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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。
2019年 アジアロードレース選手権 SS600 ピラポン・ブーンレット選手がシーズン7勝をあげ、自身初のチャンピオンを獲得
2019年9月23日
2019年9月21-22日、マレーシアのセパンインターナショナルサーキットで開催されたアジアロードレース選手権(ARRC)の第6戦で、Yamaha Thailand Racing TeamからYZF-R6でスーパースポーツ600(SS600)に参戦するピラポン・ブーンレット選手がレース1で3位となり今シーズン11回目(優勝7回)の表彰台に立ち、最終戦(タイ)を待たずして自身初となるチャンピオンに輝きました。
ブーンレット選手は2015年に16歳でARRCのアジアプロダクション250(AP250)にYZF-R25で参戦を開始。2016年には将来を見据え日本に拠点を移し、世界選手権参戦ライダーであった故阿部典史選手が立ち上げたTeam Norickに所属して地方選手権のST600に参戦し経験を積みました。
2017年はタイに戻りAP250に復帰すると、バレンティーノ・ロッシ選手が主宰するVR46 Riders Academyと当社が協力して開催する若手育成プログラムYAMAHA VR46 Master Campにも参加。さらに2017年と2018年の鈴鹿4時間耐久レースでは連覇を達成するなど、経験を積みながら着実に成長を遂げてきました。
2019シーズンは、AP250からSS600にステップアップし、ルーキーながら開幕戦から6レース連続で優勝しランキングトップを独走。第4戦日本のレース1で3位となり連勝はストップしましたが、その後も表彰台に立ち続け、ライバルに80ポイント差をつけ第6戦を迎えました。
マレーシアでは21日のレース1で、一時はトップを走行するなど地元のライバルたちと優勝争いを展開して3位となりましたが、この時点でランキング2位とは逆転不可能なポイント差となりチャンピオンに輝きました。またYamaha Thailand Racing Teamにとっては、2018年のラタポン・ウィライロー選手に続き2年連続でのチャンピオン獲得となります。
ピラポン・ブーンレット選手談
「11年前に父と始めたレースですが、これが初となる国際レースでのチャンピオン獲得でとてもうれしいです。2015年にYZF-R25に乗り始めARRCのAP250に参戦しました。翌年、チームノリックに所属して日本でレースをしましたが、その後2年間は鈴鹿4耐での2度の優勝を除くと思うような成績が残せませんでした。今シーズンはARRCでSS600 にステップアップし、乗り換えたYZF-R6では最初からとてもよいフィーリングを得ることができ、開幕戦での優勝以来、勝利を重ねチャンピオンを獲得することができました。まだまだ大きく成長できたとは言えませんが、発展の途中であることは確かなので、さらに経験を積んで強いライダーを目指して頑張ります。残るレースは地元タイなので、2連勝してシーズンを締めくくりたいと思います」
プロフィール
ピラポン・ブーンレット(Peerapong Boonlert)
国籍 | タイ |
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生年月日 | 1998年10月26日 |
2019年 | アジアロードレース選手権SS600 チャンピオン |
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2018年 | アジアロードレース選手権AP250 ランキング8位 鈴鹿4時間耐久ロードレース 優勝 |
2017年 | アジアロードレース選手権AP250 ランキング9位 鈴鹿4時間耐久ロードレース 優勝 |
2016年 | SUGOロードレースシリーズST600 チャンピオン もてぎロードレース選手権 ST600 ランキング2位 |
2015年 | アジアロードレース選手権AP250 ランキング7位 |
開催日 | 大会名 | 成績 |
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3月9-10日 | 第1戦 マレーシア | 優勝/優勝 |
4月27-28日 | 第2戦 オーストラリア | 優勝/優勝 |
6月1-2日 | 第3戦 タイ | 優勝/優勝 |
6月29-30日 | 第4戦 日本 | 3位/優勝 |
8月10-11日 | 第5戦 中国 | 3位/3位 |
9月21-22日 | 第6戦 マレーシア | 3位/優勝 |