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エンジン

2007年 企画展 Vol. 1

2007企画展 Vol.1
YZR-M1の挑戦 ~MotoGP第一章 2002-2006の記録~

YZR-M1エンジン

慣性モーメント低減に貢献したOWP4エンジン(2005年)

前年型よりショートストローク化されたエンジンは、動弁系の駆動方式をチェーンからセンター取り出しのギヤ駆動に変更することで、高回転化とロス馬力低減を達成するとともにエンジン全幅の短縮に寄与した。加えて3軸関係の見直しを行い、クランク軸からドライブ軸までの距離を短縮し、エンジン全体のコンパクト化を図った。


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フライ・バイ・ワイヤー投入 OWR3エンジン(2006年)

OWP4をベースに、さらなるショートストローク化に加えて動弁系機構を変更し、高回転、高出力を達成した。エンジン制御システムにも改良が加えられ、2気筒分についてのみ電子制御を行っていたOWP4までの「2×2のICSシステム」から、4気筒すべてのスロットルバルブの作動を電子制御にて行なうFBW(フライ・バイ・ワイヤー・システム)に変更した。これにより、レース現場でのより効率的でスピーディなセッティングが可能となった。


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