YZF-R1M ブレーキキャリパーの作り方レシピ
羊毛フェルトで再現したYZF-R1Mのほぼ実物大ブレーキキャリパー。その作り方を動画でご紹介します。ぜひチャレンジしてみてください。
羊毛フェルトで「ブレーキキャリパー」を作ってみましょう
高速で回転するホイールに取り付けられた円盤状のディスクプレートを、左右からディスクパッドで挟み込んで
オートバイのスピードを調節するのがブレーキキャリパー。
複雑な造形で圧倒的な存在感を持つ、YZF-R1Mに搭載されたブレーキキャリパーを、羊毛フェルトでほぼ実物大に完全再現!
型紙と作り方動画を見ながら、ぜひチャレンジしてみてください。
羊毛
「YZF-R1M ブレーキキャリパー」を作るために、次の色の羊毛を用意してください。
用意する道具
「初心者でも失敗しない羊毛フェルトの作り方(基礎講座)」ページで紹介している基本的な道具の他、YZF-R1M ブレーキキャリパーを作るにあたって次の道具が必要です。
[1] ワイヤー [2] 梱包材 [3] まち針 [4] マスキングテープ [5] ハサミ [6] ペンチ [7] マーカー [8] 定規
型紙
パーツを作る時、型紙にあわせて形と大きさを整えていきます。型紙はPDFファイルで提供しますので、ダウンロードしてプリントの上ご使用ください。
プリントアウトの際は、実寸印刷となるよう、シートの目盛りと定規を照らし合わせて印刷方法を調整してください。
仕上げの固さを確認しましょう
ニードルで羊毛を刺していくと、どんどん羊毛は固くかたまっていきます。どれくらいの固さになるまで刺し続けたらいいか、迷ってしまうかもしれません。
YZF-R1M ブレーキキャリパーを作るには、「初心者でも失敗しない羊毛フェルトの作り方(基礎講座)」のフェルトボールを作り方でご紹介している、1gの羊毛で1.8cmのボールにした時の固さを基準にしています。
固さが足りないと、組み立ての際歪んでしまったり、作品が崩れてしまうことがあるため、しっかり刺して固めることが大切です。
1 パッドピン、ピストンボア部分を作る
2 キャリパーボディーを作る
キャリパーボディーを作る
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型紙Cに合わせてベース羊毛で形を作る
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厚さ5mmになるように刺していく
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ベース羊毛で型紙Cの白いエリア部分は、厚さ9mmになるよう刺していく
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型紙のC-3部分にダブグレーを刺しつける
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型紙C-2に合わせてダブグレーで形をつくる
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これを2つ作る
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パーツC-2を型紙Cに記されたC-2部分に、湾曲させて刺しつける
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直径が5mmになるように巻いた梱包材を穴に通して刺す
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出来上がった穴にピンが通るか確認する
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型紙CのB-3エリアにパーツB-3(ピストンボア)を刺しつける
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裏からもしっかり刺しつける
キャリパーボティの凹凸を作る
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型紙の切-1から切-4までを切り取る
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ダブグレーを使いサイドの凹凸を作る
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切り取った型紙パーツに形が合うように刺していく
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もう一方にも同じ形を作っていく
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続けてサイドの凹凸を作っていく
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もう一方にも同じ形を作っていく
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左側に作ったパーツに画面のような出っ張りを付け加える
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型紙Cの図1のように斜角(ベベル)を作る
3 キャリパーボディーのサイドを作る
キャリパーボティーのサイドを作る
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ベース羊毛で型紙Dに合わせて形を作る
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これを2つ作る
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先に作ったキャリパーボディーの裏側に刺しつける
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もう一方にも刺しつける
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パーツDの凹んだ部分へダブグレーをひとつまみ取り、かまぼこ状に刺しつける
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位置はDの凹んだ部分の中心よりもブレーキキャリパーの中心寄りに刺しつける
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もう一方にも刺しつける
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ダブグレーを使い型紙Eに合わせて形を作る
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これを4つ作る
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図2(キャリパーボディー内側)の青いエリアにパーツEを刺しつける
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もう一方にも刺しつける
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図2の赤いエリアの隙間を、パーツDとパーツEより5mm程低くなるようにベース羊毛を使って埋める
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もう一方も同じようにベース羊毛を使って埋める
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図3を参考にダブグレーを使い、パーツDより2mm程手前に出るように凹凸を付けていく
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もう一方の側も同じように凹凸を付ける
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パーツDの内側以外でベース羊毛が見えている部分にダブグレーを刺しつける
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裏側にもダブグレーを刺しつける
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型紙CのC-4部分を黒とシルバーグレーを混ぜて刺しゅうする
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図4を参考にして、ピストンボア下部のマークをダブグレーで形を作りながら刺していく
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ピストンボアの裏側にダブグレーで直径28mmの円を高さ2mm・幅3mmのドーナツ状に刺す
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パーツCの下にニードルで線を入れる
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キャリパーボディーの片面が完成
4 キャリパーボディーの反対側を作る
キャリパーボディーの反対側を作る
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ベース羊毛を使い、型紙Fに合わせて厚さ5mmで形を作る
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ピストンボア部分(B、B-2)を型紙Fを参考にして刺しつける
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型紙G-1、G-2をダブグレーで形を作る
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型紙G-3、G-4をダブグレーで形を作る
