原田哲也

'80年代に日本で沸き起こった“バイクブーム”のさなか、10歳でポケバイレースにデビュー。ミニバイクレースを経て、元ヤマハモトクロスライダー鈴木忠男のチームに所属し、'87年筑波選手権ノービス125ccチャンピオン、'88年全日本ジュニア125ccチャンピオンを獲得。翌年、国際A級昇格と同時にヤマハファクトリーチームへステップアップして“ネスカフェ”のスポンサーを受け、全日本250ccランキング4位となる。そして'92年、岡田忠之（ホンダ）とのフルシーズンにわたる大接戦のすえチャンピオンを獲得。さらに世界GP250への切符も手にし、'93年、23歳の若さで頂点を極めた。クレバーで冷静な走りから「クールデビル」と呼ばれ、ヨーロッパでも高い人気を獲得。'95年にランキング2位となり、'97年アプリリアへ移籍。GP500、GP250とクラスを移しながら参戦を続けたが、'02年、現役生活にピリオドを打った。