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企画概要

2003年 企画展 Vol. 3

2003 企画展 Vol.3
WGP500最高峰への挑戦
WGP500 最高峰への挑戦  YZR500 30年の進化

企画概要

モーターサイクルレースの最高峰・ロードレース世界選手権(WGP)は、2002年、半世紀をこえる歴史の中で最大の変革を遂げています。1949年の発足以来トップカテゴリーとして世界中のワークスの目標であった500ccクラスが、4ストローク990ccマシンによるMOTO-GPクラスとして新たな時代を迎えたのです。

ヤマハは、ロードレース世界選手権にチャレンジを開始した1961年以来、所期の目的を遂げワークスとして一時撤退をした1968年までの8年間に5回のメーカー選手権を獲得しています。そして市販ロードレーサーの提供によって世界のプライベートライダーをバックアップした5年間を経て1973年に再びチャレンジを開始しました。この時新たな目標としたのがトップカテゴリー・500ccクラスへの挑戦、それもMVアグスタをはじめ当時全盛を誇っていた4ストロークマシンに対する2ストロークマシンによる挑戦でした。

以来30年、ヤマハワークスマシン『YZR500』は、今日のモーターサイクルのスタンダード技術ともなっている多くの新技術の研究開発をつづけながら、ジャコモ・アゴスチーニ、ケニー・ロバーツ、エディー・ローソン、ウェイン・レーニーをはじめとする多くの名ライダーによって優勝回数115回、優勝経験ライダー20名、ライダーチャンピオン10回、メーカーチャンピオン9回という記録を残してきました。

第4回を迎えた『チャレンジ展』は、今日のヤマハ発動機の企業精神であるチャレンジスピリットの醸成過程できわめて大きな役割を果たしてきたレース活動の中より、1960年代から一貫して継続しているロードレース世界選手権への挑戦を取り上げ、中でもトップカテゴリーにおいて2ストロークマシンの可能性を追いつづけたファクトリーマシン『YZR500』の30年をまとめました。
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