阿部典史

'94年のイギリスGPからYZR500を駆る。'95年からGP500にフル参戦。GP優勝は'96年日本GP、'99年リオGP、'00年日本GPの3回。'05年からWSB、'07年から日本のレースに復帰したが、同年10月交通事故に遭い他界した。'93年全日本500ccでチャンピオンを獲得（ホンダ）、翌'94年の日本GPに出場すると、M・ドゥーハン（ホンダ）、K・シュワンツ（スズキ）を尻目に首位を走るもラスト3周で転倒した。この年、阿部はホンダで全日本SBを走っていたが、シーズン途中、GPで負傷したD・ビーティに替わりYZR500を駆ることになり、イギリスに飛び3レースに参加。翌年からフル参戦。

MotoGP元年の2002年は2ストローク勢最上位のランキング6位。GP出場146回中、予選の負傷で決勝をキャンセルしたのは2回だけ。YZR500での初レース（’94年イギリス）と、YZR-M1の初レース（’02年オーストラリア）。他の144レースは全て決勝を出走した。’05年からはWSBに参戦、同年ランキングは13位、翌年も13位。'07年は13年ぶりに日本のレースに復帰。鈴鹿8時間耐久にも初出場して9位となった。