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トップメッセージ 2015年

経営陣からのメッセージです。

2015年1月6日

「らしさを極める」「常識を変える」~モノ創り・仕事が変わり、会社が変わる

2014年は、私たちの新商品が、世界市場で続々と投入されました。現行中期計画に織り込んだ250モデルの60%が2014年までに投入され、残りは2015年に投入される見込みです。

個々の商品が、「これがヤマハらしさです」とお客さまに語りかける素晴らしい「モノ」になっていて、私たちの思いが伝わり始めています。販売面でも、過去の繰り返しではなく、「そこまでやる・そんなことまでやる」という気概で、思いを最大限に響かせようとする工夫を進めています。

そうした仕事により、たくさんの成功事例ができました。二輪車事業では、プラットフォームモデルやグローバルモデルの市場投入が始まりました。先進国市場における、MT・MAX・R・YZなど個性的シリーズや、新興国市場における次世代エンジン「Blue Core」など、ブランドを輝かせようとしています。マリン事業は、世界市場で飛躍を続け、お客さまの高い信頼感を獲得しながら高収益事業になってきました。RV 事業は、リクレーショナル・オフ・ハイウェイ・ビークルやスノーモービルのラインナップ投入が進み、市場プレゼンスが復活しようとしています。SPV事業では、PASが大躍進しながら次世代ドライブユニット「Green Core」を市場投入、性能・コストを両立したEVの市場投入も始まりました。IM事業では、高速機の市場投入や他社事業の吸収が進みました。AM・特機・UMS・プール・海外市場開拓事業では、それぞれの成長戦略が進み、成果につながっています。また、新しいモビリティを提案する、リーニング・マルチ・ホイール「TRICITY」が市場投入されました。そして、世界市場で「ヤマハでよかった・次もヤマハにしたい」と共感してもらうために、お客さまへの「Time Commitment Service」が始まりました。

当社は今年も、4つの「ヤマハらしさ」を磨き・極める努力をします。
1つ目は、独創性。ヤマハは、パワーソース、車体・艇体・機体、それらの最適制御技術を進化させながら、新しい組み合せを発想すること(イノベーション)によって、独創的な提案をしてきました。今後も、市場・お客さまを観察研究しながら、新しい発想による価値を生み出して発信していきます。

2つ目は、技術。私たちは、お客さまの期待を超えたいという「思い」を、高性能・軽量・低燃費・コンパクトなどのコア技術を追究しながら、論理と感性を紡いだ「モノ」で具現化しようとしています。さらにお客さまの悦び・信頼感を最大限に得られるようなコア技術を見定め、高い目標に挑戦していきます。

3つ目は、デザイン。ヤマハは、独創的な造形・細部へのこだわり・斬新なカラーリングなどデザインの個性を大事にして、高い評価を得てきました。さらにお客さまを魅了する形・質感・艶をつくり込み、「洗練された躍動感(Refined Dynamism)」を描き出していきます。

4つ目は、結び。私たちは、ヤマハらしい「モノ」を届けることにより、お客さまと強く結び付くことを目指しています。ヤマハとの出会い、ヤマハを買う前・買う瞬間・買った後の各場面で、思いを伝え、心躍る・最高の感動体験をしてもらい、生涯にわたって結び付いてもらえるような仕事をしていきます。

この4つの「ヤマハらしさ」を具体的な言葉に置き換え、その言葉を技術・商品そして仕事に置き換えてみます。その時、「らしさ」がもっと際立ってわかりやすくなり、私たちの情熱がそこに集中していくと考えています。

2015年は、現行中期計画の成果を最大限獲得して、次期中期計画にステップアップしていきます。 そして、全社一丸となってブランドスローガン“Revs your Heart”を実践していきます。 

ヤマハ発動機株式会社
代表取締役社長 社長執行役員
柳 弘之


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