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　前日の雨に引き続いて、朝方から深い霧に包まれたヘレス。太陽が顔を見せ、コースがドライになるのを待って午前中のセッションが開始された。ヤマハ・ファクトリー・チームのV・ロッシとC・エドワーズはともに通常のセットアップ作業を中心に行い、昨年末に同コースで行われたテスト以降の進歩を確認した。ふたりとも終始、好調でペースも速く、ロッシはセッション終盤までトップをキープ。1分40秒408のタイムで、2005年に990ccマシンで自らが記録したラップレコードを上回り2番手。トップはM・メランドリ（ホンダ/1分40秒383）。一方のエドワーズはほとんどの時間でトップ3につけていたが、終盤になって他のライダーが予選タイヤを履いたことから順位を下げる形となった。


V・ロッシ選手談（2位／65周／1'40.408）：

　「今日は僕らにとってとても良い一日になった。そして多くの仕事が順調にできた。前回のテストの成果が確認できたので、とてもハッピーな気持ちなんだ。前回と同じセッティングで走り始めて、すぐにペースが上がった。そのあと1月、2月に試したサスペンションなどの新しいセッティングに変えてみると、さらに良くなったんだ。フロントもリアもフィーリングがとても良く、信頼できる。また加速でのバランスも良いので、速く走れるしリズムもつかめている。明日はまたいくつかトライする予定で、タイヤもいくつか用意されているので、さらに前進できると期待している。予選タイヤを履くチャンスもあると思うのでライバルたちとの比較が楽しみだ。あと1日残っているが、今日までのところですでに準備が整ったと感じている」

C・エドワーズ選手談（9位／69周／1'41.204）：

　「昨日の最後のセッティングで今日のセッションを開始。カタールで使用したセッティングが良かったので、これをどうやってこのコースに生かしていくかとういことが課題だった。午前中のセッションである程度の答えが出て、わかったことは、カタールのセッティングとも前回のここでのセッティングともかなり違っているということ。それでもとても良く機能してくれているんだ！総合してみれば今日は終始好調でタイムもとても安定していた。そして終盤になって、カタールで選んでいた一番のタイヤを履くととってもすばらしかったんだ。このタイヤは本当にすばらしいので、これをたくさん持ってきてくれると嬉しいんだけれど！終盤は他のライダーが予選タイヤを履いてタイムを上げたが、僕らの今日の計画にそれはなかった。明日は予選タイヤを履く予定なので楽しみにしている。明日は競争になるだろうね」

D・ブリビオ、チーム監督談：
　「今日のバレンティーノはすばらしかった。良いバランス、良いセッティングが見つかり、1周目からとても速くて終始トップをキープできた。もちろんコーリンも十分に速かった。明日は開幕前の最後のテスト日となるので非常に重要な１日になることは言うまでもない。午後のセッションはタイム争いにもなるだろう。ふたりとも絶好調なので楽しみだ」

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