「ピアソンマリン 全日本470級ヨット選手権大会 2023」磯崎/関が世界チャンピオンに肉薄するも準優勝
2023年9月6日から10日にかけて、閖上ヨットハーバー(宮城県名取市)で「ピアソンマリン 全日本470級ヨット選手権大会 2023」が開催されました。
9月6日から10日にかけて、閖上ヨットハーバー(宮城県名取市)で開催された「ピアソンマリン 全日本470級ヨット選手権大会 2023」。世界選手権で銅メダルを獲得した磯崎哲也/関友里恵のペアが準優勝という成績を残しました。
大会期間中は、ほぼ軽風域のコンディションでレースが行われました。また、期間中に台風が通過し、大きなうねりのある中でのレースもあり、選手たちは困難なコンディションの中でのレースを強いられる場面もありました。
世界選手権で銅メダルを獲得したヤマハセーリングチームの磯崎/関のペアは、同選手権で優勝した岡田奎樹選手/吉岡美帆選手にどこまで迫ることができるかが注目された大会でしたが、決勝5レース中2レースでトップを取るなど肉薄するものの、最終日は「磯崎艇を意識して走った」と語る岡田/吉岡選手に抑えられ、今回も後塵を拝する結果で大会を終えました。
磯崎と関は、「まだまだ他のチームとの差は歴然としているので、これから選考までの半年間、課題をこなし、その差を詰めていきたいです」と、抱負を語っています。
また、髙山大智/盛田冬華は総合5位という成績。持ち前のボートスピードは健在ですが、軽風でのレース・タクティクスには今回も課題を残す形となりました。
パリ大会の代表選考は来年2月に行われる世界選手権大会(スペイン/パルマ)、そして4月に行われるラストチャンスレガッタ(フランス/イエール)の2大会。ヤマハセーリングチームが、最強の現・世界チャンピオンにどこまで迫ることができるか、注目されます。