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SSDT/All Japan Trial

2009年 企画展 Vol. 3

2009企画展 Vol.3
頂点をめざして YAMAHA Motorcycle Racing History - since 1955・総集編

Trial:SSDT / All Japan Trial
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 ロードレース、モトクロスでモータースポーツの柱を築いたヤマハ発動機は、第3のカテゴリーとしてトライアルに注目。'73年7月、海外向けにトライアルマシン第1号「TY250」を発売し、ミック・アンドリュースのライディングでSSDT2位、ヨーロッパ選手権2位を獲得。さらに翌年、フレームからエンジンまで全面新設計したファクトリーマシン「YZT250(0W10)」により、'74・'75年のSSDTを連覇した。
 国内では、'73年12月の「TY250J」(公道走行可能な国内専用モデル)発売に先駆け、全国4カ所でトライアル教室を開催。その後も、250ccから175cc、125cc、80cc、50ccまで小刻みに製品ラインナップを拡充しつつ、SLトライアル教室やSLトライアル大会など積極的な普及活動を展開し、全国的なトライアルブームの火付け役となった。
 また'73年には全日本選手権がスタートし、TY250に乗る弱冠19歳の木村治男が初代チャンピオンを獲得。翌年には近藤博志がタイトルを守った。その後ヤマハは、ブームの収束とともに活動を縮小したが、リンク式モノクロスサスペンション採用の「TY250R」発売と同時に再びファクトリー活動を強化し、'87・'88年、'90年に伊藤敦志、'91年には中川義博がチャンピオンを獲得。さらに水冷エンジンやアルミフレームの開発にも着手し、'93年、発売したばかりの「TY250Z」でパスカル・クトゥリエがチャンピオンとなったが、'95年を最後に活動を休止した。
 それでもヤマハは、試験的な活動再開を経て、4ストロークマシン「TYS250F」を開発。黒山健一のライディングにより、'08・'09年IAスーパークラスを連覇した。


※SSDT = Scottish Six Days Trial

上記の内容は、2009年シーズン終了時のものです。


<ブース展示車両>

前期展示、または後期展示アーカイブの車両解説へリンクしています。


カテゴリー 年式 機種名
SSDT / All Japan Trial
[トライアルマシン]
1973 TY250
1996 TY250Z
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