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世界レベルの戦い方がある 先行車に詰め寄ると、ズバッという音が聞こえてきそうな激しさで、相手のイン側に自分のマシンをねじ込む。抜かれても食らいつき、隙があろうものならすぐさま抜き返す。自分が前に出たら厳しいブロックラインで相手を封じ込める。
阿部典史が決勝レースで見せるバトルは他のライダーと比べてもひときわシビアだ。レース中、彼が走らせるYZF-R1のまわりだけは、他とは少し違う張り詰めた空気感がある。
阿部は全日本参戦にあたり、「チャンピオン獲得」というレーシングライダーとしての本能に従った目標の他に、「全日本のレベルアップに貢献できれば」と考えている。グランプリ、そしてスーパーバイクと2つの世界選手権を戦って得た経験を積極的にフィードバックしようとしているのだ。
全日本での4戦を終え、「ふがいなかったのは第2戦の鈴鹿」と振り返る。結果は予選8位、決勝8位だった。
世界を転戦している時には、調子が悪いとモーターホームから出てこないことがあった。しかし今年は、そういう時でもあえて人前に出て行こうとしている。
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