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BにG-2を、B-2にG-1をそれぞれ2mm程上に、はみ出すように巻き付けて刺しつける
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Bの下部にG-4を、B-2の下部にG-3を巻き付けて刺していく
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シルバーグレーをB、B-2の上面部分に刺しつける
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続けてG-1、G-2の内側、縁から2mm程の部分に刺しつける
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色の境にニードルを差し、境目をはっきりさせる
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図5のピストンボアカバーにある円を、グレーで刺しつける
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円部分を少しへこむように刺すと仕上がりが綺麗
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ピストンボアの隙間を埋めていく
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BとB-2の間をダブグレーを使いG-1、G-2と同じ高さになるように埋める
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図6を参考に赤いエリアと白いエリアが同じ高さになるようにダブグレーで埋める
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青いエリアは埋めずに凹んだ状態にしておく
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パーツFのF-3部分にダブグレーで色をのせる
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C-2を青いエリアに刺しつける
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F-2がC-2と同じ高さになるようにダブグレーを刺しつける
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F-3を高さが10mmになるようにダブグレーをのせて刺しつける
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もう一方にも刺しつける
5 バンジョーボルト穴、サイドの凹凸を作る
バンジョーボルト穴を作る
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型紙Hに合わせてダブグレーで形を作る
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パーツHを輪にするため、梱包材を丸めたものにHを巻きつけて差し止める
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接合部にはダブグレーを上からのせて刺す
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図7の青いエリアにベース羊毛を使って高さ10mmの円柱を作る
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ベース羊毛の上に先ほど作ったパーツHを刺しつける
サイドの凹凸を作る
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図8を参考にダブグレーでサイドの凹凸を作る
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もう一方も同じように凹凸を作る
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型紙Iに合わせてベース羊毛で形を作る
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同じものを2つ作る
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型紙Iにある半円を2mm程凹むように深くしっかり刺す
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型紙I-2に合わせてダブグレーで形を作る
これを2本作る -
I-2をIの下部にぐるっと巻きつけて刺しつける
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全体にダブグレーを刺しつける
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半円の部分から半周はI-2と同じ高さになるようにスライバーを盛って刺す
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パーツIの底面にこよらせたダブグレーでドーナツ状に刺しつける
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2本とも底面にドーナツを付ける
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型紙Jに合わせてダブグレーで形を作る
これを2枚作る
6 キャリパーボディーにパーツを付けていく
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型紙Kに合わせてベース羊毛で形を作る
これを2つ作る -
KをパーツFの裏に刺しつける
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反対側にもKを刺しつける
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先ほど刺しつけたKの下にパーツEを刺しつける
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反対側のKの下にもパーツEを刺しつける
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KのサイドにパーツIを刺しつける
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しっかりと刺しつける
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反対側のKのサイドにもパーツIを刺しつける
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パーツJを、キャリパーボディーとパーツIの隙間に刺しつける
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反対側も同じようにパーツJを刺しつける
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パーツIとパーツEの隙間をダブグレーで埋める
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反対側も同じように隙間をダブグレーで埋める
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バンジョーボルト穴H-2を型紙に合わせて作る
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H-2をパーツHに刺しつける
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図9を参考にパーツHよりも2mm下にダブグレーのスライバーを盛って馴染ませる
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図10-左3を参考にベース羊毛でキャリパーボディーのサイドを作る
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ダブグレーでベース羊毛の上に色を刺していく
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図10-左1を参考にベース羊毛でサイド部分の形を作っていく
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ダブグレーでベース羊毛の上に色を刺していく
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パーツIがしっかり硬く固定されているかを確認する
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底の中央部分と同じ深さとなるように、上部中央の穴にタブグレーを差しつける
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表裏含めベース羊毛の出ている部分すべてにダブグレーを刺しつける
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片面のキャリパーボディーと同じように内側にドーナツ状にダブグレーを刺しつける
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ここまでの仕上がり状態
7 キャリパーボディーの組み立て
8 ブレーキパッドを作る〜完成
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