縮め、トップ争いに加わる場面も増えてきました。SUGOなどではトップを走れたし、オフロードヴィレッジでは、トップとバトルできたことで大きな手応えもあったし、昨年から成長しているだけでなく、今年はすごい勉強できてるなって思います。ライバルはたくさんの引き出しを持っていますが、私もトップを走る中で転倒やミスを経験し、プレッシャーの中で無理をするのか、冷静に走るのかという選択の難しさを実感し、貴重な経験を積みました。
だから課題は、トップに立って最後まで走り切ること。特に序盤のペースアップと、残り5分をプッシュし続けるメンタル面の強化に取り組んでいます。夏休みは名阪で練習してきました。基本的に土日はYamaha YZ125 BLU CRU CupなどのためにYZ125を乗っています。平日はレディースのYZ85での練習とし、速い兄と走っています。兄をトップのライバルと想定し、しっかりついていくように走り込んでいます。
前半6戦はずっと負けてしまって優勝できませんでしたが、残り3戦は笑顔で終われるように、今度こそ自分の力でトップを走り切り、勝利を目指します」



NA:#25 伊良皆龍翔選手


「今は15歳、中日本を中心に走っています。全日本ではYamaha YZ125 BLU CRU Cupに出場していますが、今回初めてヨーロッパでのYZ BLU CRU FIM Europe Cup SuperFinaleに挑戦します。以前から海外で走りたい思いを持っていました。だから、この挑戦が決まった時は本当に嬉しかったし、海外の同世代のライダーと走るのは初めなので未知数ですが、自分がどれくらい戦えるのか、どんな経験ができるのかが楽しみです。
海外を意識するきっかけとなったのが、アメリカのヘイデン・ディーガン選手でした。YouTubeでその速さとアグレッシブなレースを見て、“キッズでこんなに速いんだ”と憧れて、アメリカやヨーロッパへの思いを強くしてきました。
今回は、今の走りだと全然ダメだと思っています。でもスタートでホールショットを決めて、オープニングラップぐらいはトップで帰っていきたいなと思います。そして将来はヨーロッパでYZ125に乗ってEMX125(モトクロスヨーロッパ選手権)に参戦し、さらにその先ではAMAでのチャンピオンになることが夢です」



ジュニアクロス:#89 齋藤輪選手(CLUB Mr-BIKE/ジュニアベルズ)


「YZ BLU CRU FIM Europe Cup SuperFinaleでヨーロッパを走れることが決まって、本当に嬉しいです。以前からヨーロッパで走ることを目指していたので、実際にその舞台に立てるのは大きな経験になると思います。自分がどこまで通用するのかは、まだ全然想像できません。現実的には15~20位くらいなのかもしれませんが、目標はトップ6、できればトップ10に入りたいです。
レースが15分なので、最後まで走り切る体力をつけるため、自転車やランニングに取り組み、練習でも走る時間を長くしています。今回の走行会では、川上龍司さんと一緒に走ることができ、前を走ってもらいながらラインや乗り方を学べたし、とても速くてもっと頑張ろうと思いました。
もちろん、どこまで通用するのか、言葉が通じるのかという不安があるけれど、周りの人たちは“楽しんでこい”と言ってくれているので、レースを楽しんで、この経験を活かして、日本でしっかり結果を残したいです。来年以降はNAクラスに乗る予定ですが、少しでも早く日本で活躍して、海外へ挑戦することが目標です。そのためにもSuperFinaleで思い切り走って、自分の可能性を確かめたいと思います」



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