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トップメッセージ 2011年

経営陣からのメッセージです。

2011年1月6日

軸足を成長に

ヤマハ発動機にとって2010年12月期は、経営再建を目指して先進国事業・国内生産体制・コストダウンなどの経営課題を着実に進捗させてきました。マネジメント体制・経営方針・事業見直しなど、経営枠組みの整理も進みました。

2011年の経営環境は、先進国市場低迷・新興国市場成長という基本シナリオは変わりませんが、加えてさらなる円高対応が必要となり、本社単体黒字化への取り組みが重要課題になります。こうした経営環境の中で、また将来に向けて、ヤマハ発動機はどういう会社でありたいかを全社で共有し、より分かりやすい会社・持続的成長する会社にしていきたいと考えています。

「強さを誇れる」会社

2009年は、創立以来の最大損失となりましたが、2010年の見通しは、売上高1兆3,000億円・経常利益640億円・当期利益260億円と、先進国事業の赤字圧縮と新興国・その他事業の増益により、急速な収益構造改革を果たすことができました。これは、課題を重点化できたこと・共有できたこと・グループ総力で取り組んだ結果だと考えています。今後も、困難・逆境に立ち向かう非凡な強さを持ち続け、その強さを誇れる会社でありたいと思います。

「スピード・挑戦・やり抜く」会社

私たちは、仕事のやり方を変える・会社を変えることに執念深く取り組みます。そこでは、スピード感覚を持ち・挑戦する・やり抜く姿勢で行動する個人が、重要な役割を演じることになります。そして、そのような個々人の集まりが、強い組織風土をつくります。この3つの行動指針が、個人・組織の価値観として根付く会社にします。

「モノ創りで輝き・存在感を発揮し続ける」会社

ヤマハ発動機は55年の歴史の中で、卓越した製品を創り出し、世界中のお客さまに感動を提供してきました。その原点は、企画・開発・製造・調達・販売の総合力による「モノ創り」です。今後も、エンジン技術を極める・モビリティーを創る・新規事業分野を開拓するなど、お客さまの期待を超える仕事をしていきたいと思います。「モノ創り」に挑戦し、輝き、存在感を発揮し続ける会社を目指します。

2011年は、一層の安定を図るとともに、軸足を成長に移して経営課題に取り組みます。今後も、ステークホルダーの皆さまのご期待に応えるべく、経営陣一同が全力で臨む所存です。より一層のご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。

ヤマハ発動機株式会社
代表取締役社長 社長執行役員
柳 弘之


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