GP写真・イラスト展
2011年 企画展 Vol. 1
YAMAHA Grand Prix Racing 50th Anniversary
世界グランプリへの挑戦 1961-2011
世界GPを中心に活躍するレースフォトグラファー木引繁雄氏。GPマシンの魅力を精密・精緻なディテールと繊細なタッチで描き出すイラストレーター柴田賢二氏。日本を代表する第一人者に、それぞれの作品を通じて、世界GPに対する自らの想いを表現していただきました。
木引繁雄:レースフォトグラファー
京都府出身・1949年3月生まれ
1964年、鈴鹿サーキットで開催された日本GPを初めて観戦。'67年日本GP(富士スピードウェイ)では、間近に見たRA31らしきV型4気筒マシンの迫力に感動。高校、大学時代をレーシングライダーとして過ごす。しかし'70年、全日本選手権セニア125㏄クラス最終戦(筑波サーキット)優勝を機に引退。'73年夏、親友・糟野雅治氏のアメリカ・AMAシリーズ参戦に同行し、レースフォトグラファーの道を歩み始める。
その後、'74年最終戦スペインGPを皮切りに、世界GPの取材を開始。'76年からは活動拠点をヨーロッパに移し、現在に至るまでGP全戦を追い続けている。またスーパーバイクやモトクロスにも取材領域を拡大。アメリカのビッグイベント、デイトナ200マイルは30年間取材を続けた。
柴田賢二:イラストレーター
宮崎県出身・1961年生まれ
多摩美術大学を経て、2年間食品会社広告部に勤務。1987年からフリーランスのイラストレーターとして活動を開始。モーターサイクルを題材に取り、写真に劣らない精密・精緻なディテールを再現しつつ、アクリル絵具による手描きの味わいにこだわった作品を数多く発表し続けている。'95年、ポストカードやポスター、カレンダーなどモーターサイクルの図版を制作・販売する「柴田制作所(Seevert Works)」を設立。国内はもちろん、海外にもファンが多い。主な作品は、自身のウェブサイトで紹介されている。
http://www.bon100.com/seevert/