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What's MotoGP

2007年 企画展 Vol. 1

2007企画展 Vol.1
YZR-M1の挑戦 ~MotoGP第一章 2002-2006の記録~

What's MotoGP

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モーターサイクルレースの頂点、MotoGP

世界最高峰のモーターサイクルレース「ロードレース世界選手権」は、1949年、国際モーターサイクリスト連盟(FIM)がそれまで地域や団体ごとに定められていた競技規則を統一し、ヨーロッパ各地を転戦する国際シリーズ戦としてスタートしました。近年は日本をはじめとするアジア、北米、オセアニア、中東、アフリカでもグランプリレースが開催され、名実ともに世界一を決定する世界規模のモーターサイクルレースとして人気を集めています。
最高峰のチャンピオンシップのなかで、そのシンボルでもあるトップカテゴリーは、「ロードレース世界選手権」が始まって以来、半世紀にわたって排気量500cc未満を上限とするマシンで競われてきました。この規定によって20世紀後半の500ccクラスは実質的に2ストロークマシンの戦いとなっていましたが、2002年の車両規定の変更により4ストローク・990cc未満のマシンの出場が可能となると、当社を含めた各メーカーが4ストロークマシンの開発に取り組み、2ストロークと4ストロークが混走する過渡期のシーズンを経て、現在はすべての参加車両が4ストロークエンジンを搭載しています。また、2002年のレギュレーション変更により、クラスの名称も「MotoGP」クラスに改称されました。
車両規定の変更により800cc未満のマシンを使用する2007年の「MotoGP」は、3月10日の第1戦カタールGPを皮切りに、世界15か国を転戦しながら合計18戦が開催されます。コースは一周4,000~5,000mほどの舗装されたクローズドサーキットで、ライダーは予選結果により振り分けられたスターティング・グリッドから一斉にスタートし、規定の周回数で順位を競います。また、その順位によってレースごとにチャンピオンシップ・ポイントが与えられ、年間の合計ポイントによって年度チャンピオンが決定します。決勝レースの走行距離は110~120km、時間にすると約40分、最高速度は330km/hに達します。
モータースポーツは、マルチメディア/デジタルメディア時代の重要なコンテンツとして注目を集めていますが、中でも「MotoGP」の人気は高く、シリーズ全戦合計の視聴者は世界中でのべ50億人以上(1レースあたり平均約3億人)と言われています。FIFAワールドカップ2006TMドイツ大会が全64試合で合計360億人(1試合あたり平均約5.6億人)と言いますから、それには及ばないにしても、いかに世界中で高い関心をもたれているか実感していただけることでしょう。当社が「MotoGP」を「世界の人びとと感動を共有する場」と位置づけ、企業活動の重要なファクターとして取り組む背景には、世界最高レベルの競技が持つ求心力、そしてその競技に胸を躍らせる世界中のファンの姿があるのです。



数字でみる「MotoGP」 ※2005年の実績データ
 MotoGPが中継される国(地域)の数 207カ国 
 MotoGPを中継するチャンネルの数 3,790チャンネル 
 MotoGPをテレビ観戦した人の数 延べ5,290,000,000人/年 
 MotoGPをサーキットで観戦した人の数/年 2,030,545人 
 イタリアにおける2006年最終戦の視聴率 48.25% 
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