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　ヤマハ発動機株式会社は、ロードレース世界選手権Moto2クラスで活躍している22歳のスペイン人ライダー、ポル・エスパルガロ選手と2年契約を締結しました。エスパルガロ選手は2014年、「モンスター・ヤマハ・テック3」からMotoGPクラスにデビューします。

　エスパルガロ選手は、参戦3シーズン目となるMoto2クラスで、現在ランキング2位です。

　エスパルガロ選手は2006年、世界選手権GP125にデビューを果たし、この年は7レースに出場、初戦のカタルニアGPでは13位でチェッカーを受け、史上最年少でポイントを獲得しました。また同シーズンには、兄のアレックス・エスパルガロ選手に続く2番目の若さでスペイン国内選手権125ccクラスのチャンピオンにも輝いています。

　世界選手権でのフル参戦が実現したのは翌年の2007年。そのなかで表彰台を含めて多くの好成績を収め、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞。続く2008年には、さらに実力をつけて注目を集めたものの、鎖骨骨折などに苦しめられ結果につなげることができませんでした。そして2009年、インディアナポリス大会でついに初優勝、総合ランキングでも4位と大健闘を見せました。

　2010年にはM・マルケス選手、N・テロル選手とチャンピオン争いを展開。2011年からはMoto2にステップアップし、表彰台2回を含む成績で総合ランキング13位を獲得。これらの活躍が認められて2012年には「ポンス・レーシング」に加入、優勝4回、ポールポジション8回などの輝かしい成績を収め、マルケス選手に続くランキング2位に輝きました。2013年シーズンは引き続き同チームから参戦中で、シーズン前半を終えた時点で優勝3回を含め5回の表彰台に上りランキング2位。タイトル獲得が期待されています。