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経営陣からのメッセージです。

ヤマハ発動機株式会社 代表取締役社長 社長執行役員 日髙 祥博

2024年2月

長期ビジョンの実現に向けて、ポートフォリオマネジメントを更に推進。成長性を高め企業価値の向上を目指します。

 当社は、普遍的な企業目的「感動創造企業」の名の下に新たな価値を生み出すことで成長してきました。 2030年に向けて”Advancing Robotics”(ロボティクス/知的技術の活用), “Rethinking Solution”(社会課題解決へのヤマハらしい取り組み), “Transforming Mobility”(モビリティの変革)の3つの領域に注力しています。そして、人々の可能性を拡げ、当社の持続的な成長とより良い社会と生活を実現いたします。2022年より開始した中期経営計画では、「サステナビリティ対応の強化」をテーマに加えています。コア事業の稼ぐ力を強めた上で、サステナブルな社会に貢献する新規・成長事業に投資し、デジタルと共創による成長を目指しています。

 2023年は、半導体の調達が回復し、原材料価格や海上運賃の高騰が一服するなど、事業環境は平常へと向かいました。一方、先進国を中心にアウトドアレジャー需要が落ち着き、下期にはその傾向が明確になりました。また、為替が円安に推移したことは、当社にとって追い風となりました。このような経営環境の中、当社は各事業の戦略を推進するとともに、損益分岐点経営を進めた結果、当連結会計年度の売上高は2兆4,148億円(前期比1,663億円・7.4%増加)、営業利益は2,507億円(同258億円・11.5%増加)となり、過去最高の売上高・営業利益を達成することができました。
 2024年については、コア事業の二輪車事業で新興国のプレミアムモデル供給が改善し、マリン事業では大型船外機の新モデル発売と、アジアの堅調な需要が下支えとなる見込みです。これにより、売上高・営業利益は過去最高を更新し、2022年~2024年の中期経営計画で目標としている成長性・収益性を達成する見通しです。
 また、持続的な企業価値向上に向けて、今中期経営計画で導入したポートフォリオマネジメントを更に推進し、資本コストを上回るリターンを継続的に創出してまいります。同時に、株主・投資家の皆様と積極的に対話し、その内容を経営にフィードバックするという好循環により、PERの向上を図ってまいります。

 これからも長期ビジョン「ART for Human Possibilities~人はもっと幸せになれる~」の実現に向けて、全てのステークホルダーの皆さまの期待に応え、感動をお届けできるように取り組んでまいります。

 引き続き、なお一層のご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

ヤマハ発動機株式会社
代表取締役社長 社長執行役員
日髙 祥博


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