2010年

ロレンソが初タイトル獲得

マレーシアGPでタイトルを決めゴールするJ・ロレンソ

全18戦で開催され、フィアットヤマハチームからV・ロッシとJ。ロレンソ、モンスターヤマハテック3チームからC・エドワーズ、B・スピースの布陣でヤマハは臨み、MotoGP史上初となる3年連続での三冠（ライダー、チーム、コンストラクター）を獲得した。

ロレンソは開幕戦カタールGPで2位表彰台を獲得、第2戦スペインGPでシーズン初優勝を飾ると、前半の天王山、3週連続開催となる第5～7戦のイギリス、オランダ、カタルニアで3連勝し弾みをつけた。しかも開幕から第12戦まで、優勝7回を含め連続表彰台にあがる活躍で安定感を示し、10月の第15戦マレーシアGPで3位表彰台を獲得し、シリーズ3戦を残しライダータイトルを決定。続く第16戦オーストラリアGPでは、ロレンソ、ロッシが2位・3位となりフィアットヤマハチームのチームタイトルが決定しまた。さらに第17戦ポルトガルGPではロレンソが8勝目を飾り、コンストラクタータイトルもヤマハに決定。最終戦ではロレンソが9勝目を飾って獲得ポイントを383とし、1シーズンでのライダーポイント獲得数の新記録を樹立。

コンストラクターポイントは、ロレンソ、ロッシ、“MotoGPルーキー・オブ・ザ・イヤー”を獲得したスピースの得点により404となった。ロッシは、怪我のため前半の4戦を欠場したが、ランキング3位でシーズンを終えた。